日仏国交160年記念!
ゲンズブール生誕90年!
『スローガン』制作50年!
記念すべきリバイバル公開決定!!
セルジュ・ゲンズブールとジェーン・バーキンのロマンスは、時を超えた 20 世紀の伝説となりました。 その伝説の始まりを集約した 1969 年公開の大ヒット映画が本作です。
物語の舞台は 1960 年代のフランスの広告世界。そこでは、賞を獲得した CM ディレクターのゲンズブールが妊娠中の妻を置いて、バーキンとの突拍子もない恋に走るというもの。
映画のスタイルは、リチャード・レスターが監督したビートルズ映画『ビートルズがやってくる ヤァ!ヤァ!ヤァ!』『ヘルプ!4 人はアイドル』、60 年代に日本でも人気を博したメル・ブルックス原案のテレビドラマ『それ行けスマート』、あるいは『オースティン・パ ワーズ』などを想起させるかもしれません。
しかし、2 人がこの映画でほんとうに恋に落ちたという事実は、それらの作品と違うとてつもない現実感があります。
ゲンズブールの音楽が映画全編を彩り、パリ、ヴェネツィア、その他のエキゾチックなロケ地の色彩は鮮やかで強烈、バーキンのファッションもまさに「68 年風」です。
監督ピエール・グランブラは、ヌーヴェル・ヴァーグの交友の中で映画を撮り始め、その後広告・TV の世界で大立者となりまし た。そんなこともあって広告業界を温かくユーモアたっぷりで描いています。
日本での初公開は製作から 27 年目の 1995 年。
そして 23 年を経た 2018 年、現在の文化、風俗の大きな指標となる 1968-69 年という特別な時代のアイコンとなるカップルが生まれた本作を再公開します。
2018 年は、映画製作からちょうど半世紀、ゲンズブール生誕 90 年という節目の年でもあります。
【STORY】
40 歳の鬼才 CM 監督セルジュ(ゲンズブール)は、ヴェネチアの CM 映画祭で最高賞を獲得。ホテルのエレベータで 23 歳の英国美女エヴリン(バーキン)に出会う。彼は激しく一目惚れしてしまい、妊娠中の魅力的な妻フランソワと離婚しようと する。しかし、飽くことなき燃えるような情熱をもつ若い女性を恋人にするとそれはそれでいろいろな問題が沸き起こる...
【キャスト】
セルジュ・ファベルジェ:セルジュ・ゲンズブール/エヴリン・ニコルソン:ジェーン・バーキン/ フランソワーズ:アンドレア・パリシィ/セルジュのアシスタント:ジュリエット・ベルト/M・ジョリィ:アンリ=ジャック・ウエ/ ダド:ジル・ミリネール/ヒュー:ジェームズ・ミッチェル/エヴリンの父親:ダニエル・ゲラン
【スタッフ】
監督:ピエール・グランブラ
脚本:ピエール・グランブラ、メルヴィン・ヴァン・ピープルズ
脚色:ピエール・グランブラ、フランシス・ジロー
撮影:クロード・ボーソレイユ/編集:F.ガルノー、 J.ヴィータ/ 編曲:ジャン=クロード・ヴァニエ
音楽:セルジュ・ゲンズブール
製作:オルフェ・プロダクションズ、ハムスター・フィルムズ
製作年:1968 年/公開年:1969 年/製作国:フランス/言語:フランス語/画面比率:1.33:1/時間:93 分/DCP
© 1969 HAMSTER FILMS – ORPHEE PRODUCTIONS