2017年第70回カンヌ国際映画祭ミッドナイト・スクリーニング部門で上映され話題沸騰となった、最先端スタイリッシュ・ヒロインアクション映画『悪女/AKUJO』が、2月10日(土)より角川シネマ新宿ほかにてロードショーとなります。
本作は昨年の第70回カンヌ国際映画祭公式招待作品として、これまで『グエムル ‐漢江の怪物‐』(2006)、『チェイサー』(2008)、『新感染 ファイナル・エクスプレス』(2016)など、エッジのきいた良質なアクション&ホラーが選定され熱い映画ファンの注目を集める、ミッドナイト・スクリーニング部門にて上映され話題沸騰に。その後、世界144ヶ国に配給・販売(2018年1月19日時点)された、今冬必見の注目作となっています。
海外でも「脳裏に焼き付く冒頭7分のノンストップアクション」―VARIETY と絶賛されている中の、映画のオープニングにして大きな見せ場でもある本編冒頭5分アクションシーンを大解禁!
薄暗い廊下で近付いてくる男を拳銃一撃で倒し、男達が次々と飛び出してくるのを拳銃や手斧、ナイフ、短刀の二刀流など様々な武器を駆使しながら倒して進んでいくひとりの女。その姿をFPS(主観映像撮影)ゲームを思わせる一人称視点で捉え続け、膝蹴り、激しい息遣い、弾倉を素早く交換する様子など、疑似ワンシーン・ワンカット技法を駆使しながら、異様な臨場感と迫力に満ちた驚愕の殴り込みシーンが続いていく。
ついに敵のアジトにたどり着き、大勢を相手にしたさらに激しい立ち回りが捉えられていくが、見るからに屈強なボスに頭を掴まれ、鏡に頭を叩きつけられるスクヒ(キム・オクビン)の顔がついに映し出される。力では及ばないこのボスを相手にスクヒはどう立ち向かうのか――
チョン・ビョンギル監督によると、この一人称シーンではスクヒの戦いをブレなくかつスタイリッシュに見せるため、試行錯誤のすえ顎のあたりに特殊カメラを装着。
FPSを全面採用した映画といえば『ハードコア』があるが、監督は本作のアクションの見せ方について試行錯誤していた時期にまさに『ハードコア』を観たといい、その上で検討していた方向性を見直したり、一人称から三人称視点の切り替え方について考えたりと作品をブラッシュアップさせるきっかけになったそうだ。
この映像で捉えられる、カメラの視点が一人称から切り替わり、鏡によってスクヒの顔が初めて映し出される場面の演出は監督のこだわりのシーンだという。
『悪女/AKUJO』 FPSを駆使-本編冒頭5分映像
<STORY>
史上最強の女殺し屋。最後の暗殺ターゲットは、最愛だった人―。
犯罪組織の殺し屋として育てられたスクヒ(キム・オクビン)は、育ての親ジュンサン(シン・ハギュン)にいつしか恋心を抱き、結婚する。甘い新婚生活に胸躍らせていた矢先、ジュンサンは敵対組織に無残に殺害されてしまい、逆上したスクヒは復讐を実行。しかしその後、国家組織に拘束されてしまい、政府直属の暗殺者として第2の人生を歩み始める。やがて新たに運命の男性に出会い幸せを誓うが、結婚式の日に新たなミッションが降りかかり――
監督:チョン・ビョンギル『殺人の告白』
出演:キム・オクビン、シン・ハギュン、ソンジュン、キム・ソヒョン
原題:THE VILLAINESS/悪女
2017/韓国/カラー/R15+
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提供:カルチュア・パブリッシャーズ
配給:KADOKAWA