1989年、初めての長編映画『セックスと嘘とビデオテープ』でサンダンス映画祭観客賞とカンヌ国際映画祭パルム・ドールを史上最年少(26歳)で受賞し、2000年『トラフィック』でアカデミー監督賞受賞。翌年発表された『オーシャンズ11』は全世界で大ヒット。
シリーズとしてヒットメーカーともなる。
アート系、エンターテインメント系をいったりきたりして、どちらの分野でも最高峰を極めた極めて稀な監督スティーブン・ソダーバーグ。

そして、彼は2012年に突如として監督として引退宣言。

2017年突然、映画『ローガン・ラッキー』でカムバックを果たし、すぐさまインタラクティヴに物語を楽しめるアプリ『モザイク』を発表しそれに関連して、ミニシリーズをHBOでスタート。・

そんな、ソダーバーグ監督が秘密裏に企画を進めていたのが、このインディペンデントのサイコスリラー『UNSANE』。
ベルリン国際映画祭でのプレミア上映でお披露目されることは発表されていた中で、1月29日に初の海外予告が公開された。

同時に、今作はiPhone(iPhone7とか)により全編撮影されたということが明らかにされた。
もちろん『タンジェリン』シェーン・ベイカー監督の前例はあるものの、それは低予算で撮るという中での試みであったのに対し、今回のソダーバーグ監督はすでにこの作品を発表するにあたってサンダンス映画祭で「これは未来だ」とも発言しているという。

実際、『トラフィック』や『オーシャンズ11』といった作品では監督と撮影を兼任したというだけに、(ハリウッドのシステムで撮影クレジットはされていない)今回の試みは監督の今まで培った”技”を披露しているということだろうか--

主演はクレア・フォイ、共演にジョシュア・レナード、ジュノー・テンプル、エイミー・アーヴィングなど。

画像: UNSANE | Official Trailer | In theaters March 23 youtu.be

UNSANE | Official Trailer | In theaters March 23

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