「映画芸術」の「2017年日本映画ベストテン&ワーストテン」が発表されました。
今年は、「アニメ作品は対象外」「選者はベストとワースト作品を必ず5本選出」などのいくつかのルールの改定が行われたため、選者の中からは辞退する人なども出て波紋を投げかけていましたが、無事に発表されました。
今年は、ベストテンとワーストテン両方にランクインされたのが『あゝ、荒野』『彼女の人生は間違いじゃない』『エルネスト』の3作品。
また、日本アカデミー賞ノミネート最多10部門で獲得している『三度目の殺人』や『関ヶ原』がワーストテンの1位、2位。こんなところは”映画芸術”らしいランキングとなっています。
以下
ベストテン&ワーストテン
ベストテン
1.「映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ」(監督:石井裕也)
2.「幼な子われらに生まれ」(監督:三島有紀子)
3.「バンコクナイツ」(監督:富田克也)
4.「彼女の人生は間違いじゃない」(監督:廣木隆一)
4.「あゝ、荒野」(監督:岸善幸)
以下、6位より
6.「禅と骨」(監督:中村高寛)
7.「奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール」(監督:大根仁)
7.「予兆 散歩する侵略者 劇場版」(監督:黒沢清)
7.「エルネスト」(監督:阪本順治)
10.「月と雷」(監督:安藤尋)
ワーストテン
1.「三度目の殺人」(監督:是枝裕和)
2.「関ヶ原」(監督:原田眞人)
2.「あゝ、荒野」(監督:岸善幸)
4.「彼女の人生は間違いじゃない」(監督:廣木隆一)
5.「鋼の錬金術師」(監督:曽利文彦)
6.「エルネスト」(監督:阪本順治)
6.「美しい星」(監督:吉田大八)
8.「ポンチョに夜明けの風はらませて」(監督:廣原暁)
8.「追憶」(監督:降旗康男)
10.「ビジランテ」(監督:入江悠)
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