『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』の脚本
リズ・ハンナとジョシュ・シンガー
<西部米脚本家組合賞>ポール・セルヴィン賞を受賞! 喜びのコメントが到着!
2 大オスカー俳優メリル・ストリープ✕トム・ハンクスがスティーヴン・スピルバーグ作品でついに初競演を果たすとして大きな話題となっております、本年度アカデミー賞最有力作『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』が 3 月 30 日(金)より公開いたします。
この度、本作の脚本を手掛けたリズ・ハンナ、ジョシュ・シンガーが 西部米脚本家組合賞(WGAW)においてポール・セルヴィン賞を授与される事が明らかになりました!
1971 年、ベトナム戦争が泥沼化し、アメリカ国内には反戦の気運が高まっていた。国防総省はベトナム戦争について客観的に調査・分析する文書を作成していたが、戦争の長期化により、それは 7000 枚に及ぶ膨大な量に膨れあがっていた。
ある日、その文書が流出し、ニューヨーク・タイムズが内容の一部をスクープした。ライバル紙のニューヨーク・タイムズに先を越され、ワシントン・ポストのトップでアメリカ主要新聞社史上初の女性発行人キャサリン・グラハムと編集主幹ベン・ブラッドリーは、 残りの文書を独自に入手し、全貌を公表しようと奔走する。真実を伝えたいという気持ちが彼らを駆り立てていた。
しかし、ニ クソン大統領があらゆる手段で記事を差し止めようとするのは明らかだった。
政府を敵に回してまで、本当に記事にするのか... 報道の自由、信念を懸けた“決断”の時は近づいていた-。
スピルバーグは「今、撮るべき作品」として、トランプ大統領就任 45 日後に本作の製作を発表し、予定していた作品よりも先に撮影を敢行。
政府によってジャーナリズムに規制がかけられ、何が真実で、何が正しいのかがわからなくなってきている現代。「今」だからこそ伝えるべき作品と強烈なメッセージを込め、この危機的状況に警鐘を鳴らす作品に仕上げています。
ポール・セルヴィン賞は、憲法上の権利と市民としての自由の精神を描く作品に与えられるもの。
この発表を受け、ハンナは
「今作の脚本を執筆し、このような賞をいただくことが出来て大変光栄です。政府から圧力をかけ られるなか国民に真実を伝えようと戦うワシントン・ポストと NY タイムズの姿を描くことはもちろんですが、数々の重圧に耐えながら、一人の女性として、そしてワシントン・ポストの発行人として、重要な決断を下すキャサリン・グラハムの姿にスポ ットを当てることも意識していました。この脚本を執筆した私とジョシュだけでなく、自由のために立ち上がった彼女たちの物語を評価してくださった WGAW に心より感謝します。」と喜びをあらわに。
そしてシンガーも
「素晴らしい脚本家であるリズとともに執筆した脚本でこのような賞をいただき感謝の気持ちでいっぱいで す。ピカソの言葉で"絵はアパートに飾るために描かれるのではない。絵は戦争の道具なのだ"という言葉があります。私は、私たちが執筆したこの物語が、自由を訴える人々の声を抑制しようとする全ての人々に対しての戦いの道具として役立つことを祈っています。そして、わたしは勇敢な決断を下したキャサリン・グラハムの"自由で制限のない報道という存在だけが、唯一、政府がついた嘘や欺瞞を効果的に暴くことが出来る"という考えをこれからも繰り返し伝えていきたいと思います。」
と喜びのコメントを寄せています。
授賞式は現地時間 2 月 11 日(日)に開催予定です。
『ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書』予告
すでに、ナショナル・ボード・オブ・レビューでは最優秀作品賞、最優秀主演男優賞、最優秀主演女優賞を見事獲得し、第 75 回ゴールデン・グローブ賞では、作品賞、監督賞、主演女優賞、主演男優賞含む 6 部門にノミネート、さらに全米製作者組合賞 では候補作の TOP10 に選出されるなど、まもなくノミネーションが発表されるアカデミー賞の最有力候補として大きな期待がか けられている本作。主要部門はもちろんのこと、大絶賛を浴びている脚本部門のノミネートも有望となる本作の動向に注目が集まります!
■監督:スティーヴン・スピルバーグ
■製作:エイミー・パスカル、スティーヴン・スピルバーグ、クリスティ・マコスコ・クリーガー
■脚本:リズ・ハンナ、ジョシュ・シンガー
■音楽:ジョン・ウィリアムズ
■キャスト:メリル・ストリープ、トム・ハンクス他
■全米公開:2017 年 12 月 22 日 (限定公開)2018 年 1 月 12 日(拡大公開)
■日本公開日:2018 年 3 月 30 日(金)
■原題:The Post
■配給:東宝東和
■©Twentieth Century Fox Film Corporation and Storyteller Distribution Co., LLC.