フィギュアスケート史上最大のスキャンダル<ナンシー・ケリガン襲撃事件>―。
この事件と渦中のフギュアスケーター、トーニャ・ハーディングの波瀾万丈な半生を描いた話題作『アイ、トーニャ(原題)』(2018年初夏公開)が現地時間1月7日(日)に発表された第75回ゴールデングローブ賞にてミュージカル・コメディ部門作品賞/ミュージカル・コメディ部門主演女優賞(マーゴット・ロビー)/助演女優賞(アリソン・ジャネイ)の3部門にノミネートされ、助演女優賞において、トーニャの厳しい母親ラヴォナ・ハーディング役を演じたアリソン・ジャネイが受賞しました!
本作は、トーニャ・ハーディングのスケートシーンのみならずその話し方や立ち振る舞いまで完全にコピーした主演のマーゴット・ロビーの熱演、強烈な個性を持つトーニャの毒母ラヴォナを演じたアリソン・ジャネイをはじめとする役者たちの力強い演技、そしてトーニャの激しく波乱に満ちた生き様がブラックユーモアを交えながら描かれていることが話題となり賞レースを席巻、多数のノミネート、受賞を獲得してきました。
アリソン・ジェネイはドラマ部門で5度ノミネートされていますが映画部門では初ノミネート初受賞となります。
授賞式へは、アリソンも一連のセクシャルハラスメントへのプロテストとして黒を基調としたドレスで登場。
コメディ・ミージカル部門のノミネート作品紹介では映画本編での彼女と同様にインコの人形を肩に乗せるというユーモアを見せてくれました。
受賞スピーチでは「素晴らしい脚本家スティーブン・ロジャースのおかげでここに立っています。とてもユニークな母親のキャラクターを演じることができました。信じられないほどの勇気と怖いものなしの精神でこの作品に臨んだマーゴット、40日間でこの作品を撮った天才的で、ユーモアのセンスが素晴らしい監督、関わったすべてのみんな、ありがとう、みんなを愛しています。そしてトーニャ・ハーディング本人も今夜ここに来ています。彼女がこの物語を我々にシェアしてくれたことに感謝しています。」と初受賞の喜びを語り、このスピーチを聞いていたトーニャが涙ぐむ姿も見られました。
前哨戦の中でも最も注目度の高いゴールデングローブ賞の助演女優賞を制したことで第90回アカデミー賞でのノミネートにも大きな期待がかかります。ぜひとも本作にご注目ください。
受賞者Profile
アリソン・ジャネイ
1959年11月19日オハイオ州デイトン生まれ。58歳。大学卒業後にニューヨークやロンドンで演技を学び、1989年ドラマデビュー。テレビシリーズ『ザ・ホワイトハウス』CJ・クレッグ報道官役で4度のエミー賞を受賞。通算で7度のエミー賞を受賞している。ゴールデングローブ賞テレビドラマ部門で過去5度ノミネート。映画部門でのノミネートは今回が初めて。
代表作は『アメリカン・ビューティー』(99)『めぐりあう時間たち』(02)『ヘアスプレー』(07)『ヘルプ ~心がつなぐストーリー~』(11)、声の出演に『ファインディング・ニモ』(03)『ミニオンズ』(15)など。
★『アイ・トーニャ(原題)』
GG賞以外の主なノミネート、受賞結果一覧
※1月4日(日本時間)時点
●主演女優賞(マーゴット・ロビー)●
<受賞>
ニューヨーク・オンライン映画批評家協会賞 主演女優賞
サンフランシスコ映画批評家協会賞:主演女優賞
フロリダ映画批評家協会賞:主演女優賞
<ノミネート>
サンディエゴ映画批評家協会賞:主演女優賞
シカゴ映画批評家協会賞:主演女優賞
ワシントンDC映画批評家協会賞:主演女優賞
シアトル映画批評家協会賞:主演女優賞
フェニックス映画批評家協会賞:主演女優賞
ダラスーフォートワース映画批評家協会賞:主演女優賞
オンライン映画批評家協会賞:主演女優賞
フェニックス・オンライン映画批評家協会賞:コメディ映画賞
ゴッサム賞:主演女優賞
デトロイト映画批評家協会賞:主演女優賞
ノーステキサス映画批評家協会賞:主演女優賞
オンライン映画批評家協会賞:主演女優賞
ロサンゼルス・オンライン映画批評家協会賞:主演女優賞
女性映画批評家協会賞:コメディ女優賞
●作品賞他●
<受賞>
ハリウッド映画賞:アンサンブル賞受賞
トロント国際映画祭:観客賞次点
ロサンゼルス映画批評家協会賞:編集賞次点
ニューヨーク・オンライン映画批評家協会賞:作品トップ10入賞
ダラスーフォートワース映画批評家協会賞:作品トップ10・8位
ブラック映画批評家協会賞:作品トップ10・9位
<ノミネート>
ゴッサム賞:作品賞
フェニックス映画批評家協会賞:作品賞
フェニックス・オンライン映画批評家協会賞:コメディ映画賞
フロリダ映画批評家協会賞:アンサンブル演技賞
オンライン映画批評家協会賞:編集賞
ロサンゼルス・オンライン映画批評家協会賞:
作品賞、編集賞、コメディ/ミュージカル映画賞、インディペンデント映画賞
●助演女優賞(アリソン・ジャネイ)●
<受賞>
ハリウッド映画賞:助演女優賞
パームスプリングス国際映画祭:スポットライト女優賞
フィラデルフィア映画批評家協会賞:助演女優賞
ニューヨーク・オンライン映画批評家協会賞 助演女優賞
サンディエゴ映画批評家協会賞:助演女優賞受賞
フェニックス映画批評家協会賞:助演女優賞受賞
ダラスーフォートワース映画批評家協会賞:助演女優賞受賞
デトロイト映画批評家協会賞:助演女優賞
ノーステキサス映画批評家協会賞:助演女優賞
ネヴァダ映画批評家協会賞:助演女優賞
フロリダ映画批評家協会賞:助演女優賞
ロサンゼルス・オンライン映画批評家協会賞
女性映画批評家協会賞:コメディ女優賞
女性映画批評家協会賞:ワーストスクリーンママ賞
<ノミネート>
シカゴ映画批評家協会賞:助演女優賞
ワシントンDC映画批評家協会賞:助演女優賞
サンフランシスコ映画批評家協会:助演女優賞
シアトル映画批評家協会賞:助演女優賞
バンクーバー映画批評家協会賞:助演女優賞
オンライン映画批評家協会賞:助演女優賞
フェニックス・オンライン映画批評家協会賞:助演女優賞
ユタ映画批評家協会賞:助演女優賞次点
サウスイースタン映画批評家協会賞:助演女優賞次点
インディアナ映画批評家協会賞:助演女優賞次点
ボストン映画批評家協会賞:助演女優賞次点
ユタ映画批評家協会賞:助演女優賞次点
ノースカロライナ映画批評家協会賞:助演女優賞次点
オクラホマ映画批評家協会賞:助演女優賞次点
<結果待ち>
インディペンデント・スピリットアワード:主演女優賞・助演女優賞・編集賞 ノミネート中
サテライト賞:作品賞・主演女優賞・助演女優賞 ノミネート中
アメリカ映画俳優組合賞:主演女優賞、助演女優賞ノミネート中
ブロードキャスト映画批評家協会賞 主演女優賞、コメディ映画女優賞、助演女優賞、最優秀コメディ賞、ヘア&メイキャップ賞 ノミネート中
コロンバス映画批評家協会賞 主演女優賞、助演女優賞 ノミネート中
ヒューストン映画批評家協会賞:主演女優賞、助演女優賞 ノミネート中
オースティン映画批評家協会賞:主演女優賞、助演女優賞 ノミネート中
ロンドン映画批評家協会賞:助演女優賞 ノミネート中
アメリカ編集監督組合賞:編集賞(コメディ) ノミネート中
映画『アイ、トーニャ』(原題)
アメリカ人初のトリプルアクセル、オリンピック代表、
そして、ライバル襲撃事件からの転落―。
フィギュアスケート史上、最もスキャンダラスな人物 トーニャ・ハーディング
その栄光と影と真実?を描いた異色作!
貧しい家庭にて、幼いころから厳しく育てられたトーニャ・ハーディング(マーゴット・ロビー)。その才能と努力でアメリカ人初のトリプルアクセルを成功させ、92年アルベールビル、94年リレハンメルと二度のオリンピック代表選手となった。しかし、彼女の夫であったジェフ・ギルーリー(セバスチャン・スタン)の友人がトーニャのライバルであるナンシー・ケリガンを襲撃したことで、彼女のスケート人生の転落が始まる。一度は栄光を掴みアメリカ中から愛され、そしてフィギュア界から追放され、プロボクサーへ転身したトーニャの波乱万丈な半生を描いた物語。
出演:マーゴット・ロビー、セバスチャン・スタン、アリソン・ジャネイ、マッケナ・グレイス 他
監督:クレイグ・ギレスビー
脚本:スティーブン・ロジャース クレイグ・ギレスビー
編集:タチアナ・S・リーゲル
配給:ショウゲート
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