2018年のサンダンス映画祭のラインアップが決定しました。
その中で、世界的に著名なアーティスト草間彌生の過去から現在を追ったドキュメンタリー作品『Kusama – Infinity』がUS ドキュメンタリー・コンペティション部門でノミネートされたことがわかりました。
アメリカ人監督のHeather Lenz監督の初となる長編作品で、厳格な家庭に生まれた過去から1960年代のニューヨークでの性差別、人種差別に対しておこなったパフォーマンスなどにもフォーカスしているみたいで、88歳を迎える現在の活動までを追いかけています。
公式ページに記載された監督の映画への解説によると「ニューヨークについた最初の日に、草間はエンパイアステートビルの頂上に登ったと述べている、その都市を見下ろして彼女は誰よりも目立つし、スターになることを決心しました。」と書いてあります。
いわゆる、成功したアーティストとしての草間彌生だけではなく、より彼女自身の人生を深く掘り下げ時代や社会への闘争の歴史をも織り込んだ作品になっていそうで、お披露目が楽しみな作品です。
すでに公式サイトはオープンしており、サンダンス映画祭で2018年1月21日にワールドプレミア上映されることになります。
下記の動画は2008年にYouTubeに公開されたものですが、ニューヨークタイムズの動画サイトなどでも紹介され、タイトルは「Princess of Polka Dots」。
今回の映画同様に、Heather Lenz監督が撮った作品ですが、ここからの本格的な長編映画とのことからも長い時間をかけて情熱を持ち追いかけてきたことが計り知れます。
以下、公式ページです。