なら国際映画祭の映画制作プロジェクト NARAtive(ナラティブ)として誕生した『東の狼』が 2018 年 2 月 3 日(土)より新宿ピカデリー他にて全国順次公開致します。
100 年以上前にニホンオオカミが絶滅した東吉野の村を舞台に、幻のオオカミを追い続ける孤高の老ハンターの執念とも言える生き様を描いた本作。
幻のオオカミを追い続ける主人公アキラを演じるのは、『村の写真集』(05)で上海国際映画祭最優秀主演男優賞を受賞するなど国内外問わず活躍する日本映画界を代表する名優・藤竜也。
監督は、世界が注目するキューバ出身の新鋭カルロス・M・キンテラ。
卒業制作の短編がカンヌ国際映画祭などで注目を浴び、その後の初長編作品『The Swimming Pool』が様々な国際映画祭で受賞。なら国際映画祭のインターナショナルコンペティション部門でも入賞を果たし、NARAtive の監督に抜擢された。
新たな場面写真が公開!険しいながらもどこか哀愁を感じさせる表情にも注目!
この度、新しく公開された場面写真では、孤高のハンターである主人公アキラの頑固そうだがどこか哀愁ただよう表情が伺えます。
孤高のハンターとして生きてきた主人公の表情の機微を藤が見事に体現しているのがわかる場面写真となっています。
エグゼクティブ・ プロデューサーを務めるのは、映画作家・河瀨直美。
なら国際映画祭エグゼクティブ・ディレクターであり、自身の初の劇映画デビュー作となる『萌の朱雀』(97)でカンヌ国際映画祭カメラドールを最年少で受賞して以来、同映画祭で数々の賞を受賞。2017 年には『光』がエキュメニュカル審査員賞を受賞する。世界から高い評価を集めるキャスト、スタッフが織りなす至高の人間ドラマがここに誕生した。
本作の予告映像が公開となりました!
予告の冒頭では奈良県・東吉野の雄大な自然の中に、藤竜也演じる主人公アキラの圧巻の狩猟シーンで幕を開ける。その本格的な身のこなし、緊迫した様子には見る者も思わず息をのむ。
100 年以上前に滅んだとされる狼の存在を信じるアキラは、無断で猟師会の費用に手をつけ、村長の忠告にも怒鳴りたて、弟子にさえ呆れられている。今年で俳優歴 55 年となる日本が誇る名優藤竜也の貫禄の演技がよりその執念と悲哀に深みを与えている。
幻の狼を求めて深い森へ入っていくアキラだが、予告の終盤ではついに洞窟の中で“何か”を見つける姿が映し出される。果たして彼が出会ったものとはー。
76 歳を迎えた 藤が体力、知力を注ぎ込みまさに全身全霊で挑んだ本作。
年齢や国内外を問わず、挑戦し続ける名優の生き様が刻まれた本作に期待が高まりますー。
河瀬直美プロデュース!
藤竜也が孤高の老ハンター演じる『東の狼』予告
【ストーリー】
「男一匹 、ここに生きる」
100 年以上の間、東吉野村の森では狼が目撃されていない。
それでも年老いた地元の猟師アキラは狼がいると信じている。猟師会の会長を務めるアキラは皆の反対を無視し、猟師会の予算を狼探しに費やす。
狼狩りに取り憑 かれたように深い森へと入って行く...
監督:カルロス・M・キンテラ(キューバ)
出演:藤竜也、大西信満、小堀正博ほか
エグゼクティブ・プロデューサー:河瀨直美
脚本:カルロス・M・キンテラ、ファビアン・スアレズ、アベル・アルコス
撮影:山崎裕
配給:HIGH BROW CINEMA
©Nara International Film Festival & Seven Sisters Films