フランスの映画批評誌として名高い「カイエ・デュ・シネマ」が2017年ベスト10発表しました。
英国の”Sight & Sound”と同じく、ヨーロッパでの評価なのでアメリカとは、若干公開時のタイムラグはありそうですが、以下のような結果です。
結構、驚きのあるランキングです。
注目は2位にランキングされた日本未公開のブリュノ・デュモン監督作品。そしてアジアからは唯一ホン・サンス監督作もランクイン!
1.『ツインピークス リターン』 デヴィッド・リンチ監督
言わずとしてたデヴィッド・リンチ監督の最新のテレビドラマだが、ここでは映画として評価。先日発表された英国の”Sight & Sound”でも今作を映画として評価してランキングし話題になったばかりですが、フランスでは堂々1位です。
2. 『Jeannette: The Childhood of Joan of Arc』ブリュノ・デュモン監督
ある種、奇天烈な映画との評価もあるがカイエ・デュ・シネマは大評価!
『ユマニテ』『カミーユ・クローデル ある天才彫刻家の悲劇』などのブリュノ・デュモン監督がジャンヌ・ダルクの子ども時代をミュージカルとして描いた作品。
3. 『ライフ・ゴーズ・オン 彼女たちの選択』
Certain Women (Kelly Reichardt)
トッド・へインズが製作総指揮で監督はケリー・ライヒャルト。
日本では映画公開ならずDVDスルー。
主演はクリステン・スチュワート。そのほかミシェル・ウィリアムズ、ローラ・ダーンなど
4. 『ゲット・アウト』ジョーダン・ピール監督
「カイエ・デュ・シネマ」という最も映画芸術を評価する批評誌でのこの『ゲット・アウト』の評価ランクはスゴイのでは--。
世界にいろいろな意味で旋風を巻き起こしている映画と言えます。
5. 『The Day After』ホン・サンス監督
ホン・サンス監督ここでこのランクはすごいですね〜ベルリン国際映画祭では「夜の海辺で一人」でキム・ミニを銀熊賞(主演女優賞)に導きましたが、今作も当然キム・ミニが出演しています。
6.『L'Amant D'Un Jour( Lover For a Day )』フィリップ・ガレル監督
日本未公開作です。気になりますね〜
以下ランキング。『スプリット』や『ジャッキー』などこの三作は公開日時などの関係で今年度の作品扱いになっているのかな。