英国映画協会(BFI)が発行する世界でも権威ある映画雑誌”Sight & Sound”が2017年のベストフィルム25を発表しました。
ちなみに”Sight & Sound”の2016年のベストは
1位『ありがとう、トニ・エルドマン』
2位『ムーンライト』
3位『エル』
4位『ライフ・ゴーズ・オン 彼女たちの選択』
5位『American Honey』--という結果でしたが
2016年のベスト
今年は
1位に輝いたのはゴッサム映画賞、ナショナル・ボード・オブ・レビューにて多数受賞し、立て続けにNY映画批評協会賞、LA映画批評協会賞を受賞と破竹の勢いのジョーダン・ピール監督の『ゲット・アウト』。
2位にはテレビドラマにもかかわらず多くの批評家が映画として扱ったデヴィッド・リンチ監督『ツインピークス リターン』そして3位は今、全米の賞レースでも旋風を巻き起こしている『Call Me by Your Name』などが挙げられています。
昨年は163人の世界の批評家でしたが今年度は188人に批評家も増え選出されたということです。
以下25位までの結果です。
1. 『ゲット・アウト』ジョーダン・ピール監督
2. 『ツインピークス リターン』デヴィッド・リンチ監督
3. 『Call Me by Your Name』ルカ・グァダニーノ監督
4. 『Zama』ルクレシア・マルテル監督
5. 『Western』Valeska Grisebach監督
6. 『Faces Places』アニエス・ヴァルダ&JR監督
7. 『Good Time』ジョシュア&ベニー・サフディー監督
8. 『Loveless』アンドレイ・ズビャギンツェフ監督
9. 『ダンケルク』クリストファー・ノーラン監督
9. 『The Florida Project』シェーン・ベイカー監督
以下10位以下ランキング
『ムーンライト』や『沈黙』など明らかに2016年の作品と思われるものも入っていますが、これは世界の批評家からの選考という理由とアメリカ映画の場合ヨーロッパなどでの公開のタイムラグなどもあると思われます。
11. 『A Ghost Story』デヴィッド・ロウリー監督
12. 『BPM』ロバン・カンピヨ監督
12. 『Lady Macbeth』ウィリアム・オルドロイド監督
12. 『You Were Never Really Here』リン・ラムジー監督
15. 『God’s Own Country』フランシス・リー監督
16. 『パーソナル・ショッパー』オリヴィエ・アサイヤス監督
16. 『シェイプ・オブ・ウォーター』ギレルモ・デル・トロ監督
16. 『Strong Island』, dir: Yance Ford
19.『 I Am Not Your Negro』ラウル・ペック監督
19. 『Lady Bird』グレタ・ガーウィグ監督
19. 『レット・ザ・サンシャイン・イン』クレール・ドニ監督
19. 『ムーンライト』バリー・ジェンキンス監督
19. 『mother!』ダーレン・アロノフスキー監督
19. 『マッドバウンド 哀しき友情』ディー・リース監督
25. 『希望のかなた』アキ・カウリスマキ監督
25. 『沈黙』マーティン・スコセッシ監督