この度、韓国の釜山で 12 日から開催中の、第 22 回釜山国際映画祭ワールド・シネマ部門部門に正式出品された諏訪敦彦監督『ライオンは今夜死ぬ』。
10 月 16 日(月)にアジアプレミア上映と合わせ主演のジャン=ピエ ール・レオのハンド・プリンティングが行われました。

画像: 『ライオンは今夜死ぬ』場面写真 © 2017-FILM-IN-EVOLUTION-LES PRODUCTIONS BAL THAZAR-BITTERS END

『ライオンは今夜死ぬ』場面写真
© 2017-FILM-IN-EVOLUTION-LES PRODUCTIONS BAL THAZAR-BITTERS END

映画祭には、メガホンを取った諏訪敦彦監督と主演のジャン=ピエール・レオーが参加。
12 日(木)に行われたオープニングセレモニーでは、タキシード姿に身を包んだジャン=ピエール が凛々しく登場し、世界各国のメディアと地元の観客からの声援に、笑顔で大きく手を振って応えていました。

画像1: 釜山国際映画祭”名物”ハンドプリンティング!今年は『ライオンは今夜死ぬ』主演のヌーヴェルヴァーグを代表するジャン=ピエール・レオーが--

16 日(月)19:00、映画祭のメイン会場となる映画の殿堂 釜山シネマセンターでプレミア上映が行われると、会場は超満員!
各国のマスコミをはじめ、地元の観客が大勢駆け付け上映後、熱気溢れる会場はそのままジャン=ピエールのハンド・プリンティングへ。

ステージ上で手形をとると、両手を広げて会場の観客に向けて満面の笑みをこぼし、観客に向けて「名誉ある映画祭にお招きいただき、とても光栄です。過去のヌーヴェルヴァーグ作品と共に、この新しい作品が招かれたことを心から感謝いたします」 とコメント。

釜山国際映画祭では、これまで映画界に多大な貢献をしてきた映画人が毎年数名招待して、ハンドプリンティング(手形)を行っており、釜山国際映画祭の名物的な習わしともなっています。

今までもテオ・アンゲロプロス、タヴィアーニ兄弟、ホウ・シャオシェン、エドワード・ヤン、ヴィム・ヴェンダース、チャン・イーモウ、ジョニー・トー…。
監督以外では、エンリオ・モリコーネ、アンナ・カリーナ、ジ ャンヌ・モロー、イザベル・ユペールなどが手形を残してきています。

そして、今年はジャン=ピエ ール・レオ―をはじめ、福山雅治が主演を務めるアクション超大作「追捕 MANHUNT (原題)」でメガホンを取っているジョン・ウー監督や、韓国の名優 シン・ソン・イルなどが選ばれて新たな手形が誕生しました。

画像2: 釜山国際映画祭”名物”ハンドプリンティング!今年は『ライオンは今夜死ぬ』主演のヌーヴェルヴァーグを代表するジャン=ピエール・レオーが--

最後は諏訪監督も交えてのアフタートークへとうつり、予定時間を大幅に延長して、1時間以上トークが続くという場面も。

ジャン=ピエール・レオ―は諏訪監督をとにかくベタ褒めし、「私にとって『不完全なふたり』は完璧な映画!」とこれまでの監督作品も絶賛。

監督も「以前映画祭で会ったときにジャン=ピエールの 存在に圧倒され、ぜひ彼を主演に起用したいと思った」と、主演俳優と監督が互いに共鳴し合いながら本作が出来上がったことがうかがえるトークとなりました。

画像3: 釜山国際映画祭”名物”ハンドプリンティング!今年は『ライオンは今夜死ぬ』主演のヌーヴェルヴァーグを代表するジャン=ピエール・レオーが--

国内のみにとどまらず、海外のキャスト・スタッフを起用して精力的に名作を生み出し、カンヌ国際映画祭などフランスをはじめヨーロッパで圧倒的な評価を受けている諏訪敦彦監督。

『大人は判ってくれない』で鮮烈なデビューを果たし、 フランソワ・トリュフォーをはじめ巨匠たちに愛され、「ヌーヴェルヴァーグの申し子」と呼ばれる名優ジャン=ピエールと、ワークショップを通じて選ばれた子どもたちが共演する最高のコラボレーションが本作で実現している。

釜山国際映画祭は、アジア最大級といわれる国際映画祭。
今年は世界75カ国298本の映画が上映され、うち 日本映画が過去最多の41本。
日本の著名な俳優や監督たちが続々と現地入りしていた。
本映画祭は、10 月 21 日までの期間、開催されている。

このヌーヴェルヴァーグを代表する名優ジャン=ピエール・レオーを主演に迎えて『M/OTHER』『不完全なふたり』の 諏訪敦彦監督が『ユキとニナ』から 8 年ぶりに撮り上げた、仏日合作作品『ライオンは今夜死ぬ』は、2018年 1 月 20 日(土)より、YEBISU GARDEN CINEMA ほかにて全国順次公開いたします。

主演 ジャン=ピエール・レオ―×諏訪敦彦監督『ライオンは今夜死ぬ』予告

画像: 主演 ジャン=ピエール・レオ―×諏訪敦彦監督『ライオンは今夜死ぬ』予告 youtu.be

主演 ジャン=ピエール・レオ―×諏訪敦彦監督『ライオンは今夜死ぬ』予告

youtu.be

<ストーリー>
南仏コート・ダジュール。死を演じられないと悩む、年老いた俳優ジャン。
過去に囚われ、かつて愛した女 性ジュリエットの住んでいた古い屋敷を訪ねると、美しい姿のまま、幻となってジュリエットが彼の前に現れる。
さらに、地元の子ど もたちが屋敷に忍び込んできて…
子どもたちからの誘いで突然はじまった映画撮影。
撮り進めるうちに過去の記憶と向 き合い、残された時間、ジャンの心に生きる歓びの明かりがふたたび灯されていく。

監督・脚本:諏訪敦彦
出演:ジャン=ピエール・レオー、ポーリーヌ・エチエンヌ、イザベル・ヴェンガルテン
2017 年/フランス=日本/103 分
配給:ビターズ・エンド
© 2017-FILM-IN-EVOLUTION-LES PRODUCTIONS BAL THAZAR-BITTERS END

2018年 1月20日(土)より、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国順次公開

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