沖縄の戦後史を語る上で欠かせない、瀬長亀次郎を描いたドキュメンタリー映画『米軍が最も恐れた男 その名は、カメジロー』が、8 月 12 日(土)より沖縄・桜坂劇場にて先行公開し、初回では、400 人以上の大行列が続き、定員 300 席は満員、溢れるお客様がでる程の大盛況となり、記録的大ヒットスタートいたしました。そして、8 月 26 日(土)にはユーロスペース他順次全国公開となります。
坂本龍一 による、オリジナル楽曲書き下ろし。
さらに、語りには、名バイプレイヤー、大杉漣 が参加。
本作では、作品の主旨に共感した坂本龍一による、オリジナル楽曲書き下ろし。さらに、語りには、名バイプレイ ヤー、大杉漣が参加しております。
「筑紫哲也NEWS23」でキャスターを務め、筑紫哲也氏の薫陶を受けた佐古忠彦初監督作品。
この度、8 月 25 日(金)、TBS「JNN ドキュメンタリー ザ・フォーカス」にて「おしえてよ亀次郎」スピンオフ放送が決定致しました。
アメリカの圧政にも屈さず、常に民衆の先頭に立ち続けた男”瀬長亀次郎”の家庭内での様子や、そんな亀次郎に寄り添い続けた、妻・フミとのエピソードなど、亀次郎の素顔に迫る貴重な映像が放送となります。
番組:TBS 「JNNドキュメンタリー ザ・フォーカス」
■タイトル:「おしえてよ亀次郎」
■放送日時:8 月 25 日(金)25 時 25 分~25 時 55 分(予定)
(8 月 26 日(土)午前 1 時 25 分~)
■放送内容
昨年 8 月、前進番組「報道の魂」のスペシャルとして放送した「米軍が最も恐れた男~あなたはカメジローを知っていますか」。
いまも尚、沖縄の人々が愛し、求めている人物、瀬長亀次郎。 沖縄戦後の米軍占領下で、民衆の先頭に立ち、祖国復帰へ向けて常に民衆を鼓舞し、闘い続けた。
スピンオフ放送では、劇中にも流れる、ネーネーズの楽曲、そして放送タイトルでもある、「おしえてよ亀次郎」の誕生秘話を沖縄民謡界の大御所・知名定男が明かしていく。
「不屈」といわれた亀次郎が、家庭では洗濯を金盥で毎日行う意外な一面を持ち、半世紀以上前に「女性が輝く社会」の実現を訴えていた。 また映画では語りきれなかった、亀次郎を支えた妻・フミとのエピソードから、「おしえてよ」と現代の人間が教えを乞う、不屈の男のもうひとつの顔を浮き彫りにしていく。
第二次大戦後、米軍統治下の沖縄で唯一人“弾圧”を恐れず米軍に NO と叫んだ日本人がいた。「不屈」の精神で立ち向かった 沖縄のヒーロー瀬長亀次郎。
民衆の前に立ち、演説会を開けば毎回何万人も集め、人々を熱狂させた。
彼を恐れた米軍は、様々な策略を巡らすが、民衆に支えられて那覇市長、国会議員と立場を変えながら闘い続けた政治家、亀次郎。
その知られざる実像と、 信念を貫いた抵抗の人生を、稲嶺元沖縄県知事や亀次郎の次女など関係者の証言を通して浮き彫りにしていくドキュメンタリー。
2016 年TBSテレビで放送されたドキュメンタリー番組が、第 54 回ギャラクシー賞月間賞を受賞するなど高い評価を得ており、映画化を熱望する声を受けて、追加取材、再編集を行って映画化。
沖縄戦を起点に、今につながる基地問題。27 年にわたったアメリカの軍事占領を経て、日本復帰後 45 年が経っても、なお基地が集中するなか、沖縄の人々が声を上げ続ける、その原点...。
それは、まさに戦後の沖縄で米軍支配と闘った瀬長亀次郎の生き様にあった。
JNNだからこそ保存されていた貴重な未公開映像やインタビュ ー、そしてアメリカ取材を交えて描き切る。
ストーリー
沖縄の戦後史。そこで闘った男の生き様を知れば、地続きの歴史が見えてくる。
男は、ガジュマルをこよなく愛した。「どんな嵐にも倒れない。沖縄の生き方そのもの」だと。那覇市を、かつてたった 11 ヶ月だけ率い た、その男が好んで使った言葉がある。それは「不屈」。1945 年の終戦後、沖縄で、民衆の先頭に立ち、演説会を開けば毎回何万 もの人を集めた男。その名は、瀬長亀次郎。団結して立ち向かったのは、戦後沖縄を占領したアメリカ軍の圧政。祖国復帰へ向けて 民衆をリードした、その人物は、アメリカが最も恐れた男だった━。
監督:佐古忠彦
撮影:福田安美
音声:町田英史
編集:後藤亮太
エグゼクティブプロデューサー:藤井和史
プロデューサー:大友淳、秋山浩之
語り:山根基世、大杉漣
テーマ音楽:「Sacoo」作曲・演奏 坂本龍一
音楽:坂本龍一、兼松衆、中村巴奈重、中野香梨、櫻井美希
2017 年/日本/日本語/カラー(一部モノクロ)/ビスタ/ステレオ/107 分/配給:彩プロ
©TBSテレビ 公式