ロンドンで開催される欧州エリアで開催されるインディペンデント映画祭で注目されるレインダンス映画祭。第25回となる今年の作品応募総数は、120 の国・地域から集まった 7500作品で、そのうち10作品がコンペディション作品賞部門にノミネートされ、日本からは3作品がノミネートされていることがわかりました。
最終作品で残った10作品を紹介するビジュアル
第25回レインダンス映画祭では監督賞や脚本賞にも注目!
『BEST FEATURE FILM』部門コンペティションで日本人監督3作品がノミネートされています。
熊切和嘉監督『武曲 MUKOKU』
松本 優作監督『Noise』
現代都市に潜む狂気と混乱を描く映画「Noise」。
若手監督の松本優作が、無差別殺傷事件をモチーフに、現代社会に生きる私たちが抱える孤独や闇をえぐり出す群像劇。
第41回モントリオール世界映画祭ファースト・フィルムズ・ワールドコンペティション部門にも
ノミネートが確定している。
瀬川浩志監督『たまゆらのマリ子』
ツイッターで瀬川浩志監督は「イギリスで行われる第25回レインダンス映画祭のコンペティション部門にノミネートされました。自分が映画製作を始める前から知っていた著名で歴史のある映画祭、しかもイベントの花形であるメインコンペという大舞台で上映の機会を得ることができ大変興奮しています。」とコメントしています。
また、『武曲』は熊切和善監督が監督賞に、そして『たまゆらのマリ子』では瀬川浩志監督が脚本賞にもノミネートされておりそれぞれ各賞にも受賞の期待がかかっています。
コンペティション以外でも日本人監督が大活躍!
内田英治監督『獣道』松本准平監督の『パーフェクト・レボリューション』--
そして栄誉ある映画祭のオープニングガラ上映作品は平栁敦子監督『Oh Lucy!』
つい最近日本公開され話題を集めた内田英治監督『獣道』やリリー・フランキーが難役に挑んだ松本准平監督の「パーフェクト・レボリューション」、コマ撮りアニメの堀貴秀監督『JUNK HEAD』、エンリコ・チック、西川顕、レス・デシュズオス、マイク・ロジャース共同監督による日本のロックシーンを描いた『ゴーストロード』がそれぞれ「WAY OUT EASTS」部門で上映されます。
そのほかにも、LGBT部門では、板子監督の『売買ボーイズ』。アニメーション部門では山村浩二監督『怪物学抄』が昨年の『サティの「パラード」』に続き、2年連続のノミネートとなりました。
そして栄誉ある映画祭のオープニング作品ガラ上映には、つい先ほどトロント国際映画祭の出品も発表され話題を集める平栁敦子監督『Oh Lucy!』が選ばれおり、日本勢が多くお目見えする映画祭となりそうです。