ヌーヴェルヴァーグを代表する名優ジャン=ピエール・レオを主演に迎え、『M/OTHER』『不完全なふたり』の諏訪敦彦監督が『ユキとニナ』から8年ぶりに撮り上げた、仏日合作作品『ライオンは今夜死ぬ』が、この度、第65回サン・セバスチャン国際映画祭 コンペティション部門に出品されることが決定いたしました。
サン・セバスチャン国際映画祭は、ヨーロッパにおいてカンヌ、ベルリン、ヴェネチアに次いで重要な映画祭と言われる、スペイン最大の歴史ある映画祭です。
そのメイン部門となるコンペティション部門は、近年では『マジカル・ガール』(カルロス・ベルムト監督)、『彼は秘密の女ともだち』(フランソワ・オゾン監督)、『汚れたミルク/あるセールスマンの告発』(ダニス・タノヴィッチ監督)、『スノーデン』(オリバー・ストーン監督)や、日本映画では『バケモノの子』(細田守監督)、『怒り』(李相日監督)などの作品が数多く出品されてきました。
国内のみにとどまらず、海外のキャスト・スタッフを起用して精力的に名作を生み出し、カンヌ国際映画祭などフランスをはじめヨーロッパで圧倒的な評価を受けている諏訪敦彦監督。
『大人は判ってくれない』で鮮烈なデビューを果たし、フランソワ・トリュフォーをはじめ巨匠たちに愛され、「ヌーヴェルヴァーグの申し子」と呼ばれる名優ジャン=ピエール・レオと、ワークショップを通じて選ばれた子どもたちが共演する最高のコラボレーション作品が完成しました。
サン・セバスチャン国際映画祭は、現地9月22日~9月30日の期間で開催されます。
<ストーリー>
南仏ラ・シオタ。
年老いた俳優のジャンは、昔愛した人を訪ねて古い屋敷にたどり着く。誰も住んでいない屋敷の中では、地元の子どもたちが映画撮影ごっこをしていた。子どもたちと共に映画撮影をはじめるジャン。撮影が進むにつれて、ジャンの元妻ジュリエットとの関係が次第に明らかになっていく…。
監督・脚本:諏訪敦彦
出演:ジャン=ピエール・レオ、ポーリン・エチエンヌ、イザベル・ヴェンガルテン
2017年/フランス=日本/103分
配給:ビターズ・エンド
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