NY のジャパン・ソサエティー(JS)では、2017年7月13日(木)から7月23日(日)にわたり、毎年恒例夏の映画祭、第11回『JAPAN CUTS ~ジャパン・カッツ!』を全作英語字幕つきで開催します。
ニューヨークやその近郊。また、この時期に滞在する方にはオススメの映画祭となります。
『JAPAN CUTS ~ジャパン・カッツ!』予告
今年で11回目を迎えるジャパン・カッツ!では最新長編ヒット作品から注目のインディーズ作品、ドキュメンタリー、実験映像、短編作品、そして歴代名作のリマスター版を含む、計28本の長編作品と6本の短編作品を一挙に上映!
オープニング作品は、嵐のメンバーであり俳優としても活躍する大野智主演の戦国時代を描いたアクション時代劇『忍びの国』をアメリカ初公開で上映。
2009年のジャパン・カッツ!でも上映した人気作品『フィッシュストーリー』も監督した中村義洋監督をゲストとして迎え、上映後には、オープニングパーティを開催します。
注目のハイライト作品には、国際的にも活躍しているオダギリジョー主演の『オーバー・フェンス』や本映画祭で度々紹介している園子温監督や黒沢清監督の最新作品も上映します。
ドキュメンタリー映画では、日本やアメリカにおける民族、ジェンダーやセクシャリティ、グローバル化のさまざまな側面に焦点を当てた3作品を紹介。
また、本映画祭の最後を飾るのは、口コミやソーシャルネットワークを通じて観客動員数が拡大し、第40回日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞を含む数々の賞を受賞したアニメーション作品『この世界の片隅に』を上映します。
今年もさまざまなジャンルで幅広い年齢層を対象とした最新の日本映画をお届けします。一度見逃したら、ニューヨークではなかなか大画面で観る事が出来ない作品ばかりです。
ゲストは、俳優陣では、『ゆれる』(2006年)と『東京タワー 〜オカンとボクと、時々、オトン〜』(2007年)で日本アカデミー賞優秀主演男優賞を受賞し、『悲夢』(2008年)、『ウォーリアー&ウルフ』(2009年)、『マイウェイ 12,000キロの真実』(2011年)など外国人監督による作品にも多く出演し国内外で活躍しているオダギリ ジョーと韓国人の父親と日本人の母親を両親にもち、国内外で数々の賞を受賞した『誰も知らない』(2004年)に出演し、『アジアの純真』(2011年)では、自身の出自とも重なる在日朝鮮人の難しい役どころを見事に演じきり将来が有望な韓英恵などが登壇します。
JSで、6年前から日本映画界に貢献をしている監督や俳優の功績を称える「CUT ABOVE(カット・アバブ)」賞を設けており、今年の「CUT ABOVE賞for Outstanding Performance in Film」は、オダギリ ジョーに贈られます。
監督陣では、オープニング作品『忍びの国』の中村義洋監督、脚本家としても活躍し、『大和(カルフォルニア)』が長編2作目となる宮崎大祐監督や第二次世界大戦中の日系アメリカ人の強制収容所について描いたドキュメンタリー作品『Resistance at Tule Lake』のコンラッド・アデラー監督などが登壇します。また、2017年3月に開催された第12回大阪アジアン映画祭に於いて、去年より新たに設けられたインディ・フォーラム部門の日本映画を対象に、JS 映画部が審査員として参加し、エキサイティングかつ独創性に溢れると評価された作品に贈られる「JAPAN CUTS Award」を受賞した、まつむらしんご監督を迎えます。
これまでの10年間、本映画祭では、現代の日本映画の幅広く奥の深い作品の数々を紹介してきました。第11回目となる今年の編成では、各カテゴリーにおいてさらに幅広いジャンルの映画を取り上げ、今日の日本映画界の多様性を映し出すような、これまでの常識や国境の垣根を超えた国際共同製作や外国作品を原作とする作品、LGBTQ作品、女性監督による作品、そして第二次世界大戦中の歴史的な出来事を扱った作品などをお届けします。
ジャパン・カッツ!特別イベント・特別ゲスト
7月13日(木) 『忍びの国』(午後7時上映)
中村義洋監督による舞台挨拶及び質疑応答。
上映後にオープニング・ナイト・パーティーを開催!
7月14日(金) 『Tokyo Idols』(午後6時30分上映)
三宅響子監督によるビデオメッセージ。
7月15日(土) 『おクジラさま〜ふたつの正義の物語』(午後7時上映)
佐々木芽生監督による舞台挨拶及び質疑応答。
7月16日(日) 『恋とさよならとハワイ』(午後4時15分上映)
まつむらしんご監督による舞台挨拶及び質疑応答。
7月19日(水) 『Resistance at Tule Lake』(午後6時30分上映)
コンラッド・アデラー監督による舞台挨拶及び質疑応答。
7月20日(木) 『オーバー・フェンス』 (午後7時上映)
俳優・オダギリ ジョーによる舞台挨拶・質疑応答及び
第6回「CUT ABOVE(カット・アバブ)賞for Outstanding Performance in Film」授賞式。
上映後に『ホームラン!』パーティーを開催!
7月21日(金) 『FOUJITA』(午後6時30分上映)
俳優・オダギリ ジョーによる舞台挨拶及び質疑応答。
7月22日(土) 『西北西』(午後4時15分上映)
中村拓朗監督、女優・韓英恵と女優・サヘル・ローズによる舞台挨拶及び質疑応答。
『大和(カルフォルニア)』(午後7時30分上映)
宮崎大祐監督と女優・韓英恵による舞台挨拶及び質疑応答。
7月23日(日) 『この世界の片隅に』(午後7時15分上映)
真木太郎プロデューサーによる舞台挨拶及び質疑応答。
【上映スケジュール&作品紹介】
*以下、上映順・全作品英語字幕つき
『忍びの国』 MUMON: The Land of Stealth|米国初公開|
7月13日 木曜日 午後7時
*オープニング作品
*中村義洋監督による舞台挨拶及び質疑応答
*上映後にオープニング・ナイト・パーティーを開催
『のぼうの城』、『村上海賊の娘』などで知られる作家・和田竜の同名小説を実写化した本作品は、史実に基づき、戦国時代に起きた織田軍と伊賀忍者との大合戦・天正伊賀の乱を題材に描いたアクション時代劇。メガホンをとったのは、『殿、利息でござる!』( 2016年ジャパン・カッツ!上映作品) 、『ゴールデンスランバー』の中村義洋監督。天下統一を目前にした織田信長が唯一攻めなかった国、伊賀の国には、人を人とも思わない人でなしの忍者衆が暮らしていた。嵐のメンバーでもある大野智が演じる、伊賀最強の忍者・無門は、天下無敵の腕を持ちながら、普段は怠惰な生活を送り、妻・お国 (石原さとみ)の尻に敷かれる毎日を過ごしていた。そんなある日、織田信長の息子・信雄が圧倒的な軍勢を束ねて伊賀に攻め入り、織田軍vs伊賀忍び軍の戦いが始まる。武力だけに頼らず、人知を超えた秘策を駆使して、忍びの軍団は織田軍に立ち向かう。
2017年|125分|HDCAM | 監督・中村義洋|出演・大野智 石原さとみ 鈴木亮平 知念侑李 伊勢谷友介
Tokyo Idols|東海岸初公開|
7月14日 金曜日 午後6時30分
*三宅響子監督によるビデオメッセージ
2017年サンダンス映画祭のワールド・シネマ・ドキュメンタリー部門のラインアップに日本人監督として唯一選ばれた作品。監督したのは、2011年に短編ドキュメンタリー『ハックニ―の子守歌』でベルリン国際映画祭ベルりン・トゥデイ賞を受賞した三宅響子監督。アイドル・りおりお の私生活とアイドル活動の様子を追い、りおりおとファンとの関係を描いたドキュメンタリー映画。近年、メジャー路線で活躍するアイドルやメディアには露出せずライブを中心に活躍するアイドルも含めアイドル人口は増加し供給過多と言われているなど、日本のアイドル文化を通して、インターネット世代における性役割、女性のセクシャリティ、名声と消費者主義などについて探求している。
2017年|88分|DCP | 監督・三宅響子|出演・柊木りお
『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』
The Tokyo Night Sky Is Always the Densest Shade of Blue|北米初公開
7月14日 金曜日 午後8時30分
2013年に『舟を編む』で第37回日本アカデミー賞最優秀作品賞をはじめ数多くの賞を受賞した石井裕也監督が、若者から絶大な支持を受ける詩人・最果タヒの同名詩集を原作に、現代の東京に生きる孤独な若者たちの繊細な恋愛模様を描く。看護師をしながら夜はガールズバーで働く美香(石橋静河)は、言葉にできない不安や孤独を抱えつつ毎日を過ごしている。一方、工事現場で日雇いの仕事をしている青年・慎二(池松壮亮)は、常に死の気配を感じながらも希望を求めてひたむきに生きていた。排他的な東京での生きづらさを抱えながら2人は出会い、心を通わせていく。
2017年|108分|DCP | 監督・石井裕也|出演・石橋静河 池松壮亮 佐藤玲 三浦貴大 ポール・マグサリン
『聖の青春』 Satoshi: A Move for Tomorrow|二ューヨーク初公開|
7月15日 土曜日 午後12時
難病と闘いながら将棋に全人生を賭け、29歳にして亡くなった実在の将棋界の怪童と称えられた天才棋士・村山聖の余命三カ月の様子を、『宇宙兄弟』などの森義隆監督が映像化。100年に1人の天才と言われる羽生善治(東出昌大)をはじめとする同世代のライバル棋士たちとの対局、師匠や両親との深い愛情を通して、まさに命を削りながら将棋を指した村山の最後を描く。村山を演じる松山ケンイチは、役作りのため体重を20キロ以上も増量し、徹底した役作りに挑んだ。第40回日本アカデミー賞で優秀主演男優賞に松山ケンイチ、優秀助演男優賞に東出昌大がW受賞。
2016年|124分|DCP | 監督・森義隆|出演・松山ケンイチ 東出昌大 リリー・フランキー 竹下景子 染谷将太
『変魚路』 Hengyoro (Queer Fish Lane)|海外初公開|
7月15日 土曜日 午後2時30分
*EXPERIMENTAL SPOTLIGHT(実験映像・スポットライト)作品
ナント三大陸映画祭でグランプリを受賞した『ウンタマギルー』をはじめ、故郷の沖縄を舞台にした作品を数々手掛けてきた高嶺剛監督の18年ぶりとなる異色な長編映画。沖縄を代表する俳優、平良進と北村三郎を主役に迎え、自殺願望者の「生き直し」事業の仕事をする二人の男の旅を、虚実と現実が交錯する摩訶不思議な世界観で描くロードムービー。その二人を追う人間か妖精かわからないものたちから逃げるため、彼らは沖縄の土地を彷徨うことになる。次第に過去・現在や生・死といったような様々な境界が消え、「変」な時間軸に巻かれ記憶の迷路に入り込んでいく。
2016年|81分|DCP | 監督・高嶺剛|出演・平良進 北村三郎 大城美佐子 川満勝弘 糸数育美
『アリーキャット』 Alley Cat|北米初公開|
7月15日 土曜日 午後4時15分
元ボクシングチャンピオンで今は警備員として働くマル(窪塚洋介)と、自動車整備工のリリィ(降谷建志)。 ある日、マルは、かわいがっている野良猫が行方不明になっているので探しに保健所に出向き、そこでリリィがマルの猫を引き取っていたことによって二人は、出会う。警備会社を通して元恋人にストーキングされているシングルマザーの冴子(市川由衣)からボディガードの依頼を受けるマル。冴子と元恋人との話し合いの現場に偶然居合わせたリリィも巻き込み、東京へと向かうことになった2人は、彼女を守るために犯罪絡みの事件など様々な出来事に巻き込まれていく。
2017年|129分|DCP | 監督・榊英雄|出演・窪塚洋介 降谷建志 市川由衣 品川祐 柳英里紗
『おクジラさま〜ふたつの正義の物語』 A Whale of a Tale|北米初公開|
7月15日 土曜日 午後7時
*佐々木芽生監督による舞台挨拶及び質疑応答
ドキュメンタリー映画作品としてのデビュー作『ハーブ&ドロシー』で広く知られるようになった佐々木芽生監督による捕鯨問題を取り上げた新作ドキュメンタリー作品。アカデミー賞受賞作『ザ・コーヴ』により「イルカ殺しの町」のレッテルを貼られた和歌山県太地町は、シーシェパードをはじめ、多くの活動家から罵言雑言を浴びせられるようになり静かな田舎町の様子が著しく変化した。本作品では、異なる立場の人たちへの真摯な取材を通して、双方の観点から捕鯨問題の真相を深堀していく。2015年、ドキュメンタリー映画の国際フォーラムTokyo Docsにて最優秀企画賞を受賞。
2016年|95分|DCP | 監督・佐々木芽生
『22年目の告白-私が殺人犯です―』
Memoirs of a Murderer|二ューヨーク初公開|
7月15日 土曜日 午後9時30分
2012年の韓国映画『殺人の告白』を原作に、『太陽』、『SR サイタマノラッパー』の入江悠監督が衝撃の新感覚クライムサスペンスを描く。22年前、5人もの命を奪い、異常で残忍な手口から世間の注目を集めた連続殺人事件は、懸命の捜査もむなしく未解決のまま時効を迎える。その後、藤原竜也が演じる殺人犯を名乗る曾根崎が自身の犯行手口を綴った告白本『私が犯人です。』を出版し、その出版記念会見に不敵な笑みを浮かべながらマスコミの前に出現する。重要人物を演じる豪華キャスト陣には、伊藤英明、夏帆、野村周平、石橋杏奈、岩城滉一、仲村トオルらが名を連ねる。
2017年|117分|DCP | 監督・入江悠|出演・藤原竜也 伊藤英明 夏帆 野村周平 石橋杏奈
『ねこあつめの家』 Neko Atsume House|東海岸初公開|
7月16日 日曜日 午後12時
大ヒット、スマートフォン向けアプリ「ねこあつめ」がまさかの実写化。若くして新人賞を受賞し、一躍人気作家となったものの、現在はスランプに陥ってしまった小説家の佐久本勝(伊藤淳史)。不思議な占い師からの予言で、片田舎の古民家に逃げるように移り住むことを決めた佐久本だったが、暮らしは変わらず、生活は下降する一方。担当編集者の十和田ミチル(忽那汐里)の熱血アドバイスにうんざりしながら、途方に暮れ、縁側で庭をながめる佐久本の前に1匹の猫がふらりとやってくる。
2017年|92分|Blu-Ray | 監督・蔵方政俊|出演・伊藤淳史 忽那汐里 木村多江 田口トモロヲ 大久保佳代子
『ざ・鬼太鼓座』 The Ondekoza|米国初公開|
7月16日 日曜日 午後2時
幻の映画となった、名匠・加藤泰監督の遺作にして異色のドキュメンタリー作品。1981年の完成当時、試写の舞台挨拶で「生まれて始めて思う通りのことをやれた映画」と監督自身が語ったと言われる本作品は、新潟・佐渡島で太鼓を鳴らし続ける芸能集団「鬼太鼓座(おんでこざ)」の若者たちを撮影し、約2年の歳月をかけて製作されている。雪の積もる町や海岸を走って肉体を鍛え、和楽器の演奏に没頭する鬼太鼓座の若者たち。「鬼剣舞」「佐渡おけさ」「津軽じょんがら節」などを力強く奏でる彼らの姿を、櫓や火山を模した美術セットを背景に、加藤監督独自のスタイルで映し出している。完成から35年を経た2016年には、加藤泰監督生誕100年を記念して、35mmネガフィルムを解像度4Kでスキャン、2Kでデジタルマスター作業を行い、製作当時のスタッフ監修のもと、色調を再現されたリマスター版。第73回ヴェネチア国際映画祭クラシック部門上映作品。
1981年|105分|DCP | 監督・加藤泰|出演・河内敏夫 林英哲 大井良明 藤本吉利 高野巧
『恋とさよならとハワイ』 Love and Goodbye and Hawaii|北米初公開|
7月16日 日曜日 午後4時15分
*まつむらしんご監督による舞台挨拶及び質疑応答
第12回大阪アジアン映画祭インディ・フォーラム部門JAPAN CUTS Award受賞作品。長編デビュー作『ロマンス・ロード』のまつむらしんご監督による恋を終わらせることをためらう優柔不断で不器用なヒロインの成長を描くラブコメディ。リンコ(綾乃彩)と大学院生のイサム(田村健太郎)は三年間の同棲を経て、関係が悪化し、とうとう別れることとなる。ところが別れてからもダラダラと同棲生活が続き、いつしかリンコは「友達以上恋人未満」の関係を心地よく思うようになる。そして、いまだにイサムのことが好きだという想いに気付いた頃にはイサムが後輩の女の子に気持ちが動いていると知り、ついに決断に迫られる。
2017年|93分|DCP||監督・まつむらしんご|出演・綾乃彩 田村健太郎 鮎川桃果 加藤葵 亀田梨紗
『At the terrace テラスにて』 At the Terrace|北米初公開
7月16日 日曜日 午後6時45分
山内ケンジ監督が岸田國士戯曲賞を受賞した自作の戯曲『トロワグロ』を自ら映像化した作品。豪邸で開かれたホームパーティが終りを迎えようとする頃、デザイナーの斉藤(古屋隆太)と妻はる子(平岩紙)は帰ろうとするが、屋敷の主人である専務夫妻(岩谷健司、石橋けい)に引き止めらえれてしまう。他に残ったのは、痩せた中年男と冴えない会社員。さらに、専務の大学生の息子が帰宅してくる。誰かがはる子の腕の白さを褒めたことをきっかけに、会話は思いも寄らぬ方向へと転がっていく。はる子の「白い腕」をめぐってそれぞれが胸に秘めていた欲望や嫉妬、秘密が明らかになり、事態は収拾がつかなくなっていく。
2016年|96分|DCP | 監督・山内ケンジ|出演・石橋けい 平岩紙 古屋隆太 岩谷健司 師岡広明
『はるねこ』 Haruneko|北米初公開|
7月16日 日曜日 午後8時45分
*EXPERIMENTAL SPOTLIGHT(実験映像・スポットライト)作品
『EUREKA ユリイカ』で知られる青山真治監督が初めて長編映画をプロデュースした作品で、青山が教授を務めていた多摩美術大学映像演劇学科出身の新人映画作家・甫木元空による初の長編監督作品。不思議な暗い森の中、店長と呼ばれる男(山本圭祐)は彼のもとに訪れる客を一人、また一人と森の奥へと連れていく。死にたいものだけが訪れることのできる店、黄泉へと続く森の奥、うるさいぐらいに鳴りやまない木々たち。そんな空間で暮らす店長、彼の母親のばー(りりィ)、小さな子供のはる(岩田龍門)。物語が進むにつれて、彼らの過去の断片が少しずつ明らかになっていく。オランダのロッテルダム映画祭で「今年一番の変わり種」と紹介されるほど実験的な作品。監督自らが歌う劇中歌も見どころのひとつである。
2016年|85分|DCP | 監督・甫木元空|出演・山本圭祐 岩田龍門 赤塚実奈子 川合ロン 高橋洋
『眠り姫 』 Once Upon a Dream|海外初公開|
7月18日 火曜日 午後6時30分
2007年の初上映から10周年を記念に、「伝説のインディペンデント映画」と称された実験映画監督・七里圭の『眠り姫』は、5.1chサラウンドとHDデジタルマスター化をしてサラウンドリマスター版として海外初公開となる。漫画家・山本直樹の同名漫画をもとに、記憶と妄想の区別がつかない朦朧とする夢を見続ける中学校の非常勤講師をしている青地(声:つぐみ)の得たいの知れない不安を、声と風景で描き出す映像詩となっている。映像には登場人物がほとんど映らず、からっぽの風景に人の声と気配が物語を綴る。日常と幻想、現実と夢が交錯する目眩のような映画は、見る者の心の奥にいつの間にか語りかけてくる。
2007年|79分|Blu-ray | 監督・七里圭|出演・つぐみ 西島秀俊 山本浩司 大友三郎 園部貴一
『ダゲレオタイプの女』 Daguerrotype|ニューヨーク初公開|
7月18日 火曜日 午後8時15分
2016年にトロント国際映画祭で世界初公開し、『回路』、『クリーピー偽りの隣人』などでホラー映画監督として世界的に評価されている黒沢清監督が初めて外国人キャスト、外国人スタッフと共に全編フランス語で挑んだフランス、ベルギー、日本の合作作品。亡き妻に似ている娘のマリー(コンスタンス・ルソー)をダゲレオタイプという19世紀に発明された写真撮影法で撮影することに執念を持つフォトグラファーのステファン(オリヴィエ・グルメ)とその下で働くアシスタントのジャン(タハール・ラヒム)。ステファンがマリーをダゲレオタイプの撮影で拘束する中、ジャンは気の毒な生活から逃げ出すことを決心したマリーとやがて恋に落ちてしまう。
2016年|131分|DCP | 監督・黒沢清|出演・タハール・ラヒム コンスタンス・ルソー オリヴィエ・グルメ マチュー・アマルリック マリック・ジディ
Resistance at Tule Lake|東海岸初公開|
7月19日 水曜日 午後6時30分
*コンラッド・アデラー監督による舞台挨拶及び質疑応答
第二次世界大戦時、アメリカ合衆国では、約12万人の日系アメリカ人や日本人移民が10か所の収容所に送られ、日系アメリカ人の中は、抗議せずに指示に従い、愛国心を証明する為に兵役に志願した者も多くいた。ドキュメンタリー映画『Enemy Alien』などで評価されているコンラッド・アデラー監督の本作品は、強制収容所の歴史を振り返り、深く掘り下げている。強制収容された日系アメリカ人の話や貴重な映像と写真などを通して、70年前にカリフォルニア州のトゥーリーレイク強制収容所で起きた1万2千人の日系アメリカ人による抗議活動の物語を語る。現在の移民者やマイノリティーの人権問題とも重なる話題でもある。。
2017年|78分|DCP | 監督・コンラッド・アデラー|出演・モーガン・ヤマナカ ジミー・ヤマイチ ジム・タニモト バーバラ・タケイ サダコ・カシワギ
『過激派オペラ』 The Extremists’ Opera|海外初公開|
7月19日 水曜日 午後8時45分
劇団「毛皮族」を設立して以来、センセーショナルな作品を発表し続ける演劇界の奇才・江本純子が長編初監督作品として自身の小説『股間』を映画化。女たらしの女演出家・重信ナオコ(早織)の成功と挫折を辛辣にときにユーモラス、そしてエロティックに描いた青春群像劇。自ら立ち上げた劇団の旗揚げ公演のオーディションで出会った野心あふれる新人女優(中村有沙)に一目ぼれしたナオコは、猛烈のアタックの末に恋愛を成就させる。「女たちが繰り広げる15分に1度の剥き出しの愛」をキャッチコピーに、ナオコと関係を持つことになる9人の女性たちの嫉妬や欲望、剥き出しの感情が交錯し、やがて劇団は崩壊していく。
2016年|90分|Blu-ray | 監督・江本純子|出演・早織 中村有沙 桜井ユキ 森田涼花 佐久間麻由
『オーバー・フェンス』 Over the Fence|東海岸初公開|
7月20日 木曜日 午後7時
*俳優・オダギリジョーによる舞台挨拶及び質疑応答
* CUT ABOVE 賞for Outstanding Performance in Film 授賞式&上映会後にホームラン!パーティーを開催
小説家・佐藤泰志の芥川賞候補作となった同名短編小説を『苦役列車』の山下敦弘監督が映画化。原作者自身の職業訓練校での実体験をもとに、オダギリジョー、蒼井優、松田翔太ら豪華キャストが演じる愛の物語。妻に見放され、故郷の函館に舞い戻った白岩(オダギリジョー)は、失業保険で暮らしながら職業訓練校に通い、怠惰な毎日を過ごしていた。ある日、そんな白岩が同じ訓練校に通う代島(松田翔太)にキャバクラに誘われ、そこで聡(蒼井優)という鳥の真似が得意な一風変わったホステスに出会う。白岩はどこか危うさを持つ聡に強く惹かれていくが、生きることに不器用な彼らは互いに吸引と反発を繰り返す。
2016年|112分|DCP | 監督・山下敦弘|出演・オダギリジョー 蒼井優 松田翔太 北村有起哉 満島真之介
『FOUJITA』 Foujita|米国初公開|
7月21日 金曜日 午前6時30分
*俳優・オダギリジョーによる舞台挨拶及び質疑応答
1886年に日本で生まれ、フランスで活動した20世紀の画家、レオナール・フジタこと藤田嗣治の人生をオダギリジョーが熱演する力作。1913年、27歳でパリに到着したフジタは、ヌードや猫の絵が評価され有名となり、アンリ・マティスやパブロ・ピカソなど当時の近代美術を代表する洋画家たちと肩を並べる。しかし、1933年には軍国主義化していた日本へと帰国し、大日本帝国陸軍からの依頼で国民を鼓舞するための戦争画を活動の中心とする。矛盾で溢れるフジタの人生をこの作品を通して描くのは『泥の河』などの名作で知られる巨匠・小栗康平監督。日仏合作による製作。第28回東京国際映画祭コンペティション部門上映作品。
2015年|126分|Blu-ray | 監督・小栗康平|出演・オダギリジョー 中谷美紀 アナ・ジラルド アンジェル・ユモー マリー・クレメール
『帝一の國』 Teiichi:Battle of Supreme High|米国初公開|
7月21日 金曜日 午後9時30分
日本一の超名門・海帝高校に主席入学した赤場帝一(菅田将暉)には大きな野望がある。それは、海帝高校の生徒会長になり、それを踏み台に、いずれは総理大臣になって自分の国をつくること。彼は2年後に控えた生徒会長選に向けて、全国屈指の頭脳を持つ800人の高校生らを相手に戦いに挑む。いま最も勢いのある若手俳優・菅田将暉を主演に迎え、漫画家・古屋兎丸の人気同名漫画を実写化した、野心みなぎる学園派閥闘争を描いた学園コメディ。メガホンをとったのは、『ジャッジ!』『世界から猫が消えたなら』など話題作を手掛けてきた永井聡監督。共演は野村周平、竹内涼真、間宮祥太朗、志尊淳、千葉雄大ら人気若手俳優たちが揃う。
2017年|118分|DCP | 監督・永井聡|出演・菅田将暉 野村周平 竹内涼真 間宮祥太朗 志尊淳
『疾風ロンド』 Shippu Rondo|北米初公開|
7月22日 土曜日 午後12時
『白夜行』、『流星の絆』など様々な大ヒットミステリー小説を書き上げてきた小説家・東野圭吾の同名のサスペンス小説を吉田照幸監督が映画化。医科学研究所から生物兵器「K-55」が元従業員の犯人により盗まれ、その置き場所の情報と交換にさらに3億円の用意が求められる。秘密兵器であるため警察に通報できない状態に戸惑う研究所主任の栗林和幸(阿部寛)は所長(柄本明)の命令で「K-55」の隠し場所を探り始める。兵器が雪の下に埋められているという手掛かりを追い、任務を旅行だと装う為に息子を連れてやってきたのは近くのスキー場。そこで出会うパトロール隊員(大倉
忠義、大島優子)の支援を受けながら、栗林のミッションは開始する。迫力のある逃亡シーンや思わぬスリリングな展開にユーモアをたっぶり盛り込んだ作品。
2016年|108分|DCP | 監督・吉田照幸|出演・阿部寛 大倉忠義 大島優子 でんでん 柄本明
『西北西』 West North West|北米初公開|
7月22日 土曜日 午後4時15分
*中村拓朗監督、女優・韓英恵、女優・サヘル・ローズ、による舞台挨拶及び質疑応答
イスラム教徒のイラン人留学生ナイマ(サヘル・ローズ)はレズビアンのケイ(韓英恵)と仲良くなる。習慣や性格が一致しないのにも拘らず、二人は深い絆で繋がる。しかしケイの愛人アイ(山内優花)が嫉妬し、ナイマに対して反イスラム主義的な偏見を持ってしまう。そんな三人の関係を描くのは中村拓朗監督。国籍や性別を超える「愛し方」はどういうものなのかという課題を中心としたLGBTQ ヒューマンドラマ。第20回釜山国際映画祭・公式コンペティション(ニューカレンツ部門)で正式出品。
2015年|126分|Blu-ray | 監督・中村拓朗|出演・韓英恵 サヘル・ローズ 山内優花
『大和(カルフォルニア)』 Yamato (California)|米国初公開|
7月22日 土曜日 午後7時30分
*宮崎大祐監督と女優・韓英恵による舞台挨拶及び質疑応答
有刺鉄線が張り巡らされた背丈を超えるフェンスの向こう側にあるのは、宮崎大祐監督の故郷・神奈川県大和市の中心に位置する在日米軍厚木基地。主人公の少女・さくら(韓英恵)の葛藤とラップ音楽を通じて、「語るべき言葉」を手に入れるドラマが描かれている。さくらは学校に行かず、ラップの練習とケンカに明け暮れる毎日を過ごしていた。そんなある日、米兵の娘・レイ(遠藤新菜)と出会い、すぐに二人は引き寄せられていくが、ラッパーを目指すサクラは米国出身のレイに劣等感を覚えるようになる。そして、サクラは厚木基地周辺に生きる人々とのふれあいを通して、自我を模索し始める。
2016年|118分|DCP|監督・宮崎大祐|出演・韓英恵 遠藤新菜 片岡礼子 内村遥 GEZAN
『アンチポルノ』 ANTI-PORNO|東海岸初公開|
7月22日 土曜日 午後10時30分 *18才以上対象
*同時上映・短編アニメ『夏のゲロは冬の肴』 Summer’s Puke is Winter’s Delight |2016年 | 3分|監督・冠木佐和子
日活ロマンポルノの45周年を記念する「日活ロマンポルノ・リブート・プロジェクト」の一環で、『冷たい熱帯魚』『ヒミズ』の園子温監督がメガホンをとった問題作。小説家兼アーティストとしてブレイクした京子(冨手麻妙)は、極彩色の部屋に籠もり、マネージャーの典子(筒井真理子)から知らされるスケジュールを分刻みでこなす毎日を送っている。そんな毎日は、終わらない悪夢のようで京子をさいなみ、自分は京子なのか、京子を演じているのかと混乱してしまう。次第に虚構と現実の境が曖昧になっていく中、京子の意外な過去が暴かれていく。
2017年|78分|DCP | 監督・園子温|出演・冨手麻妙 筒井真理子 不二子 小谷早弥花 吉牟田眞奈
『お父さんと伊藤さん』 My Dad and Mr. Ito|米国初公開|
7月23日 日曜日 午後12時
『百万円と苦虫女』のタナダユキ監督が中澤日菜子の同名小説を映画化した人間ドラマ。書店でアルバイトをしながら気ままに暮らす34歳の彩(上野樹里)は、小学校で給食のおじさんとしてアルバイトをする20歳年上のバツイチ男性・伊藤さん(リリー・フランキー)と付き合っている。小さな古アパートで同棲している2人は、庭で家庭菜園をするなどし、ささやかだが幸せな毎日を送っていた。そんな彼らのもとに突然、息子の嫁との関係がうまくいかずに家を追い出された彩の頑固な父親(藤竜也)が転がり込んで来る。こうしてスタートした3人の奇妙な共同生活がコミカルに描かれる。
2016年|119分|DCP | 監督・タナダユキ|出演・上野樹里 リリー・フランキー 藤竜也 長谷川朝晴 安藤聖
『なつのひかり』 Summer Lights|北米初公開|
7月23日 日曜日 午後2時30分
2015年に初の長編映画 『A German Youth』でベルリン国際映画祭パノラマ部門のオープニング作品に選ばれ、フランスのセザール賞のベストドキュメンタリー作品にノミネートされた経験を持つフランスの映画監督・ジャン・ガブリエル・ペリオの初の長編フィクション作品。キャストに全員日本人を迎え、物語を通して暴力の歴史を振り返る。パリに住む日本人の映画監督・アキヒロが、原爆投下後70年に被爆者にインタビューをするために広島を訪れる。インタビューでひどく心を動かされた彼は、しばらく休息をとり、広島の街を彷徨っていると、陽気で不思議な女性・ミチコと出会う。
2016年|82分|DCP | 監督・ジャン・ガブリエル・ペリオ|出演・大木ひろと 立川茜 堀江悠太 和泉敬二 ヨネヤマ ママコ
『ツィゴイネルワイゼン』Zigeunerweisen|北米初公開|
7月23日 日曜日 午後4時15分
*クラシック作品。新デジタル・リマスター版
*鈴木清順監督(1923~2017)追悼上映会
今年2月に他界した『殺しの烙印』『東京流れ者』の鈴木清順監督が、作家・内田百間の『サラサーテの盤』他いくつかの短編小説をもとに、夢・幻想、生・死、時間・空間が交錯するなかで狂気にとりつかれた男女を清順美学で描いた作品。ドイツ語教授・青地(藤田敏八)と元同僚の友人・中砂(原田芳雄)は、旅先の宿で芸者・小稲(大谷直子)と出会う。月日が過ぎ、中砂から結婚の知らせをうけた青地は中砂家を訪れると、その妻は小稲とそっくりであった・・・日本アカデミー賞作品賞、キネマ旬報ベストテン第1位、ベルリン国際映画祭のブルーリボン賞最優秀監督賞をはじめ、他にも数々の主要な賞を受賞するなど国内外で高い評価を受ける。
1980年|145分|DCP |監督・鈴木清順|出演・原田芳雄 大谷直子 藤田敏八 大楠道代 麿赤児
『この世界の片隅に』 In This Corner of the World|ニューヨーク初公開|
7月23日 日曜日 午後7時15分
*クロージング作品
*真木太郎プロデューサーによる舞台挨拶及び質疑応答
第90回(2016年)キネマ旬報日本映画ベスト・テン、第一位受賞作品。昭和19年、故郷の広島市江波から20キロ離れた呉に18歳で嫁いできたすず(のん)は、それまで得意な絵を描いてばかりだったが、一転して一家を支える主婦になる。第2次世界大戦によって様々なものが欠乏する中で、毎日の食卓を作るために工夫を凝らしていた。しかし戦争が進むにつれ、日本海軍の拠点である呉は空襲の標的となり、すずの身近なものも次々と失われていく。それでもなお、すずは前を向いて日々の暮らしを営み続けるが、ついに1945年8月を迎える。第40回日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞、第71回毎日映画コンクール日本映画優秀賞を受賞。
2016年|128分|DCP | 監督・片渕須直|出演・のん 細谷佳正 尾身美詞 稲葉菜月 牛山茂
その他に短編作品もまとめて紹介
ショーツ・ショーケース
短編映画特集上映会
7月22日 土曜日 午後2時15分
将来が有望な若手監督を中心とした短編映画、4本を上映。トータルの上映時間は、約84分。
『鳥(仮)』 Tori (Kari)|北米初公開|
『淵に立つ』で第69回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門審査員賞を受賞した深田晃司監督による最新短編作品。女性が男性を問い詰めている気まずい雰囲気の中で、傍には男性が部屋に連れ込んだ女性が佇む。そこはかとないゆるさとシニカルな会話で物語は進んでいく。
2016年|8分|DCP | 監督・深田晃司|出演・井上三奈子 木引優子 金子岳憲
『戦場へ、インターン』 We Are Shooting|海外初公開|
映画の撮影現場でインターン実習生として参加している麗子。制作部に所属する彼女の仕事は、ロケ弁の発注や車止めなど。しかし、不条理を飲み込み、強引なやり方で撮影をする撮影隊に馴染ず、撮影現場は「戦場」であることを思い知らされる。
2017年|26分|DCP | 監督・籔下雷太|出演・伊藤沙莉 萩原みのり 郭智博 米村亮太朗 青木健
『白T』 White-T and Feeble Things|海外初公開|
役者をやめて就職活動中の青年タカラは、その日1日を汚れずに終えたいという願いを込めて、いつも白いTシャツを着ている。同じ劇団で役者を続けている恋人のエリの仕事に仄かな疑問を抱いてたある日、暴力専門の復讐屋「モリ」と名乗る不思議な男が現れ、タカラとエリの関係が少しずつ変化しはじめる。
2017年|30分|DCP | 監督・金允洙|出演・弥尋 桜井ユキ 般若
『息ぎれの恋人たち』 Breathless Lovers | 海外初公開|
バイク事故で同乗していた恋人・竜也を亡くした俊之は、ボクサーだった彼の影を追いかけるようにボクシングをはじめる。破壊と再生が繰り返される東京に残された恋人の物語が描かれている。
2017年|20分|DCP | 監督・清水俊平|出演・吉村界人 占部房子 黒田大輔 篠原篤
*チケット・インフォメーション*
入場料: 一般 14ドル/ 学生・シニア 11ドル/ 会員 10ドル
* 7月13日(木)&7月20日(木)
ソフトドリンク・ワイン・ビール飲み放題とおつまみつきのアフター・パーティー付き上映会
パーティー付特別チケット: 一般 20ドル/ 学生・シニア 17ドル/ 会員 16ドル (映画のみのチケットはありません)
特別割引: 5作品以上購入で各券が2ドルずつ割引!
5作品以上ご購入頂いた場合には、チケット一枚につき2ドルの割引が適用されます。
(注)この特別割引は、7月13日(木)『忍びの国』と7月20日(木)『オーバー・フェンス』の上映会には適用されません。
オール・アクセス・パス:本映画祭開催中、全ての上映会に入場できるパス。
一般 330ドル/ 学生・シニア 243ドル/ 会員 214ドル
会場: ジャパン・ソサエティー(JS)
(333 E. 47th St., between 1st and 2nd Avenues, New York, NY)
チケット購入・お問い合わせ: ボックス・オフィス 212-715-1258 (月曜~金曜 午前11時~午後6時/土日(映画祭開催中のみ) 午前11時~午後6時) または オンラインwww.japansociety.org
*JSは7月4日(火)は、閉館しており、ボックス・オフィスでのチケット購入ができないことをご了承下さい。
チケット発行手数料
オンライン:チケット一枚につき1ドル
電話:チケットの枚数に関わらず、注文1回につき3ドル
ボックス・オフィス:手数料なし
(注)JS会員価格でのチケット購入の際には会員IDの提示が必要です。特別な場合を除き、会員は1回につき2枚まで特別割引価格でチケット購入ができます。すべてのチケットの払い戻し・交換はできません。
*詳しくはhttp:www.japansociety.org/japancuts http:www.japansociety.org/japancutsをご覧ください。上映作品のタイトルおよび上映開始時刻は予告なしに変更されることがありますのでご了承ください。