第70回カンヌ国際映画祭にてコンペティション部 に正式出品され、日本人女性監督初の快挙となるエキュメニュカル審査員賞を受賞した映画『光』の、劇中映画『その砂の行方 』がシアター・イメージフォーラム他にて6月30日より、劇場公開する事が決定しました。
『光』は劇場公開直後より、何ども劇場へ足を運ぶ観客が多く、熱い感想と様々な問合せが寄せられています。
中でも藤竜也が主演を務めた劇中映画『その砂の行方 』は、カンヌ国際映画祭にて河瀨監督が公開を発表していたこともあり、全編を観たいという声が観客のみならずキャストからも挙がり、この 映像の最終調整を経て、劇場公開に踏みきる事となりました。
なお公開初日には、 藤竜也らを迎えたトークイベントの実施が予定されています。
(※『その砂の行方 』 は、本編『光』との併映。)
『その砂の行方 』は映画『光』の劇中で使用された部分だけではなく、一つのオリジナル映画として製作された16分の短編作品です。
脚本から撮影に至るまで、河瀨監督はじめ、本編と同じチームが手掛け、キャラクター設定やストーリーも細部まで作り込まれています。本作の監督は、藤竜也演じる本編『光』に登場する北林という設定。運命の女性に囚われ、過去に執着する男・重三を、その北林自らが熱演し、認知症の妻・時江役を神野三鈴が演じています。
『その砂の行方 』(尺 16分):
前から消えてしまうものほど、美しい―
かつてサンド・アートで一世を風靡した吉原重三(北林[藤竜也])は 、年老いて、今は妻・時江(神野三鈴)とともに、人里離れた場所で暮らしている。
認知症を発症した時江 、度々家を抜け出し徘徊していたが、その度に重三が時江を強引に連れ戻すのだった。重三は時江と2人でこの家に留まることに固執していたのだ。しかし、ある朝目覚めると時江の姿はどこにもなかった。焦燥感に駆られた重三は、家を離れ、20年ぶりに駅に向かう。聞けば 、朝一番に電車に老女が乗ったという。 飛び乗った電車で海辺の町に着いた重三。どこまでも続いているかのような砂浜を、時江を求めてただひたすらに歩き続ける。そして、砂の斜面を上り詰めた重三が、そこで見たものとは――
シアター・イメージフォーラムにて、6月30日 、7月1日限定上映!
(本編『光』と併映します。)
※ 声ガイド対応はしておりません。※『その砂の行方 』はBDでの上映となります。
※その後の上映スケジュールは公式サイトで随時告知を予定しております。
<特別ゲストの舞台挨拶決定!>
日時:6月 30 日 16:00上映回(本編上映後の登壇)、18:45上映回(本編上映前の登壇)
ゲスト:藤竜也、神野三鈴(予定)
※ 7月1日 の上映時間は後 、公式HPにて告知。
監督・脚本:河瀨直美
永瀬正敏 水崎綾女 神野三鈴 小市慢太郎 早織 大塚千弘/ 大西信満 堀内正美 白川和子 /藤竜也
配給:キノフィルムズ/ 木下グループ
宣伝協 :フリーストーン
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『光』大ヒット全国公開中