東京国際映画祭最高賞受賞作品・渡辺兄弟最新作『プールサイドマン』第 52 回カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭正式出品&日本公開決定!!
第 29 回東京国際映画祭 日本映画スプラッシュ部門において最高賞である“作品賞”を受賞した、渡辺紘文監督作品『プールサイドマン』が、 6月 30日よりチェコのカルロヴィ・ヴァリで開催される東欧最大の国際映画祭 第 52 回カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭に正式出品されることが 16日、同映画祭より正式に発表されました。
また、国内では今秋 9月 30日より、新宿武蔵野館での 2 週間限定レイトショー、他全国順次公開が決定しております。
『プールサイドマン』は栃木県大田原市出身の映画監督・渡辺紘文と映画音楽家・渡辺雄司兄弟が主宰する映画製作団体“大田原愚豚舎”による、『そして泥船はゆく』『七日』に続く同団体の第三回製作作品。
北関東郊外の静かな町を舞台に、プール監視員として働く孤独な男が起こした“ある衝撃的な事件”を描いた異色の人間ドラマで、昨年の東京国際映画祭での受賞に続き、今年の5 月にドイツで開催されたニッポンコネクションにおいても、グランプリに当たるニッポン・ヴィジョンズ審査員賞 NIPPON VISIONS JURY AWARD 2017 を受賞するなど、国内外の映画関係者や映画ファンから高い評価を獲得しています。
カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭のアーティスティック・ディレクターのカレル・オフ氏は、今回の出品について 「『 プールサイドマン』の監督渡辺紘文は、いま日本で最もエキサイティングな若き映画の創り手である」と言葉を寄せています。
今回『プールサイドマン』が出品されるカルロヴィ・ヴァリ国際映画祭は、 1946 年に設立された世界的にも歴史のある映画祭であり、ヨーロッパでも最も重要な映画祭のひとつ。
国際的にも注目度の高い同映画祭において『プールサイドマン』がどのような反響を呼ぶのかが期待されています。
『プールサイドマン』は、今後も海外映画祭での上映が続々と決定しており、満を持して決定した今秋の国内公開への期待が高まっています。
■第 52 回カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭公式サイト:http://www.kviff.com/en/programme/film/4822558-poolsideman/
世界の狂気や悪意とは隔絶されたような北関東郊外の小さな町。水原勇介は屋内温水プー
ルで監視員として働いている。家族も友人も恋人もいない水原の生活は、単調に繰り返さ
れる日々が続く孤独なものだ。
ある日、水原は流行り病で欠員が出た隣町のプールへ、嫌われ者の同僚・白崎浩二と共に応援として出勤することになるのだが…。
東京国際映画祭をはじめ国内外の映画祭に出品され反響を呼んだ『そして泥船はゆく』『七日』の渡辺紘文・雄司兄弟による最新作。主演はこの作品が映画初出演となる今村樂。
独自の世界観と表現方法で挑戦的な映画を創造し続ける渡辺兄弟が、現代日本社会の歪みをあぶり出し、不可解な現代日本人像を追究する衝撃作。
【スタッフ】
製作 / 脚本 / 編集 / 監督 : 渡辺紘文
製作 / 音楽監督 : 渡辺雄司
撮影監督 : 方又玹
【キャスト】
今村樂 / 渡辺紘文 / 戸田古道 / 鈴木仁 / 武田美奈 / かりん / 中山真由美 / 中川文子 / 蜂巣友紀子 / 黒崎宇則 / 平山ミサオ
■プールサイドマン公式サイト:
【映画制作集団 大田原愚豚舎について】映画制作集団 大田原愚豚舎は、 2013 年、映画監督の渡辺紘文と映画音楽家 渡辺雄司
兄弟によって旗揚げされた映画制作団体。
渡辺兄弟の故郷、栃木県大田原市を拠点に独自の映画創作活動を展開し、旗揚げ以来、精力的に作品を製作・発表・上映し続けている。
渡辺兄弟が製作した長編映画『そして泥船はゆく( 2013 )』 『七日( 2015 )』 『プールサイドマン( 2016 )』 は、三作連続で東京国際映画祭への正式出品を果たし、最新作
『プールサイドマン』では東京国際映画祭 日本映画スプラッシュ部門の最高賞である作品賞を受賞。さらに世界最大の日本映画際ニッポンコネクションにおいて、ニッポン・ヴ
ィジョンズ審査員賞 NIPPON VISIONS JURY AWARD 2017 を受賞するなど、その作品は国内外で高い評価を受けている。
団体名の“大田原愚豚舎”は日本映画界の巨匠 今村昌平監督の長男 天願大介氏が命名した。
■ 大田原愚豚舎公式サイト