『タイタニック』『アバタ―』で数々の記録を塗り替えたジェームズ・キャメロン監督の代表作であり、アーノルド・シュワルツェネッガーの人気を不動なものにした『ターミネーター2』が最先端の3D技術で新たに『ターミネーター2 3D』 として、8月11日(金・祝)より全国ロードショーが決定しました。
全世界最速公開に!
日本公開は、本国アメリカ、他国に先駆けて、全世界最速公開になります。
このプロジェクトは、ジェームズ・キャメロンが設立した映画製作会社ライトストーム(LEI)、DMGエンターテインメント、スタジオカナルによって開始されました。
『タイタニィック』の3D化も担当したライトストームのチームが、高度な技術によって現在の3D作品と劣らない高画質を実現しました。このチームは『アバタ―』の続編にも携わっています
5月25日(木)に予告編が解禁となりますがこの日は『ターミネーター』の1作目が日本で公開された1985年5月25日から30年を記念し、2015年、「ターミネーターの日」として日本記念日協会に認定されました。
ジェームズ・キャメロン監督コメント
『タイタニック』を3D化のプロジェクトの時から、次に3D化すべき作品は『ターミネーター2』だと思っていた。四半世紀も前の映画だが、人々の記憶に残る、とても象徴的な作品だと思ったからだ。それに手法の面から見て、カメラの動き方、ショットの構成の仕方などを考えても、『ターミネーター2』の映像なら3Dにうまく変換できると思った。それに初公開から25年後に劇場のスクリーンで観るのも、おもしろいと思ったんだ。この映画をビデオやブルーレイやDVDでしか知らない世代が大勢いる。だから、「劇場でターミネーター2のすべてを体験してほしい」
意欲的なプロジェクト
このプロジェクトは、ジェームズ・キャメロンが設立した映画製作会社ライトストーム(LEI)、DMGエンターテインメント、スタジオカナルによって開始された。ジェームズ・キャメロン率いるライトストームのチームが、3D化の全プロセスを監修した。『タイタニック』の3D化も担当したこのチームは、高度な技術と豊かな経験を持ち、受賞経験もある。現在は『アバター』の続編に携わっている。
3D化のプロセスは、まず35ミリフィルムのオリジナル映像のうち最も良好な状態のフィルムを選び、それをスキャンして、4K解像度のデジタルデータに変換する。この作業はライトストームのジェフ・バーディックの監修の下、ロサンゼルスのデラックス・エンターテインメントで行われた。次に、このデジタルデータを入念に調整する。この作業はキャメロンのチームのカラリスト、スキップによって、ハリウッドのテクニカラーで行われた。次に、このデジタルデータを3Dに変換する。この作業はステレオD(『スター・ウォーズ』『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』『ジュラシック・ワールド』を担当)によって行われた。
これらの作業にほぼ1年を費やし、ライトストームのチームによって、毎日、作業のチェックが行われた。このように慎重に作業を進めたのは、全編3Dで撮影された近年の3D作品と同レベルの、良質な3D版を作るためである。そして最後に、カラリストのスキップとキャメロン監督の監修の下、ハリウッドのテクニカラーで入念な修正と仕上げを行い、ついに高品質な3D版が完成した。
スタジオカナルより
『ターミネーター2』3D版の権利保有者であるスタジオカナルは、ジェームズ・キャメロン監督とライトストームのチーム、DMG、ステレオD、テクニカラー・ハリウッドに、心から感謝を申しあげる。この画期的なプロジェクトが実現に漕ぎ着けたのは、貴殿・貴社の創造力と確かな技術、日々の努力の賜物である。
1991年初公開時のプロダクションノート
『ターミネーター2』
アーノルド・シュワルツェネッガー主演
ジェームズ・キャメロン監督・脚本
1991年夏公開
アーノルド・シュワルツェネッガーとジェームズ・キャメロン監督が再びタッグを組む、カロルコ・ピクチャーズ製作『ターミネーター2』が、10月9日、ロサンゼルスでクランクインした。
1984年公開の衝撃作の待望の続編で、アーノルド・シュワルツェネッガーは未来から送り込まれた制止不可能なサイボーグの役を再び演じる。『ターミネーター』の名を世界に知らしめたシュワルツェネッガー氏は、世界的大スターの地位を確立。『コマンドー』『プレデター』『ツインズ』『トータル・リコール』に主演し、いずれもヒット作となっている。今年のクリスマスには『キンダーガートン・コップ』が公開予定。
1980年代の最も才能ある映画監督の1人と評されているジェームズ・キャメロンは、1984年公開の『ターミネーター』で監督と脚本を務め、はじめて世界的な注目を集めた。そのあと、1979年公開の『エイリアン』の続編に挑み、『エイリアン2』を書き上げ、監督も務めた。1986年に公開された同作は、大ヒットを記録。アカデミー賞7部門にノミネートされ、2部門でオスカーを獲得した。次に、深海が舞台のアドベンチャー大作『アビス』の監督と脚本を務め、同作は1989年に公開された。『ランボー/怒りの脱出』でも共同脚本を務めている。
『ターミネーター2 3D』予告
【ストーリー】
サラ・コナー(リンダ・ハミルトン)とターミネーターの死闘から10年が経ち、30億人の人命が失われる1997年8月29日に起こり得たスカイネットと人類間の核戦争(審判の日)を追憶にするサラは精神病患者として警察病院へ収監され、カイル・リースとの間に生まれた息子のジョン(エドワード・ファーロング)は養父母の下に引き取られていた。ある日、時空を超えて再び2体のターミネーターが送り込まれる。1体は10年前と同モデルのT-800型(アーノルド・シュワルツェネッガー)、もう1体は変形自在の液体金属で構成された最新モデルT-1000型(ロバート・パトリック)。2体はそれぞれ共通の目標であるジョンを捜索し、ほぼ同時に発見する。襲いかかるT-1000からジョンを救ったのは、かつてサラを襲ったT-800だった。未来への戦いが今始まる・・・。