「映画で旅するヨーロッパ」をテーマに、日本初公開作品や住年の名作など、EU加盟国の映画を一堂に集める映画祭、「EUフィルムデーズ2017」が今年も東京国立近代美術館フィルムセンターと京都府京都文化博物館にて開催となります。
開催15周年となる今年は25カ国・全28本(うち日本初公開作10本)が上映されます。
日本初公開作品には、監督も来日が決定しているスロヴァキアのコメディ映画『ヴォイチェフ』、1930年代に写真家として活躍したエディット・テューダー・ハートを追ったオーストリア作品『エディットを探して』、 ロックバンド「ザ・キュアー」の同名曲をモチーフに家族の物語を綴り、マグリット映画賞(ベルギー・アカデミー賞)長編第1回作品賞を受賞した 『猫はみんな灰色』、旧ユーゴスラビアで2人の法律家が対峙するブルガリア作品『検事、弁護人、父親、そして息子』コメディ、サスペンス、ヒューマンドラマなど、多様なジャンルの作品が各国より揃いました!
その他にも『シング・ストリート 未来への歌』、『リリーのすべて』など昨年劇場公開され人気を博した作品や、 2016年東京国際映画祭・最優秀監督賞を受賞の『私に構わないで』や『オリ・マキの人生で最も幸せな日』と言った名作、話題作の上映、そして特別プログラムとして、 昨年亡くなったポーランドを代表する映画監督、アンジェイ・ワイダの追悼の意を込めた講演や、各会場1回限りの上映となる、桃井かおりさん出演のラトビア映画『OKI(沖)/Oki ー In the Middle of the Ocean』を上映する。
日本初公開作品
『ヴォイチェフ』
(原題:Vojtech / 監督:ヴィクトル・ツダイ/2015年/スロヴァキア/90分)
『お母さん』
(原題:EMA / Mother/ 監督:カドリ・コーサール/2016年/エストニア/89分)
『エディットを探して』
(原題:Auf Ediths Spuren / Tracking Edith /監督:ペーター・シュテファン・ユンク/2016年/オーストリア/90分)
『ナイトライフ』
(原題:Nočno življenje / Nightlife /監督:ダミアン・コゾレ/2016年/スロヴェニア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、マケドニア共和国/85分)
『リトル・マン』
(原題:Malý Pán / Li]le Man / 監督:ラデク・ベラン/2015年/チェコ/84分)
『検事、弁護人、父親、そして息子』
(原題:Прокурорът, защитникът и неговият син / The Prosecutor, The Defender, The Father And His Son/監督:イグリカ・トリフォノヴァ/2015年/ブルガリア、スウェーデン、オランダ/102分)
『猫はみんな灰色』
(原題:Tous les chats sont gris / All Cats Are Grey/監督:サヴィナ・デリクール/2015年/ベルギー/87分)
『いつまでも一緒に』
(原題:Amžinai /Together For Ever / 監督:リナ・ルジーテ/2016年/リトアニア、ルーマニア/ 88分)
『テキールの奇跡』
(原題:Miracolul din Tekir/ Miracle of Tekir / 監督:ルクサンドラ・ゼニデ/2015年/ルーマニア、スイス/ 90分)
『明日、戦争の後で』
(原題:Eng nei Zäit / Tomorrow After the War/ 監督:クリストフ・ヴァグナー/2015年/ルクセンブルク/106分)
追加発表作品
『シング・ストリート 未来へのうた』
(原題:Sing Street / 監督:ジョン・カーニー/2016年/アイルランド/106分)
『五日物語-3つの王国と3人の女-』
(原題: Il racconto dei racconti / Tale of Tales / 監督:マッテオ・ガローネ/2015年/イタリア、フランス/133分)
『リリーのすべて』
(原題:The Danish Girl/ 監督:トム・フーバー/2016年/英国、米国/120分)
『善意の行方』
(原題:Publieke Werken / A Noble Intention/ 監督:ヨラム・ルールセン/2015年/オランダ/115分)
『私に構わないで』
(原題:Ne gledaj mi u pijat /Quit Staring at My Plate/ 監督:ハナ・ユシッチ/2016年/クロアチア、デンマーク/105分)
『アイスドラゴン』
(原題:Isdraken/The Ice Dragon/ 監督:マッティン・ヘーグダール/2012年/スウェーデン/73分)
『フラワーズ』
(原題:Loreak /Flowers / 監督:ホセ・マリア・ゴエナガ & ジョン・ガラニョ/2014年/スペイン/99分)
『マリー・クロヤー 愛と芸術に生きて』
(原題:Marie Krøyer/ 監督:ビリ・アウグスト/2012年/デンマーク、スウェーデン/102分)
『クリスマスの伝説 ― 4人の若き王たち』
(原題:4 Könige /4 Kings/ 監督:テレーザ・フォン・エルツ/2015年/ドイツ/87分)
『ホワイトゴッド 少女と犬の狂詩曲(ラプソディ)』
(原題:Fehér Isten/White God/ 監督:ムンドルッツォ・コーネル/2014年/ハンガリー、ドイツ、スウェーデン/99分)
『オリ・マキの人生で最も幸せな日』
(原題:Hymyilevä Mies /The Happiest Day in the Life of Olli Mäki/ 監督:ユホ・クオスマネン/2016年/フィンランド、スウェーデン、ドイツ/92分)
『パティーとの二十一夜』
(原題:21 nuits avec Pattie/21 Nights with Pattie/ 監督:テレーザ・フォン・エルツ/2015年/ドイツ/87分)
『フィフスシーズン~春が来ない村』
(原題:La cinquième saison/The Fifth Season/ 監督:ペーター・シュテファン・ユンク/2012年/ベルギー、オランダ、フランス/93分)
『すべて売り物』
(原題:Wszystko na sprzedaż /Everything for Sale/ 監督:アンジェイ・ワイダ/1968年/ポーランド/100分)
『男として死ぬ』
(原題:Morrer Como Um Homem/To die like a man/ 監督:ジョアン・ペドロ・ロドリゲス/2009年/ポルトガル/133分)
「ラトビアのショートアニメ特集」
『タイガー』 監督:J・ツィメルマニス/2010年/8分
『新種の発見』 監督:E・ラーツィス/2008年/10分
『子豚の冒険』 監督:D・リードゥセ/2016年/10分
『デディベア』 監督:N・スカパーンス/2007年/8分30秒
『魔法使いのボタン』監督:同/2006年/7分
『素晴らしい1日』 監督:同/2010年/14分)
特別プログラム
「ワイダとツィブルスキ ― ポーランド派の名監督と名俳優」
講演者:タデウシュ・ルベルスキ
(上映作品:『スビシェク』 監督:ヤン・ラスコフスキ/1969年/ポーランド/70分)
「OKI(沖)/Oki ー In the Middle of the Ocean」 特別上映
(上映作品:『OKI(沖)/Oki ー In the Middle of the Ocean』 監督:マリス・マルテンソンス/2014年/ラトビア、米国/85分)
この度本映画祭の上映プログラムを紹介する予告映像が公開となりました!
EUフィルムデーズ2017
◆東京会場:東京国立近代美術館フィルムセンター(5/26(金)ー6/22(木))
◆京都会場:京都府京都文化博物館(6/3(土)ー6/25(日))