本年度アカデミー賞主演男優賞・脚本賞を受賞した、マット・デイモン プロデュース、ケイシー・ア フレック主演、ケネス・ロナーガン監督・脚本『マンチェスター・バイ・ザ・シー』が5月13日(土)より シネスイッチ銀座、新宿武蔵野館、YEBISU GARDEN CINEMA ほかにて全国公開になります。

画像: アカデミー賞主演男優賞を受賞『マンチェスター・バイ・ザ・シー』ケイシー・アフレック インタビュー動画!足し算ではなく引き算の名演技が絶賛!

本作は、第74回ゴールデン・グローブ賞主演男優賞受賞、第88回ナショナル・ボード・オブ・レビュ ー主要賞4賞受賞、第 70回英国アカデミー賞主演男優賞、オリジナル脚本賞受賞、第82回ニ ューヨーク批評家協会賞主演男優賞、助演女優賞、脚本賞受賞...そして、アカデミー賞主演男優賞、脚本賞を受賞!と、世界中で 227部門にノミネート、107部門受賞という快挙を成し遂げている注目作。

主人公リーを演じたのは、アカデミー賞主演男優賞をはじめ、世界中の映画賞を獲得しているケイシ―・アフレック。

連日満員御礼のマスコミ試写会でもケイシーの演技に胸を打ち、絶賛する人たちが続出!
まさに本作が生涯の代表作になること間違いなしの、ケイシー・アフレックのインタビュー動画がこの度到着しました。

アカデミー賞主演男優賞に輝いたケイシー・アフレックとは?

1975 年 8 月 12 日、アメリカ・マサチューセッツ州生まれ。
10 代からテレビに出演し、『誘う女』(95)で映画デビュー。2007 年には兄ベン・アフレックの初監督作『ゴーン・ベイビー・ゴ ーン』で主演を務めた。
そのほかおもな出演作に、『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』(97)、『オーシャンズ 11』(01)、 共演のマット・デイモンと共に脚本も手がけた『GERRY ジェリー』(02)、アカデミー賞助演男優賞にノミネートされた『ジェシ ー・ジェームズの暗殺』(07)、『キラー・インサイド・ミー』(10)、『インターステラー』(14/)などがある。
近作に、「A Ghost Story」(17)など。監督としても活躍し、『容疑者、ホアキン・フェニックス』(10)では監督・脚本・製作・撮影も手がけた。 2002 年、ケネス・ロナーガンの舞台「This is our youth(これが僕らの青春)」でもマット・デイモンと共演した。(同舞台で共演したサマー・フェニックス=リバー・フェニックス、ホアキン・フェニックスの妹と結婚していた)

「素晴らしい脚本があったから、僕は迷わずに信頼して進むだけだった」

主人公のリーを演じた感想は「最高だったよ。難しい場面や深刻な場面を撮影する日が多くて、1日の大半をセットで過ごす日々が延々と続いたけど、ルーカス・ヘッジズたちと会話を楽しんだよ。
共演したシーンにはとてもおもしろいシーンもあった。一見冗談っぽくないけど、大げさで馬鹿げたことよりおもしろくて、もっともらしいと感じた。僕が好きなタイプの“笑い”だった」と、撮影中は甥っ子役のルーカスと仲睦まじい様子だったことがうかがえる。

画面に映るケイシーはじめ、どのキャストも本当にその土地で生きているかのようなリアリティがある。
「監督の『ユー・キャ ン・カウント・オン・ミー』や『マーガレット』はニューヨークが舞台だ。ほかにも彼は南部のどこかの町を舞台にした、劇の脚本を書いたこともある。彼の脚本はまるで地元で育った人が書いたとしか思えないものだ。耳がいいだけでなく、たぶん万人に通じる話し方に精通してるのだと思う。地域特有のアクセントやスラング、口調なんかは身につけることが可能だけど、脚本で重要なことは、物語の内容や登場人物たちの描写の仕方。彼の脚本は魔法みたいだよ。登場人物はみな複雑で、本物の人間みたいだ」と語った。

さらに、演じるための下準備については
「例えば自分の弱点を徹底的に考えたり、演じるにあたっての準備はいろいろある。もし僕がアマゾンで 10年暮らした人を演じるなら、アマゾンで生き延びる方法を考えるために現地へ行くだろう。だけど今回は、マンチェスター・バイ・ザ・シーという町に行ったこともあるし、言葉や暮らしも知っていた。何より今回は、物語や場面、登場人物の関連性に矛盾点がまったくない、素晴らしい脚本があったから、迷わずに信頼して進めばいいと分かってました。 だから僕がすべきことは、セットに現れて正しい感情を表現するのみだった。ケネスも共演者たちも素晴らしかったので、ただ、登場人物の感情を意識するだけでよかったんだよ」と、信頼のおける最高のチームワークのもとで、この映画が作られた ことを語ってくれた。

画像: 2017年アカデミー賞主演男優賞ケイシー・アフレック インタビュー『マンチェスター・バイ・ザ・シー』 youtu.be

2017年アカデミー賞主演男優賞ケイシー・アフレック インタビュー『マンチェスター・バイ・ザ・シー』

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足し算ではなく引き算のアプローチ、内面から滲み出る名演技に絶賛の声!

アカデミー賞主演男優賞といえば、近年では、ノースタントで鼻を折るほどのストイック怪演をみせた『レヴェナント: 蘇えりし 者』のレオナルド・ディカプリオ、難病 ALS と闘う博士を体当たりで演じた『博士と彼女のセオリー』のエディ・レッドメイン、エイ ズ患者を演じるために約 22.5 キロの減量をして挑んだ『ダラス・バイヤーズクラブ』のマシュー・マコノヒーなど、外見で魅せるインパクトの強い役柄が多い。

そんな中、本作におけるケイシーの演技は、過去に壮絶な悲劇を体験して生きる意味を見失った、孤独と哀しみを見事に体現。足し算ではなく、引き算の演技が特徴的だ。
感情を押し殺し、多くを語らず、目の動きひとつで感情の揺れ動きを表現する手法は、批評家陣からも「アメリカン・ニューシネマ的名演の再来!」「人生に打ちのめ されて表情を失った顔をこれほど魅力的に演じられる俳優を見たことがない!」と大絶賛されている。
外見の変化ではない、 内面から滲み出る演技が多くの人の心を掴んで離さない。

ケイシーの実人生と、演じた役柄のシンクロ率の高さも勝因の1つ!

ケイシーの演技力の高さはもちろんだが、本作で演じたリーとケイシー自身の実人生のシンクロ率の高さも、オスカーを手にした理由の1つといえる。
10 代からテレビに出演し、その後映画界でも活躍するものの代表作といえる作品には恵まれず、 さらには自ら監督した映画『容疑者、ホアキン・フェニックス』ではセクハラ疑惑をかけられてしまうなど、決して輝かしい俳優人生とはいえなかった。

そんな彼が演じた、孤独を抱え生きることに不器用な男リーの生きざまは、まさにケイシー自身と重 なり合う。主人公のリーは、絶望の淵から徐々に雪解けのごとく再生へと向かっていく。
ケイシーもまさに、この役でオスカー を手にしたことで映画界への復活を果たすことができた。
これ以上のハマリ役はないと思わずにはいられない、役との運命的な出会いにより「ベン・アフレックの弟」という殻を打ち破ったケイシーの名演を、ぜひスクリーンで確かめていただきたい。

ストーリー

ボストン郊外で便利屋として生計を立てている主人公リーが、兄の死をきっかけに故郷“マンチェスター・バイ・ザ・シ ー”へと戻り、16 歳の甥パトリックの面倒を見ながら過去の悲劇と向き合っていく―。
リーの絶望と再生を、時折ユーモアを交えな がら丁寧に紡ぎ出した珠玉の人間ドラマ。

監督・脚本:ケネス・ロナーガン
出演:ケイシー・アフレック、ミシェル・ウィリアムズ、カイル・チャンドラー、ルーカス・ヘッジズ、カーラ・ヘイワード
2016 年/アメリカ/137 分
© 2016 K Films Manchester LLC. All Rights Reserved. ユニバーサル作品
配給:ビターズ・エンド/パルコ

5月13日(土)よりシネスイッチ銀座、新宿武蔵野館、
YEBISU GARDEN CINEMA ほか全国ロードショー!

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