5月17日(現地時間)より開催される第70回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門への正式出品が決定している、黒沢清監督の最新作『散歩する侵略者』。
劇作家・前川知大 率いる劇団イキウメの人気舞台「散歩する侵略者」を映画化。
数日間の行方不明の後、夫が「侵略者」に乗っ取られて帰ってくる−
という大胆なアイディアもとに、黒沢監督がサスペンス、アクション、そして究極のラブストーリーと一つのジャンルに収まらない、新たなエンターテインメントに挑戦します。
この度、長澤まさみ、松田龍平、長谷川博己ほか高杉真宙、恒松祐里の既出キャスト5人に加えて、
新たに【追加キャスト情報】を解禁させていただく運びとなりました!
●加瀬鳴海(長澤まさみ)の妹・明日美役に『苦役列車』『さよなら歌舞伎町』『イニシエーション・ラブ』ほか数々の出演作で女優としての真価を見せる前田敦子。
物語が動きだすきっかけとなる、重要な役柄を演じています。
●加瀬真治(松田龍平)が散歩中に出会う、引きこもりの青年・丸尾役に、映画、テレビドラマ、舞台と活躍の場を広げ、今年は『無限の住人』『忍びの国』など話題作への出演が続く若手実力派俳優・満島真之介。
●町で起こる一家惨殺事件を捜査する刑事・車田役にお笑いコンビ「アンジャッシュ」として活躍する傍ら、黒沢監督作『トウキョウソナタ』への出演をきっかけに、俳優としても数々の映画・ドラマに引っ張りだこの児嶋一哉。
●鳴海の取引先の会社社長・鈴木役に、常に多様なキャラクターを演じ、NHK連続テレビ小説「ひよっこ」にも名を連ねる、名バイプレイヤー・光石研。
数多くの出演作品数を誇る光石が、念願の黒沢組初参加を果たす。
●真治が出会う牧師役には『聖の青春』で第40回日本アカデミー賞優秀助演男優賞を受賞し、現在放送中のTBS連続ドラマ「あなたのことはそれほど」の「怪演」ぶりでも話題沸騰中の東出昌大。
●物語のキーパーソンとなる医者役に『トウキョウソナタ』、「贖罪」、『リアル〜完全なる首長竜の日〜』などに出演し、黒沢監督が全幅の信頼を寄せる、比類なき存在感を誇る女優・小泉今日子。
●役人を名乗り、加瀬夫妻や桜井たちの前に出没する謎の男・品川役に、数々の映画、テレビドラマに出演、日本映画界に欠かせないベテラン個性派名優・笹野高史。
豪華俳優陣は黒沢監督作品史上最もエンターテインメント性が高い脚本を読み、「面白い!」と出演オファーを快諾。
黒沢監督は「正直こんなに集まってくれると思わなかったので、感激しました。そのシーンそのシーンできっちり見せ場を作ってくれているので、その人たちがどんな目に遭っていくのかというのを観るのもこの映画の楽しみの一つ」とコメント。
日本映画界が誇るオールスターキャストを迎えて、この秋、最高のエンターテインメントが誕生いたしますー
【ストーリー】
行方不明の夫が戻ってきた。その夫が、衝撃の告白をする「自分は侵略者」・・・。
数日間の行方不明の後、不仲だった夫がまるで別人のようになって帰ってきた。
急に穏やかで優しくなった夫に戸惑う加瀬鳴海(長澤まさみ)。夫・加瀬真治(松田龍平)は毎日散歩に出かけて行く。
一体何をしているのか…? 同じ頃、町では一家惨殺事件が発生し、奇妙な現象が頻発する。
ジャーナリストの桜井(長谷川博己)は取材中に一人、ある事実に気づく。
やがて町は急速に不穏な世界へと姿を変え、事態は思わぬ方向へと動く。
「地球を侵略しに来た」—真治から衝撃の告白を受ける鳴海。混乱に巻き込まれていく桜井。
当たり前の日常がある日突然、様相を変える。些細な出来事が、想像もしない展開へ。
彼らが見たものとは、そしてたどり着く結末とは?
【映画『散歩する侵略者』作品概要】
監督:黒沢 清
原作:前川知大「散歩する侵略者」 脚本:田中幸子 黒沢 清 音楽:林 祐介
出演:長澤まさみ 松田龍平 高杉真宙 恒松祐里 長谷川博己ほか
製作:『散歩する侵略者』製作委員会
配給:松竹 日活
(C)2017『散歩する侵略者』製作委員会
9月9日(土) 全国ロードショー