「映画監督外山文治短編作品集」と題し、女優・吉行和子短編映画初出演となる『春なれや』とNHK連続テレビ小説「べっぴんさん」で一躍国民的ヒロインとなった芳根京子主演短編映画『わさび』が今夏8月26日に同時上映にて公開となりました。
両作品共に監督は海外でも受賞歴を持ち『燦燦ーさんさんー』で長編デビューをした外山文治。
『春なれや』『わさび』共に、短編とは思えない豪華な配役で、映画監督外山文治の”今”の仕事を観ることができます。
外山文治
Producer, Screenplay, Director:
BUNJI SOTOYAMA
1980年生まれ。福岡県出身。
日本映画学校(現・日本映画大学)演出ゼミ卒。
脚本『星屑夜曲』が「伊参スタジオ映画祭シナリオ大賞2005」で大賞。老老介護の厳しい現実を見つめた短編映画『此の岸のこと』が海外の映画祭で多数上映され、「モナコ国際映画祭 2011」で短編部門にて「最優秀作品賞」をはじめ5冠を達成。
シルバー世代の恋愛を明るく描いた『燦燦ーさんさんー』のプロットがユナイテッド・シネマ主催「第六回シネマプロットコンペティション」でグランプリを獲得し、自身の脚本・監督による映像化が決定。
長編映画監督デビューを飾った映画『燦燦ーさんさんー』は全国36館にて上映され、「モントリオール世界映画祭2014」より正式招待を受ける。
2014年からは「TSUTAYA」CM演出他、PV、コンサート演出等、活動の幅を広げている。
山田洋次監督作品、大島渚監督作品等で圧倒的な存在感を示し続ける
女優・吉行和子が、短編映画に初出演した『春なれや』共演 村上虹郎、篠原篤--
共演には今もっとも注目を集める気鋭の若手俳優・村上虹郎、そして第39回日本アカデミー賞「新人俳優賞」受賞の篠原篤など映画界の未来を担う俳優達が集結。
主題歌をCoccoが務める等、短編映画の常識を覆す豪華な顔ぶれとなっています。
また『春なれや』は、熊本地震のわずか数日前に熊本県菊池市の名所“万本桜”を中心に撮影されており、その美しい景観と叙情的な物語が、観る者に深い感動を与える作品になっています。
本作の完成に伴い熊本県菊池市の江頭実市長もコメントを発表されています。
「桜のご縁から市をあげて映画撮影のお手伝いをしたその数日後、私たちは思わぬ大震災の被害者になりました。途方に暮れていた私たちにとり、万本桜を舞台にした愛と希望の物語が大きな勇気と力を与えてくれることでしょう」(一部抜粋)
物語は「ソメイヨシノは60年経ったら咲くことができない」という噂の真相を確かめるため、老人ホームを抜け出した女性と、彼女を想い出の桜まで案内することになってしまった青年の温かな交流を描いたもの。
製作・監督・脚本:外山文治(映画『燦燦–さんさん–』『わさび』ほか)
出演:吉行和子、村上虹郎、篠原篤、ほか
主題歌:「Time」Cocco
2016年/日本/日本語/カラー/ビスタ/ステレオ/ 20分
© 外山文治2016
NHK連続テレビ小説「べっぴんさん」で一躍国民的ヒロインとなった女優・芳根京子が主演を務める短編映画『わさび』共演は共演には富田靖子、下條アトム--
本作では芳根京子が心の病を抱えた父を守るために実家の寿司屋を継ぐことを決めた女子高生・山野葵を瑞々しくも力強く演じています。また共演には富田靖子、下條アトム等ベテラン俳優陣を迎え、短編映画の枠を超える重厚な感動作に仕上がっています。
この度発表されたメイン・ビジュアルは、困難な環境に屈しそうになりながらも恐れることなく現実を見つめる主人公・葵の静かな覚悟が表現されており、物語の舞台となった岐阜県・飛騨高山の街並みの中で撮影当時18歳の芳根の眼差しの強さと儚さが印象深いものとなっています。
公開に先立ち、今月「高崎映画祭」にてジャパン・プレミア上映され、5月にはロサンゼルスでの上映も決定しています。
芳根京子 プロフィール
1997年2月28日、東京生まれ。
2013年にフジテレビ系ドラマ『ラスト♡シンデレラ』で女優デビュー。
2014年、NHK連続テレビ小説『花子とアン』で花子の親友の蓮子(仲間由紀恵)の娘役を演じる。
2015年、キャストオーディションで1000人以上の参加者の中から選ばれ、TBS系ドラマ『表参道高校合唱部!』でドラマ初主演を務める。
平成28年度後期 NHK 連続テレビ小説『べっぴんさん』でヒロイン坂東すみれ役を務める。
製作・監督・脚本:外山文治(映画『燦燦–さんさん–』『わさび』ほか)
出演:芳根京子、富田靖子、下條アトムほか
2016年/日本/日本語/カラー/シネマスコ―プ/ステレオ/ 30分
© 外山文治