シネフィルでも不定期に連載をいただいているファッションデザイナー津村耕佑が、東京・南青山のスパイラルガーデンで個展「RECOMBINATION」を開催する。

津村耕佑展「Recombination」

表生地と裏生地の隙間を利用した44のポケットを持ち、常時はもとより非常時を含むあらゆる状況に対応するナイロンコート「FINAL HOME」を発表以降、ファッションの意味や機能を組み換える活動を行なう、津村耕佑。

日常の意味やファッションの機能を再考し続ける津村の今を見せる本展では、2009年に細胞分裂から着想を得て考案した、突起とスリットを持つピースを複数組み合わせることで多様な造形を生み出す「PUZZLE WARE」を活用した作品群を展示していく。

5月10~21日の期間中、展覧会の他関連ワークショップなども開催する。

画像1: 津村耕佑展「Recombination」

津村耕佑コメント
PUZZLE WAREはクリエイティブ・コモンズ・ライセンス「表示−非営利−改変禁止 4.0 国際 ライセンス」のもとに提供されています。データをダウンロードし型紙として利用 できます。
通常、芸術は個人性と普遍性を求めますがPUZZLE WAREは組み換え可能なので完成は無いといえます。今回は私の作品を通じてその可能性を提案いたします。
ReARTと称した取り組みでは、不要になった絵画をPUZZLE WAREの形にくり抜き再構成した作品も展示いたします。
様々な素材で製作したパズルの組み合わせが意味するものを想像してみて下さい。

プロフィール

武蔵野美術大学空間演出デザイン学科教授。
文化服装学院非常勤講師。ファッションデザイナー。
1982 年「第 52 回装苑賞」受賞後、三宅デザイン事務所に所属し、主にパリコレクションに関わるデザインを担当。
1994 年、ファションブランド「KOSUKE TSUMURA」「FINAL HOME」を立ち上げ、 同年に「第 12 回毎日ファッション大賞新人賞」「資生堂奨励賞」を受賞。その他、1992 年に「第 21 回現代日本美術展準大賞」、2001 年に「織部賞」を受賞する。
主な展覧会に 1995 年「モードとジャポニズム展」(パリ市立衣装美術館)、2000 年「ヴェネチア・ビエ ンナーレ建築展」(ヴェネチア)、2005 年「SAFE DESIGN TAKES ON RISK」(MOMA ニューヨー ク近代美術館)、2012 年「ドクメンタ 13」(カッセル)、2015 年「衣服にできることー阪神・淡路大震 災から 20 年」(神戸ファッション美術館)。

画像2: 津村耕佑展「Recombination」

【開催概要】
津村耕佑展「RECOMBINATION」
会期:2017年5月10日(水)―21日(日) 11:00―20:00  入場無料
会場:スパイラルガーデン(スパイラル1F)
   東京都港区南青山5-6-23 TEL.03-3498-1171 ACCESS MAP

【関連ワークショップ】
プチプチドームづくり
「プチプチタングル」というパズルパーツを繋げて、ドームや小屋をつくります。
日時 : 2017 年 5 月 11 日(木)、15 日(月)、18 日(木)いずれも13:00—16:00
会場 : スパイラルガーデン(スパイラル 1F)
※参加無料、申込不要。直接会場にお越しください。

主催:PAZZLE WARE project
協力:川上産業株式会社/プチプチ文化研究所
   武蔵野美術大学空間演出デザイン学科
   文化服装学院
   NANZUKAUNDERGROUND
   株式会社タグボート
   株式会社七彩
   合同会社テクネー
協賛:旭酒造株式会社
企画協力:スパイラル
会場協力:株式会社ワコールアートセンター

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