ロジャー・コーマン
(Roger William Corman、1926年4月5日 - )
アメリカ合衆国ミシガン州デトロイト生まれの映画プロデューサー、映画監督。
日本では「低予算映画の王者」「B級映画の帝王」と呼ばれている。
コーマンスクールやと呼ばれたように今まで、彼の元で働いていたスタッフやキャリアを始めた俳優としては、
ジェームズ・キャメロン
ジョン・セイルズ
ジョン・ミリアス
ジョー・ダンテ
ピーター・ボグダノヴィッチ
ジョナサン・デミ
デニス・ホッパー
ジャック・ニコルソン
ピーター・フォンダ
ロバート・デニーロ
マーティン・スコセッシ
フランシス・フォード・コッポラ
モンテ・ヘルマン
ゲイリー・カーツ
ロン・ハワード
ガス・ヴァン・サント
スティーヴン・スピルバーグ
など、そうそうたるメンバーがおり、ハリウッドでその後活躍した多くの映画監督や俳優が数多くいる。
基本、彼の映画のポリシーは”早く! 安く! そして儲ける!”という理念。
かつて・ロジャー・コーマンは若き才能を見極めるコツを聞かれ、
若手発掘の基本は3つだ。
1つ目は知的であること。
(運が良ければ誰でも1、2作は成功させることができるが、長いキャリアを積み上げていくには知性が必要不可欠。)
2つ目は一生懸命に仕事を全うできること。
(映画作りは大変な労力)
3つ目はクリエティブであること。
(これは一番手に入りにくいもの。私の場合、一緒に仕事をしながら才能を見抜いてきた)
と語っている。
1996年にロサンゼルス批評家協会賞(生涯功労賞)
2009年にアカデミー名誉賞を受賞
ロジャー・コーマンの人生とそのコーマンスクールのドキュメンタリー映画。
『コーマン帝国』
IMDbによると監督作品でクレジットされているのが現在のところ56本。
その中から、一応年代順にピックアップしてみました。
『金星人地球を征服 』(1956年)いかにもな、B級なアメリカンSF映画。いい味出しています。
ロジャー・コーマンの初期の傑作といえば『リトル・ショップ・オブ・ホラーズ』。
また再映画化されるとか--。
黒澤明が映画化を願ったこの作品も、いち早くロジャー・コーマンは映画化していたエドガー・アラン・ポーの『『赤死病の仮面』(1964年)
他にもエドガー・アラン・ポーの原作は多く手がけており『アッシャー家の惨劇』(1960年)、『恐怖の振子』(1961年)、『姦婦の生き埋葬』(1962年)、『黒猫の怨霊』(1962年)、『忍者と悪女』(1963年)、『黒猫の棲む館』(1964年)などがある。
『イージーライダー』の元になったとされるヘルスエンジェルズを題材にした『The Wild Angels』。出演は、ピーター・フォンダやナンシー・シナトラ。
LSDを扱った映画として、やはり歴史的な作品。『白昼の幻想』(The Trip)。
今作で、ピーター・フォンダはデニス・ホッパーやジャック・ニコルソンと出会ったとされている。
人気シリーズとなるデス・レースの元
IMDbによると今作が監督作品としては最後のクレジットとなっているが---
これ以外に、製作としてクレジットされている映画は、IMDbにのっている作品だけで413本にのぼる!!!
その中で、つい最近日本公開されたのがこの作品です。
映画界の伝説、B 級映画の帝王ロジャー・コーマンが製作した最新の作品がこれ!
根強いファンを持つデス・レースシリーズの最新作。
一応このシリーズの旧作もーご紹介。なんとシルベスター・スタローンが出演しています。
恐るべし、ロジャー・コーマンのパワー。
見習うところありますね〜。