先駆的な映画製作者の一人でもあるアニエス・ヴァルダは、50年以上にわたる映画を含む人生を写真やアートインスタレーションで表現し、今年、フランスのCinéSalonで永遠に影響力のある創造的なアートワークを発表しました。

そして、この展覧会は発展的な形で3月2日よりニューヨークのBlum & Poeで開催され4月15日まで開催されています。
展示はビデオ、写真と彫刻とインスタレーションから成りたち1949年から現代までに作られた作品を含み、総合的な内容。(作品は下記サイトで)

2月28日には、このニューヨークで開催される初めての展覧会に先立ち同地で、ビジュアル・アーティストとしての最近の話についての、特別講演も行ったという。

88歳にしてこの、精力的な活動には驚きを隠せないが、ヴァルダの人生は1928年にベルギーブリュッセルに生まれて、第二次世界大戦を逃れてフランスに渡り映画監督になる前は写真家として活躍し、1955年に長編デビュー作「La Pointe Courte 」を発表。
のちに1962年映画監督のジャック・ドゥミと結婚し、彼が死去するまでともに「カイエ派」に対して「左岸派」と呼ばれていた。

もう一つには、「ヌーヴェルヴァーグの祖母」とも呼ばれ、ゴダールなどとの交流なども有名だ。
映画監督としての実績としても1965年 に『幸福』でベルリン国際映画祭銀熊賞。1985年には『冬の旅』でヴェネツィア国際映画祭金獅子賞を受賞。
2008年に自らの人生を描いたドキュメンタリー映画『アニエスの浜辺』を発表し、今作の中でのアーカイヴ映像にはジャック・ドゥミ、ジャン=リュック・ゴダール、ジェーン・バーキン、カトリーヌ・ドヌーヴ、ハリソン・フォード、ジム・モリソン、シャルロット・ゲンズブール、セルジュ・ゲンズブールなどが登場し、今作においてもセザール賞 ドキュメンタリー映画賞並びにロサンゼルス映画批評家協会賞ドキュメンタリー映画賞を受賞。
そして、2015年には第68回カンヌ国際映画祭で、名誉賞であるパルム・ドヌール(毎年発表されるわけではない特別な名誉賞)を受賞。
イングマール・ベルイマン、ウディ・アレン、マノエル・ド・オリヴェイラ、クリント・イーストウッド、ベルナルド・ベルトルッチに続いて、女性としては初となるの6人目の受賞となっている。

そして、今回88歳にして、また新たな面での評価を受けてのニューヨークでのアーティストデビューを飾った。「Life as Art」ーブラボー!アニエス!

フランスでの展覧会で自らを語る映像

画像: FIAF CinéSalon presents Agnès Varda: Life as Art youtu.be

FIAF CinéSalon presents Agnès Varda: Life as Art

youtu.be

若き日のインタビュー映像

画像: Interview - Agnès Varda youtu.be

Interview - Agnès Varda

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展覧会インフォメーションは下記より

http://www.blumandpoe.com/exhibitions/agnès-varda?lang=ja

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