サム・ペキンパー(Sam Peckinpah, 1925年2月21日 - 1984年12月28日)
アメリカ合衆国の映画監督。

伝説の監督となったサム・ペキンパー。
大学卒業後しばらく舞台演出家として活動。その後、テレビ局の裏方としてスタジオに入り、ドン・シーゲルのもとに弟子入りし、西部劇の脚本家として頭角をあらわす。

監督になってからは、現場やプロデューサーと何回となく、揉めてしまい映画界から干されることが数回。
大きくは、1965年 『ダンディー少佐』から1969年 『ワイルドバンチ』までの間と1978年 『コンボイ』以降は遺作となるまで1983年『バイオレント・サタデー』まで。

初期は、『荒野のガンマン』『昼下がりの決闘』などの西部劇の傑作を生み出し、その集大成の一つとして1969年 『ワイルドバンチ』がある。以降、バイオレンスの巨匠として君臨し『わらの犬』では暴力描写の激しさに、公開後物議を醸しだす。
他の代表作として『ガルシアの首』『戦争のはらわた』など。

多くの世界の映画人には影響を与えるとともに、リスペクトされている孤高の映画人。

作品

1955年 『ガンスモーク』(TVシリーズ) 監督
1956年 『ボディ・スナッチャー/恐怖の街』  脚本/出演

1958年 『ライフルマン』(TVシリーズ) 監督

画像: The Rifleman intro -- the Sam Peckinpah version. youtu.be

The Rifleman intro -- the Sam Peckinpah version.

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1960年 『遥かなる西部』(TVシリーズ) 監督
1960年 『風雲クロンダイク』(TVシリーズ) 監督
1961年 『荒野のガンマン』 - The Deadly Companions 監督

1962年 『昼下りの決斗』 - Ride the High Country 監督

画像: Ride the High Country Official Trailer #1 - Randolph Scott Movie (1962) HD youtu.be

Ride the High Country Official Trailer #1 - Randolph Scott Movie (1962) HD

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1965年 『ダンディー少佐』 - Major Dundee 監督/脚本

画像: Major Dundee - Trailer youtu.be

Major Dundee - Trailer

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1965年 『栄光の野郎ども』 脚本
1966年 『昼酒』(TV映画) 監督
1968年 『戦うパンチョ・ビラ』  脚本

1969年 『ワイルドバンチ』 - The Wild Bunch 監督/脚本

一時映画界から干されたサム・ペキンパーの復帰作で西部劇に引導を渡した「最後の西部劇」と呼ばれており、ペキンパーの最高傑作として高く評価されている。
ラストの壮絶な大銃撃戦は、「デス・バレエ」(死のバレエ)、「ボリスティック・バレティックス」(弾道バレエ)などと呼ばれ、後続の映画製作者たちに多大な影響を及ぼした。
6台のカメラを使い12日間ぶっ通しで撮影したという、シーンのメイキング映像。貴重です。

画像: The Wild Bunch: The Making Of The Final Shootout. youtu.be

The Wild Bunch: The Making Of The Final Shootout.

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1970年 『砂漠の流れ者/ケーブル・ホーグのバラード』
- The Ballad of Cable Hogue 監督/製作

サム・ペキンパー監督にとっては、珍しいヒューマンなハートフルな作品。“自分のベスト・フィルム”だと語っている作品。

画像: The Ballad Of Cable Hogue (1970) Trailer youtu.be

The Ballad Of Cable Hogue (1970) Trailer

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1971年 『わらの犬』 - Straw Dog 監督/脚本

サム・ペキンパー監督の代表作であり、初の現代劇。過激なバイオレンスで、賛否を浴びる。
主演はダスティン・ホフマン。

画像: STRAW DOGS - Trailer - (1971) - HQ youtu.be

STRAW DOGS - Trailer - (1971) - HQ

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1972年 『ジュニア・ボナー/華麗なる挑戦』 - Junior Bonner 監督

1972年 『ゲッタウェイ』 - The Getaway 監督

出演は、スティーブ・マックイーン、アリ・マッグロー。

画像: The Getaway (S. Peckinpah)- Trailer youtu.be

The Getaway (S. Peckinpah)- Trailer

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1973年 『ビリー・ザ・キッド/21才の生涯』 - Pat Garret and Billy the Kid 監督/出演

1974年 『ガルシアの首』 - Bring Me the Head of Alfred Garcia 監督/脚本

『戦争のはらわた』と並んでペキンパー自身が最後まで編集権を握ることができた数少ない作品。
アメリカでは、許可も低くすぐに打ち切りになるなど失敗作とされてきたが日本ではヒット。
近年、海外でも再評価高まる作品となってきている。

画像: Bring Me The Head Of Alfredo Garcia (1974) - Trailer youtu.be

Bring Me The Head Of Alfredo Garcia (1974) - Trailer

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1976年 『キラー・エリート』 - The Killer Elite 監督

今作も、公開当時に評判が低かった作品だが、ペキンパーのファンである青山真治監督はsight&sound誌でのオールタイムベストの内に本作を挙げ、黒沢清監督は自著『映像のカリスマ』において本作をペキンパーの代表作の一つとみなしている。

画像: The Killer Elite Official Trailer #1 - Robert Duvall Movie (1975) HD youtu.be

The Killer Elite Official Trailer #1 - Robert Duvall Movie (1975) HD

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1977年 『戦争のはらわた』 - Cross of Iron 監督

ペキンパー作品の特徴であるバイオレンス描写とスローモーション撮影が細かいカット割りを重ねた独特の編集と相まって、すさまじい迫力ある戦争映画となった。世界の映画制作者にも衝撃を与えた作品。
サム・ペキンパーは『スーパーマン』『キングコング(76年版)』の二大超大作のオファーを断り、この作品を監督したという。

画像: Cross of Iron 1977 Trailer youtu.be

Cross of Iron 1977 Trailer

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1978年 『コンボイ』 - Convoy 監督

画像: Convoy (1978) U.S. Trailer Directed by Sam Peckinpah youtu.be

Convoy (1978) U.S. Trailer Directed by Sam Peckinpah

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1983年 『バイオレント・サタデー』 - The Osterman Weekend 監督

遺作となった映画。

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The Osterman Weekend Trailer 1983

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なぜか、日本語訳のついたサム・ペキンパー監督のインタビューがありました。

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サム・ペキンパー インタビュー

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『サム・ペキンパー 情熱と美学』予告

2016年日本で公開され和裁になったサム・ペキンパーのドキュメンタリー映画

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『サム・ペキンパー 情熱と美学』予告編

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