故スタンリー・キューブリック監督を約30年間にわたり、手になり足になり支えたエミリオ・ダレッサンドロを追ったドキュメンタリー映画『S Is For Stanley』の海外予告が公開された。
1960年代後半から、もともとキューブリック監督のプライベートな運転手を約30年に渡って勤めた。レーサー志望であまり映画に関心がなかったエミリオは、徐々に撮影に使われる小道具から大道具、衣装の発注に至るまで、細々な手配なども手伝って、最も家族に近い存在となりキューブリック一家と接していくようになる。
キューブリック死後も、その残された様々な映画に使われた品々や、思い出となる品々を大切に保管して、それが世界で巡回されたキューブリック展にも活かされたという。
そして、2016年彼との思い出を綴った書籍を出版し、その後エミリオにフォーカスしたドキュメンタリー映画が製作された。
日本で公開されるかどうかはわからないが、謎に包まれたキューブリック監督の実像に迫った貴重な映画であることには違いない。
『エス・イズ・フォー・スタンリー(原題 S Is For Stanley)』の海外予告
エミリオの書籍「Stanley Kubrick and me」の予告
http://cinefilia.altervista.org/s-is-for-stanley/?doing_wp_cron=1486148905.7213749885559082031250