中国で春節が始まり近年盛り上がりを見せている春節の中国映画市場も活性化している。
その中でも公開初日から破竹の快進撃を飛ばしているのが香港のコメディスター、チャウ・シンチー(周星馳)監督の最新プロデュース映画『西游・伏妖篇』だ。
『西游・伏妖篇』は春節のスタートとともに上映され、公開初日としてはこれまでの歴代興行成績トップの記録を持っていた15年公開の米映画『ワイルド・スピード7』が作った3億4000万元(約57億円)を塗り替える3億5000万元(約59億円)を記録した。
また、公開初日から2日間の興行収入が5億8500万元(約98億円)という驚異的な勢いでヒットを飛ばしており、これまで中国で公開された映画としては最も早いペースで記録を伸ばしている。
本作は2013年に公開された『西遊記~はじまりのはじまり~』(中国語タイトル/西遊・降魔篇)の続編であり、チャウ・シンチー監督がエグゼクティブプロデューサー、ツイ・ハーク(徐克)監督がメガホンを執った話題のコラボ作品だ。
外さないヒットメーカーとして、その存在感を本作でもいかんなく発揮しているチャウ・シンチー監督にとって、昨年の春節に公開され歴代最高興行収入33億9000万元(約567億円)を叩き出した監督作品『人魚姫』の記録超えにも引き続き注目が集まりそうだ。