第33回サンダンス映画祭で、日本から出品された長久允監督の『そうして私たちはプールに金魚を、』が短編映画部門グランプリを受賞した。
Grand Jury Prize: AND SO WE PUT GOLDFISH IN THE POOL. / Japan (Director and screenwriter: Makoto Nagahisa) #Sundance #ShortsAwards pic.twitter.com/x0IjPxYytx
— SundanceFilmFestival (@sundancefest) 2017年1月25日
今映画は、次世代の映画監督を発掘するスカラシッププロジェクト「MOON CINEMA PROJECT」の第1回グランプリ作品で、埼玉県狭山市で数年前に実際にあった奇妙な事件を映画化したもの。
この事件は女子中学生4人が、学校のプールで「金魚を放して一緒に泳げば楽しいと思った」という動機で大量の金魚を放流し騒ぎを起こした。
長久監督は、この事件を基にして事件現場だった「狭山」で、本当に彼女たちがいた街で、歩いた道で、遊んでたゲームセンターで撮影し28分の短編映画に仕上げている。
挿入歌は、南沙織の「17歳」を、映画「モッシュピット」で話題のNatureDengerGangがアレンジ。ボーカルはミスiDファイナリストでもある「ユキちゃん」がつとめている。
キャスト陣は、主演に、ミサワホームCMやTHE YELLOW MONKEY「砂の塔」CMで注目されている湯川ひな。明光義塾「YDK」CMの西本まりん、クラシエCMの菊地玲那、集英社「Seventeen」の松山莉奈。
その他、「恋人たち」「シンゴジラ」などで演技が光る黒田大輔、
「松ヶ根乱射事件」の山中崇、「ある朝スウプは」の並木愛枝、劇団快快から野上絹代、
アンダーグラウンドミュージックシーンから、クリトリック・リス、フジロッ久(仮)など
豪華なキャストが脇役を固めている。
長久允
1984年生まれ。東京都出身。学生時代から、PV・映画などの制作に携わり、現在はCMプランナーとして活躍。 NTTドコモ「ドコモダケ」シリーズなどを制作。 2013年には、カンヌライオンズ 国際クリエイティビティ・フェスティバルでヤング・ライオン・フィルム・コンペティションでメダルを授与されたのは初めての日本人。
キャスト:
湯川ひな、松山莉奈、西本まりん、菊地玲那
黒田大輔、山中崇、増渕来夢・ユキちゃん・クリトリックリス、
NATURE DANGER GANG、フジロッ久(仮)、並木愛枝、石本径代、三科喜代、野上絹代
スタッフ:
製作:Moon Cinema Project
監督・脚本:長久允
エグゼクティブプロデューサー:田中雄之
プロデューサー:横山治己
撮影:武田浩明
照明:前島祐樹
サウンドデザイン:沖田純之介
現場録音:小林武史
美術:栗林由紀子
助監督:長田亮
制作進行:橘川大地
編集:稲本真帆・金子雄亮
音楽:丸橋光太郎
衣裳:下山さつき
ヘア・メイク:光野ひとみ
金魚飼育:鈴木康夫
メイキング:今田哲史
キャスティング:大杉陽太・池澤響・海江田順子
制作プロダクション:株式会社ロボット