フランスの最高の映画賞として、知られるセザール賞のノミネートが発表された。

今年のセザール賞は、授賞式の開幕スピーチを『戦場のピアニスト』『チャイナタウン』『ローズマリーの赤ちゃん』などで知られるロマン・ポランスキー監督が審査員代表として務めることが発表されていたが、1977年アメリカでの強姦罪に問われた事件に対して、フランスの女性権利団体からの反対運動が起き、最終的に監督の弁護士により辞退する声明が発表され、話題になっていた。

今年度の主なる賞のノミネートは以下のとおりとなる。

作品賞ノミネート

『ディヴァイン』“Divines” ウーダ・ベニャミナ監督

画像: Divines (2016) - Trailer (French) youtu.be

Divines (2016) - Trailer (French)

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『Elle』ポール・ヴァーホーヴェン監督

画像: ELLE (2016) Official HD Trailer - Paul Verhoeven youtu.be

ELLE (2016) Official HD Trailer - Paul Verhoeven

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『Frantz』 フランソワ・オゾン監督

画像: FRANTZ Trailer | Festival 2016 youtu.be

FRANTZ Trailer | Festival 2016

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『Les Innocentes』アンヌ・フォンテーヌ監督

画像: Les Innocentes d'Anne Fontaine - Bande-Annonce youtu.be

Les Innocentes d'Anne Fontaine - Bande-Annonce

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『Ma Loute(Slack Bay)』ブリュノ・デュモン監督

画像: Slack Bay / Ma Loute (2016) - Trailer (English Subs) youtu.be

Slack Bay / Ma Loute (2016) - Trailer (English Subs)

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『Mal de pierres(From the Land of the Moon)』ニコール・ガルシア監督

画像: MAL DE PIERRES Bande Annonce (Marion Cotillard / Louis Garrel - 2016) youtu.be

MAL DE PIERRES Bande Annonce (Marion Cotillard / Louis Garrel - 2016)

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『Victoria』ジュスティーヌ・トリエ監督

画像: Victoria - bande annonce du film de Justine Triet youtu.be

Victoria - bande annonce du film de Justine Triet

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監督賞ノミネート

 ウーダ・ベニャミナ(Houda Benyamina) “Divines”
 フランソワ・オゾン “Frantz”
 ブリュノ・デュモン “Ma Loute(Slack Bay)”
 アンヌ・フォンテーヌ “Les Innocentes(The Innocents)”
 グザヴィエ・ドラン 『たかが世界の終わり』
 ニコール・ガルシア “Mal de pierres(From the Land of the Moon)”
 ポール・ヴァーホーヴェン “Elle”

ウーダ・ベニャミナは今作が監督デビュー。カンヌ国際映画祭で新人監督に送られるカメラドールを受賞し、さらにNetFlixが世界配信の権利を獲得したことでも話題を集めた。
グザヴィエ・ドランは、今回、外国映画賞でもノミネートされており2015年の『マミー/Mommy』(外国映画賞受賞)以来の受賞が期待される。

主演男優賞ノミネート

 フランソワ・クリュゼ
 ピエール・ドゥラドンシャン(Pierre Deladonchamps)
 ニコラ・デュヴォシェル(Nicolas Duvauchelle) 
 ファブリス・ルキーニ 
 ピエール・ニネ(Pierre Niney)
 オマール・シー 
 ギャスパー・ウリエル 

主演女優賞ノミネート

 ジュディット・シュムラ(Judith Chemla)
 マリオン・コティヤール
 ヴィルジニー・エフィラ(Virginie Efira)
 Marina Foïs
 イザベル・ユペール 
 シセ・バベット・クヌッセン(Sidse Babett Knudsen)
 ソーコ(Soko) 

外国映画賞ノミネート

 『エリザのために』“Baccalauréat” 監督:クリスティアン・ムンジウ
 『午後8時の訪問者』監督:ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ
 『たかが世界の終わり』 監督:グザヴィエ・ドラン
 『アクエリアス』 監督:クレベール・メンドンサ・フィリオ(Kleber Mendonça Filho)
 『マンチェスター・バイ・ザ・シー』監督:ケネス・ロナーガン
 『わたしは、ダニエル・ブレイク』 監督:ケン・ローチ
 『ありがとう、トニ・エルドマン』監督:マーレン・アデ

外国映画賞で目を引くのは、出演俳優と製作者が自国のジウマ前大統領の罷免反対デモを行ったためブラジル国内での反発が多く波紋を投げ掛けた『アクエリアス』がノミネートされている。

その他の部門で話題なのは、ジョニー・デップとヴァネッサ・パラディの愛娘リリー=ローズ・デップが本格的な女優としてイサドラ・ダンカン役に挑んだ『The Dancer』で新人女優賞にノミネートされています。

リリー=ローズ・デップ出演の『The Dancer』

画像: The Dancer / La Danseuse (2016) - Trailer (English Subs) youtu.be

The Dancer / La Danseuse (2016) - Trailer (English Subs)

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セザール賞授賞式は2月24日です。

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