そろそろ、終盤になってきた賞レース。
11日と12日、新たにアメリカ撮影監督協会(ASC)賞とアメリカ監督組合(DGA)賞のノミネートがあきらかになった。
アメリカ撮影監督協会(ASC)賞では『沈黙-サイレンス-』が『ラ・ラ・ランド』や『ムーンライト』などと最終ノミネート5作品に残った。
また、アメリカ監督組合(DGA)賞では主要部門では、『ラ・ラ・ランド』のデイミアン・チャゼル監督、『ムーンライト』のバリー・ジェンキンス監督、『マンチェスター・バイ・ザ・シー』ケネス・ロナーガン監督、『メッセージ』のドゥニ・ヴィルヌーヴ監督とともに『LION/ライオン ~25年目のただいま~』の ガース・デイヴィス監督が監督賞と新人監督賞と両方にノミネートされている。
また、ここでネイト・パーカー監督の『バース・オブ・ネイション』の新人監督賞ノミネートが話題になっている。サンダンスの受賞から本来は、最も熱く視線が向けられていた作品だが、ネイト・パーカー監督のレイプスキャンダルなどで、すっかり賞レースから外された感があったこの作品。新人監督賞候補とはいえ、権威ある監督協会での、ノミネートで再び注目を集めた。
泣くも笑うもアカデミー賞は2017年2月26日。各賞で最後の争いが繰り広げられている。
11日
アメリカ撮影監督協会(ASC)賞のノミネーション
グレイグ・フレイザー 「LION/ライオン ~25年目のただいま~」
ジェームズ・ラクストン 「ムーンライト」
ロドリゴ・プリエト 「沈黙 -サイレンス-」
リヌス・サンドグレン 「ラ・ラ・ランド」
ブラッドフォード・ヤング 「メッセージ」
アメリカ撮影監督協会(ASC)賞のノミネーション発表の動画
最初の4分ほどが今までの映画史に残る名作の撮影シーンをまとめています。
12日
アメリカ監督組合(DGA)賞のノミネーション
【監督賞】
デイミアン・チャゼル 「ラ・ラ・ランド」
ガース・デイヴィス 「LION/ライオン ~25年目のただいま~」
バリー・ジェンキンズ 「ムーンライト」
ケネス・ロナーガン 「マンチェスター・バイ・ザ・シー」
ドゥニ・ヴィルヌーヴ 「メッセージ」
【新人監督賞】
ガース・デイヴィス 「LION/ライオン ~25年目のただいま~」
KELLY FREMON CRAIG 「The Edge of Seventeen」
ティム・ミラー 「デッドプール」
ネイト・パーカー 「バース・オブ・ネイション」
ダン・トラクテンバーグ 「10 クローバーフィールド・レーン」
【ドキュメンタリー監督賞】
OTTO BELL 「The Eagle Huntress」
EZRA EDELMAN 「O.J.: Made in America」
ジョシュ・クリーグマン&エリース・スタインバーグ「ウィーナー 懲りない男の選挙ウォーズ」
ラウル・ペック 「I Am Not Your Negro」
ROGER ROSS WILLIAMS 「Life, Animated」