この度、2 月 25 日(土)よりテアトル新宿ほかにて公開される富田克也最新作『バンコクナイツ』の予告編、メインビジュアルを解禁されました。
今回、解禁される予告編の冒頭には、フランス の二大新聞、リベラシオン紙とル・モンド紙の作品評の一部が抜粋。
両二紙で同じ日本映画の評が掲載されるのは異例のことで、どちらも本作を非常に高く評価していることが伺えます。
ロカルノはまたしても富田克也を忘れた。だが、確かに『バンコクナイツ』は頂点の一本であった。―リベラシオン紙(’16/8/15 付)
富田克也はこの10年のアジア映画最大の発見。
―ル・モンド紙(’16/12/1 付)
『サウダーヂ』の空族が圧倒的なスケールで贈る、アジア映画の誕生!
タイの娼婦たちと日本人の桃源郷(ユートピア)を求める旅が始まる!
この度、解禁された予告編には、日本からやってきて足繁く歓楽街に通ったり、根無し草のようにタイに住み着いてしまった日本人の男たちと、それを笑顔と愛嬌でかわしながら、お金をせしめようとするタイ人娼婦たちの姿が生々しく描かれている。
そんな中、主人公ラックが働くお店に現れて、彼女を指名する一人の男が富田克也監督自身が演じるオザワ。5年前に別れた二人には、まだ解けないわだかまりが残っていた。「本当に私のこと愛してた?」と呟くラック。続く映像は、大都会バンコクとはうって変わり、ラックの故郷、ノンカーイの大自然が広がる映像が映し出される。 ラックの大家族に紹介されるオザワ、チットと名乗る謎の連絡員、ラオス行きへの指令、メコン川に現れる謎の生物パヤナーク...謎が謎を呼ぶかのように物語が展開していく様は、本編の壮大な展開を想起させ、期待が膨らむところだ。
また併せて解禁されたメインビジュアルには、バンコクで働く娼婦たち5人とその中の主人公ラックの顔が大きく印象的に使われている。また下には、地獄とも天国ともつかぬ雄大な自然も映し出されている。
本作は、前作『サウダーヂ』で、地方都市のリアルを赤裸々に炙り出し話題となった、映画制作集団「空族」の最新作。構想 10 年。舞台を山梨からタイに移し、テー マを“娼婦・楽園・植民地”に据え、出会った現地の人々との交流により生まれた物 語は、重層的に響きあう 182 分の映画として完成した。
いわゆる日本映画という枠を大きく超え、アジア映画とでも呼ぶべきスケールと貫禄が観るものを圧倒する。まった く未知の風景が郷愁を誘う。“アジアの中の日本”にとっても他人事でない「楽園の真実」がここにある。
監督:富田克也
脚本:相澤虎之助、富田克也
撮影・照明:スタジオ石(向山正洋、古屋卓麿)
録音:山﨑巌、 YOUNG-G/DJs:SOI48、YOUNG-G
ラインプロデユーサー:長瀬伸輔
助監督:河上健太郎
VFX:定岡雅人
スチール: 山口貴裕
コ・プロデューサー:大野敦子、筒井龍平、フィリップ・アヴリル、アピチャ・サランチョン、ドゥアン メニー・ソリパナン、マチエ・ドゥー
アソシエイト・プロデューサー:小山内照太郎
宣伝:岩井秀世、佐々木瑠郁
製作:空族、FLYING PILLOW FILMS、トリクスタ、LES FILMS DE L’ÉTRANGER、BANGKOK PLANNING、LAO ART MEDIA
キャスト:スベンジャ・ポンコン、スナン・プーウィセット、チュティパー・ポンピアン、タンヤラット・コンプ ー、サリンヤー・ヨンサワット、伊藤仁、川瀬陽太、田我流、富田克也
2016 年/日本・フランス・タイ・ラオス/182 分/DCP/
配給:空族
©Bangkok Nites Partners 2016
2017 年 2 月 25 日(土)テアトル新宿ほか反撃のロードショー開始!全国順次公開