アジアのアカデミー賞「アジア・フィルム・アワード」ノミネート発表！作品賞に『淵に立つ』個人賞に浅野忠信、黒木華、國村隼、綾野剛ほか多数ノミネート!!

2017年3月21日（火）に香港にて開催される、アジア全域版アカデミー賞「第11回アジア・フィルム・アワード」（AFA）の記者会見が本日香港にて開催され、各ノミネートが発表されました。

本年は、アジア28カ国・地域、約1,600本の映画より12カ国・地域34作品73ノミネート（全15部門）があり、日本からは作品賞候補として深田晃司監督の『淵に立つ』が選出された他、全部門にてノミネートされました。

本年の審査委員長は、中国社会の変化を描いた作品で、国際的に高い評価を得てきた、現代中国映画を代表する名匠ジャ・ジャンクー監督。
審査委員は香港・台湾で活躍する人気女優カリーナ・ラムや、国際映画祭プログラマー、批評家、業界関係者などが務めます。

作品賞候補　BEST FILM

『哭声 コクソン』　The Wailing (South Korea)

『密偵(原題)』　The Age of Shadows (South Korea)

『淵に立つ』　Harmonium (Japan)

『ゴッドスピード』　Godspeed (Taiwan)

『I Am Not Madame Bovary』 (China)

監督賞　BEST DIRECTOR

ラブ・ディアス　Lav Diaz ("Ang Babaeng Humayo")
ナ・ホンジン　Na Hong-jin ("The Wailing")
深田晃司　Koji Fukada ("Harmonium")
デレク・ツァン　Derek Tsang ("Soul Mate")七月與安生
フォン・シャオガン　Feng Xiaogang ("I Am Not Madame Bovary")

主演男優賞　主演男優賞　BEST ACTOR

マイケル・ホイ　Michael Hui ("Godspeed")
コン・ユ　Gong Yoo ("Train to Busan")
浅野忠信　Asano Tadanobu ('Harmonium")
ファン・ウェイ　Fan Wei, Mr. ("No Problem")
リッチー・レン　Richie Jen ("Trivisa")

主演女優賞　Best Actress

チャロ・サントス=コンチョ　Charo Santos ("Ang Babaeng Humayo")離開的女人
ソン・イェジン　Son Ye-jin ("The Last Princess")德惠翁主
ファン・ビンビン　Fan Bingbing ("I Am Not Madame Bovary")
黒木華　Haru Kuroki, ("A Bride for Rip Van Winkle")
クララ・ウェイ　Kara Wai ("Happiness") 幸運是我

助演男優賞　Best Supporting Actor

國村隼　Jun Kunimura ("The Wailing")
マ・ドンソク　Ma Dong-seok ("Train to Busan")
綾野剛　Ayano Go ("Rage")怒り
ドン・チョンポン/ダーポン　Dong Chengpeng/Da Peng ("I Am Not Madame Bovary")
ラム・シュー　Lam Suet ("Trivisa")樹大招風

助演女優賞　Best Supporting Actress

エレイン・ジン　Elaine Jin ("Mad World")一念無明
ムン・ソリ　Moon So-ri ("The Handmaiden")お嬢さん
前田敦子　Maeda Atsuko ("The Mohican Comes Home") モヒカン故郷に帰る
シャバーナー・アーズミー　Shabana Azmi ("Neerja")
リン・ホン　Lynn Xiong ("See You Tomorrow")擺渡人

新人賞　Best Newcomer

キム・テリ　Kim Tae-ri ("The Handmaiden")
佐久本宝　Takara Sakumoto ("Rage")
フィル・ラフマン　Firdaus Rahman ("Apprentice")
フー・ズータン　Wu Tsz-tung ("Weeds on Fire")
リン・ユン　Lin Yun ("The Mermaid")

脚本賞　Best Screenplay

The Salesman　アスガル・ファルハーディー
Ang Babaeng Humayo　ラヴ・ディアス
Your Name　新海誠
The Handmaiden　パク・チャヌク、チョン・ソギョン
Trivisa　マク・ティンシュー ロン・マンホン、トーマス・ン

その他日本からは、編集賞に今井剛『怒り』撮影賞に山崎裕『海よりまだ深く』作曲賞に坂本龍一　『怒り』と香港、中国映画『Soul Mate （七月與安生）』より波多野裕介がピーター・カムと並んでノミネート。

衣装デザイン賞は黒澤和子『真田十勇士』美術賞は部谷京子『リップヴァンウィンクルの花嫁』視覚効果賞　大屋哲男『シン・ゴジラ』、音響効果賞 中村淳『シン・ゴジラ』などの方々がノミネートされている。

第11回アジア・フィルム・アワード授与式は、2017年3月21日（火）に、クリエイト香港／香港映画発展基金による支援のもと、香港を代表する文化芸術ホールである、香港文化センターのグランド・シアターにて開催されます。

昨年は、樹木希林さん、浅野忠信さん、永瀬正敏さん、藤野涼子さん、是枝裕和監督、橋口亮輔監督など多くのノミネート者が本アワードに出席しており、今年も日本からも多数の方々の参加が期待されています。

アジア・フィルム・アワード　(主催：アジア・フィルム・アワード・アカデミー)
2007年に創設されたアジア映画を対象とした映画賞。
東京国際映画祭は2013年より、香港国際映画祭、釜山国際映画祭と共にアジア・フィルム・アワード・アカデミーを創設し、アジアの映画業界と連携し、その年のアジアの映画人を表彰しスポットライトを当てることでアジア映画ファンの創出、世界へのアジア映画の振興、文化交流を図っています。

アジア・フィルム・アワード公式サイト（英語）