髪を2色に染め、独特の感性が際立っているオーストラリアの歌手シーアが、主題歌を提供している、『LION/ライオン 〜25年目のただいま〜』の「Never Give Up」のリリックビデオが公開された。
今度は、映画からインスパイアされたのだろうか、シーアと同じ髪型をした二人の少女が、映画のシーンのように鉄道に絡めて登場していく。
センスがいいのが、本人が出ていないのに、髪型だけでシーアをイメージし、映画の映像は出ていないのに、その電車の車体や、レールにその歌詞が書かれていくことで、映画をイメージさせていく。シンプルだがスタイリッシュなイメージと直接的な歌詞が前面に出て印象にも残る。
今回のように、これからは映画と音楽も相互に触発されていくということで、その大きい部分でのメッセージが伝わり、映画と音楽と歌手自体のブランドがSNSなどに拡散する可能性も広がる。
完璧に、なぞらなくてもテーマがあれば、このように暗示させていくことで、見る方のイマジネーションが広がり、ちょっと見比べたりすると、より映画への親近感も湧くというもの。
ちょっと、ご覧になってください!
こんな感じで、ステージに登場の シーア
今年は、グラミー賞にも先行され、ますますイメージが確立されてきているシーア。
映画でのオフィシャル以外にこのように違うバージョンでリリースされると、ついチェックしているうちについ耳慣れてくる中で、リリックビデオであれば、効果絶大かな?!
シネフィルも、これで記事にしたくなりましたし--
どうぞ、以下見比べてください。
なお、映画『LION/ライオン 〜25年目のただいま〜』は、ゴールデングローブ4部門ノミネート以降も相変わらず賞レースで、受賞やノミネートを重ねて驀進中!
<STORY>
オーストラリアで幸せに暮らす青年サルー。しかし、彼には隠された驚愕の過去があっ た。インドで生まれた彼は5歳の時に迷子になり、以来、家族と生き別れたままオーストラリアへ養子 にだされたのだ――。成人し、幸せな生活を送れば送るほど募る、インドの家族への想い。人生を取 り戻し未来への一歩踏み出すため、そして母と兄に、あの日言えなかった〝ただいま′′を伝えるため、 彼はついに決意する。「家を探し出す――」と。手がかりはおぼろげな記憶と、Google Earth。1歩近づ くごとに少しずつ蘇る記憶のカケラは、次第にこれまで見えなかった真実を浮かび上がらせていく。 大いなる「探し物」の果てに、彼が見つけたものとは――。
製作:イアン・カニング『英国王のスピーチ』
監督:ガース・デイヴィス
出演:デヴ・パテル『スラムドッグ$ミリオネア』/ルーニー・マーラ『キャロル』/ ニコール・キッドマン『グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札』/デヴィッド・ウェンハム 『オーストラリア』
配給:ギャガ
提供:ギャガ、テレビ東京
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