1月2日は俳優 津川 雅彦さんの誕生日です。
(つがわ まさひこ、1940年1月2日 - )俳優、監督、プロデューサー
もともと芸能の名門、父は沢村国太郎、母はマキノ智子、兄は長門裕之、祖父は牧野(マキノ)省三という家系に生まれる。
1956年日活『狂った果実』で銀幕デビュー。売れっ子となるが、1958年松竹に移籍するも、ヒット作に恵まれず人気が低迷、フリーとなる。その後、テレビなどで悪役などを演じ、転機を迎えた。
以降、中年の津川雅彦のキャラが確立し、テレビ、映画など問わず多くの作品で幅広い役柄をこなし、亡くなった伊丹十三監督作品では毎回個性的な重要な役で評判を得た。
その幅の広さは時代劇などでは織田信長、豊臣秀吉、徳川家康と性格の違うといわれている三英傑をすべて演じている。
以下主な受賞歴
ブルーリボン賞
第24回(1982年)最優秀助演男優賞 『マノン』
日本アカデミー賞
第9回(1986年) 優秀助演男優賞 『ひとひらの雪』
第11回(1988年)最優秀助演男優賞 『マルサの女』『夜汽車』
第16回(1993年)優秀主演男優賞 『濹東綺譚』
第18回(1995年)優秀助演男優賞 『集団左遷』
第22回(1999年)優秀主演男優賞 『プライド・運命の瞬間』
毎日映画コンクール
第42回(1987年) 助演男優賞『マルサの女』『別れぬ理由』
キネマ旬報賞
(1987年) 助演男優賞『マルサの女』『別れぬ理由』
報知映画賞
第12回(1987年) 助演男優賞 『マルサの女』
第39回(2014年) 助演男優賞 『0.5ミリ』
高崎映画祭
第2回(1988年) 主演男優賞 『マルサの女』『別れぬ理由』
日刊スポーツ映画大賞
第7回(1994年)助演男優賞 『集団左遷』『忠臣蔵外伝 四谷怪談』
日本映画批評家大賞
第13回(2004年) 主演男優賞 『いつかA列車に乗って』
第16回(2007年) 批評家特別監督賞 『寝ずの番』 - マキノ雅彦としての受賞
ギャラクシー賞
第22回(1985年)ギャラクシー賞 特別賞 『女の一生』『生きていく私』
『狂った果実』中平康監督(1956年)
デビュー作となる。石原裕次郎の弟役として出演。
『マノン』1981年 東陽一監督
アベ・プレヴォーの小説『マノン・レスコー』をもとにしたもの。
『墨東綺譚』 新藤兼人監督 1992年
『墨東綺譚』(ぼくとうきだん)永井荷風の原作を映画化。ATGはこの作品を最後に活動停止した。
『スーパーの女』伊丹十三監督 1996年
この他にも『お葬式』『タンポポ』『ミンボーの女』『マルサの女』など伊丹監督の作品には多く出演した。
『プライド~運命の瞬間~ 』伊藤俊也監督 1998年
今作で日本アカデミー賞主演男優賞に輝く
『ゆずの葉ゆれて』神園浩司監督 2016年
松原智恵子、芸歴55周年の記念すべき主演作にW主演。
映画出演作
wikipediaより
狐の呉れた赤ん坊(1945年、大映)
素浪人罷通る(1947年、大映)
天狗飛脚(1949年、大映)(澤村 マサヒコ名義)
乞食大将(1952年、大映 ※製作は1945年)(澤村 マサヒコ名義)
武蔵と小次郎(1952年、松竹)
獅子の座(1953年、大映)
山椒大夫(1954年、大映)
狂った果実(1956年、日活)
夏の嵐(1956年、日活)
人間魚雷出撃す(1956年、日活)
お転婆三人姉妹 踊る太陽(1957年、日活)
孤獨の人(1957年、日活)
青春の抗議(1957年、日活)
今日のいのち(1957年、日活)
月下の若武者(1957年、日活)
十七才の抵抗(1957年、日活)
危険な年齢(1957年、日活)
江戸の小鼠たち(1957年、日活)
禁じられた唇(1958年、日活)
明日の太陽(1959年、松竹)
惜春鳥(1959年、松竹)
どんと行こうぜ(1959年、松竹)
素晴らしき十九才(1959年、松竹)
ここに男あり(1959年、松竹)
花の幡随院(1959年、松竹)
霧ある情事(1959年、松竹)
晴れ姿勢揃い 剣侠五人男(1959年、松竹)
二度とこないぞ青春は(1960年、松竹)
朱の花粉(1960年、松竹)
波の塔(1960年、松竹)
バナナ(1960年、松竹)
伊豆の踊子(1960年、松竹)
しかも彼等は行く(1960年、松竹)
太陽の墓場(1960年、松竹)
日本の夜と霧(1960年、松竹)
ろくでなし(1960年、松竹)
暴れん坊三羽烏(1960年、松竹)
鑑賞用男性(1960年、松竹)
悪人志願(1960年、松竹)
旗本愚連隊(1960年、松竹)
悪の華(1961年、松竹)
図々しい奴(1961年、松竹)
引越やつれ(1961年、松竹)
のれんと花嫁(1961年、松竹)
甘い夜の果て(1961年、松竹)
風来先生(1961年、松竹)
妻あり子あり友ありて(1961年、松竹)
あの波の果てまで 前篇・後篇・完結篇(1961年、松竹)
千客万来(1962年、松竹)
酔っぱらい天国(1962年、松竹)
空と海の結婚(1962年、松竹)
かあちゃん結婚しろよ(1962年、松竹)
この日美わし(1962年、松竹)
三人娘乾杯!(1962年、松竹)
愛と悲しみと(1962年、松竹)
「可否道」より なんじゃもんじゃ(1963年、松竹)
無宿人別帳(1963年、松竹)
残菊物語(1963年、松竹)
舞妓と暗殺者(1963年、大映)
100万人の娘たち(1963年、松竹)
魚河岸の旋風娘(1963年、松竹)
歌え若人達(1963年、松竹)
江戸無情(1963年、大映)
次郎長三国志(1963年、東映)
続・次郎長三国志(1963年、東映)
日本侠客伝(1964年、東映)
さまざまの夜(1964年、松竹)
モンローのような女(1964年、松竹)
昭和残侠伝 唐獅子牡丹(1966年、東映)
喜劇 駅前弁天(1966年、東宝)
氷点(1966年、大映)
昭和残侠伝 血染めの唐獅子(1967年、東映)
砂糖菓子が壊れるとき(1967年、大映)
尼寺(秘)物語(1968年、東映)
日本残侠伝(1969年、日活)
悪名一番勝負(1969年、大映)
女賭博師花の切り札(1969年、大映)
玄海遊侠伝 破れかぶれ(1970年、大映)
女組長(1970年、大映)
昭和残侠伝 死んで貰います(1970年、東映)
男一匹ガキ大将(1971年、ダイニチ映配)
男はつらいよ 私の寅さん(1973年、松竹)
花心中(1973年、松竹)
地獄拳シリーズ(東映)
直撃! 地獄拳(1974年)
山口組外伝 九州進攻作戦(1974年、東映)
どてらい男(1975年、東宝)
春琴抄(1976年、東宝)
天使を誘惑(1979年、東宝)
マノン(1981年、東宝)
ザ・レイプ(1982年、東映)
時代屋の女房(1983年、松竹)
迷走地図(1983年、松竹) - 川村正明 役
お葬式(1984年、ATG)
天国の駅 HEAVEN STATION (1984年、東映)
化身(1985年、東映)
ひとひらの雪(1985年、東映)
タンポポ(1985年、東宝)
別れぬ理由(1986年、東映)
マルサの女(1987年、東宝)
マルサの女2(1988年、東宝)
郷愁(1988年、ATG)
善人の条件(1989年、松竹)
あげまん(1990年、東宝)
極道の妻たち 最後の戦い(1990年、東映)
天と地と(1990年、東映)
幕末純情伝(1991年、松竹)
いつかどこかで(1991年、東宝)
墨東綺譚(1992年、ATG)
ミンボーの女(1992年、東宝)
大病人(1993年、東宝)
忠臣蔵外伝 四谷怪談(1994年、松竹)
集団左遷(1994年、東映)
必殺! 主水死す(1996年、松竹)
スーパーの女(1996年、東宝)
マルタイの女(1997年、東宝)
緑の街(1997年、ファー・イースト・クラブ)
学校の怪談3(1997年、東宝)
プライド・運命の瞬間(1998年、東映)
絆-きずな-(1998年、東宝)
ガメラ3 邪神覚醒(1999年、大映)
サラリーマン金太郎(1999年、東宝)
ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃(2001年、東宝)
ムルデカ17805(2001年、東宝)
RED SHADOW 赤影(2001年、東映)
許されざる者(2003年、シネマパラダイス)
いつかA列車に乗って(2003年、シネマクロッキオ)
バトル・ロワイアルII 鎮魂歌(2003年、東映)
ミラーを拭く男(2004年、パル企画)
欲望(2005年)
渋谷物語(2005年、東映)
THE 有頂天ホテル(2006年、東宝)
燃ゆるとき(2006年、東映)
雪に願うこと(2006年、ビターズ・エンド)
デスノート / デスノート the Last name(2006年)
長い散歩(2006年、キネティック)
愛の流刑地(2007年)
蒼き狼 〜地果て海尽きるまで〜(2007年)
怪談(2007年、松竹)
大帝の剣(2007年、東映)
相棒 -劇場版- 絶体絶命! 42.195km 東京ビッグシティマラソン(2008年)
落語娘(2008年)
カケラ(2009年、ピクチャーズデプト)
風が強く吹いている(2009年、松竹)
ジャイブ 海風に吹かれて(2009年、ダゲレオ出版)
交渉人 THE MOVIE タイムリミット高度10,000mの頭脳戦(2010年、東映)
死刑台のエレベーター(2010年、角川映画)
脇役物語(2010年、東京テアトル)
あしたのジョー(2011年、東宝)
一枚のハガキ(2011年、東京テアトル)
セイジ -陸の魚-(2012年、ギャガ / キノフィルムズ)
ラーメン侍(2012年、ティ・ジョイ)
ストロベリーナイト(2013年、東宝)
青木ヶ原(2013年)
ウルトラマンギンガ 劇場スペシャル(2013年、松竹)
偉大なる、しゅららぼん(2014年3月8日、アスミック・エース)
ウルトラマンギンガ 劇場スペシャル ウルトラ怪獣☆ヒーロー大乱戦!(2014年3月15日、松竹)
舞妓はレディ(2014年9月13日、東宝)
0.5ミリ(2014年11月8日、彩プロ)
救いたい(2014年11月22日、AMGエンタテインメント)
迷宮カフェ(2015年3月7日、KADOKAWA)
ソロモンの偽証 後篇・裁判(2015年4月11日、松竹)
ゆずの葉ゆれて (2016年8月20日)
向日葵の丘・1983年夏(2015年8月22日、青空映画舎)
後妻業の女(2016年8月27日、東宝)
涙の数だけ笑おうよ(2016年9月3日、ドキュメンタリー映画) - ナレーション