2017年1月20-26日開催の第23回スラムダンス映画祭(Slamdance Film Festival)コンペ部門ラインナップが発表され、日本生まれ、英国育ち、ベルリンを拠点に活動する映像作家でグラフィックデザイナーのジョージ・コヤマ(Joji Koyama)と「エレクトロニカ界の歌姫」と称され、オーストリアの実験/音響レーベルMegoをはじめ海外を中心に作品をリリースしているツジコノリコ(Tujiko Noriko)の脚本・監督による長編作品『Kuro』が選出されていることがVarietyやindiewireなどの海外メディアで報じられた。
また、ジョージ・コヤマ自身のツイッターでも公表された。
We are very happy to announce that @kurothefilm, a film @NorikoTujiko and I wrote and directed will premiere at @Slamdance! #kuro pic.twitter.com/X0KNQILP3h
— Joji Koyama (@JojiKoyama) 2016年11月30日
スラムダンス映画祭は、クリストファー・ノーラン監督や『ワールド・ウォーZ 』のマーク・フォースター監督などを生み出した映画祭で、メジャーとなってしまったサンダンス映画祭より、より「映画監督による映画監督のための映画祭」と称して、世界の自主映画をサポートして才能の発掘を行っている映画祭として知られている。
公式サイトで発表されたイメージポスター
ジョージ・コヤマ氏は、これまでもアニメーションフィルムなどで海外映画祭の受賞もあり、また台詞のない絵コンテをまとめた「Plassein」などの著作を持ちベルリンをベースに活動している。
「Plassein」表紙
また、ツジコノリコはパリをベースにして活動しており、2014年アルバム『帰って来たゴースト』を発表し、2016年には日本でもコンサートが開催された。2005年より映像制作も手がけ「砂およびミニハワイ」と「Sun」などの作品がある。
今回映画『Kuro』では、ツジコノリコは出演とともに、音楽も担当している。