カンヌ国際映画祭で2度のパルムドール大賞のほか、数多くの賞を獲得している世界的な巨匠ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ監督。
異例の7作品連続カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品となった彼らの最新作『午後8時の訪問者』が2017年4月8日(土)より、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国順次公開いたします。
ビジュアルと予告編が完成致しましたのでご紹介の程、よろしくお願いいたします。
本作は、“名もなき少女”に何が起こったのかを探るミステリー。
ちょっとした判断の迷いから失ってしまった“救えたかもしれない命”。
出られなかった電話や読み逃していたメール、そしてドアを開けなかったベルの音――。
「もしかして何かが変わったのではないか」と思わせる人生の転機はどこにでもある。
その転機を探るうちに意外な真相にたどり着く…。
これまでにない極上のヒューマン・サスペンスが誕生しました。
完成したビジュアルは、本作の主演である若手実力派女優アデル・エネル演じる、
主人公・ジェニーが、ドアの奥から、こちらを振り向いている印象的なビジュアル。
「あの時、ドアを開けていれば――。」という含みのあるコピーには、
ジェニーがドアを開けていれば何が変わったのか、と興味を惹くものになっています。
そして予告編は、ジェニーが少女の死の真相を探ろうとするも、
簡単に辿りつけない物語の複雑さが映し出されます。
「彼女は何を伝えようとしたのか」「ジェニーが辿り着いたある真相とは」とたたみかけるナレーションに、
ジェニーがどんな結末を迎えるのかと、手に汗握る展開となりました。
そして、ジェレミー・レニエ、オリヴィエ・グルメといった、
ダルデンヌ兄弟作品の常連名優たちの姿が映るのも必見です。
「かつてなく力強いラストにおいて圧倒的な真実が明らかにされる」、
「パルムドール大賞を二度受賞したダルデンヌ兄弟は、真の映画的巨人であることをこの作品で証明した」
と海外評も絶賛のダルデンヌ兄弟が挑んだ新たなサスペンス。
ストーリー
診療受付時間をとっくに過ぎた午後8時に鳴ったドアベルに若き女医ジェニーは応じなかった。
その翌日、診療所近くで身元不明の少女の遺体が見つかる。
それは診療所のモニターに収められた少女だった。少女は誰なのか?なぜ死んだのか?
ドアベルを押して何を伝えようとしていたのか? あふれかえる疑問の中、
なくなる直前の少女の足取りを探るうちにジェニーは危険に巻き込まれて行く。
彼女の名を知ろうと必死で少女のかけらを集めるジェニーが見つけ出す意外な死の真相とは――。
監督・脚本:ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ
撮影:アラン・マルコァン 編集:マリー=エレーヌ・ドゾ
出演:アデル・エネル、オリヴィエ・ボノー、ジェレミー・レニエ、ルカ・ミネラ、
オリヴィエ・グルメ、ファブリツィオ・ロンジォ―ネ
© LES FILMS DU FLEUVE - ARCHIPEL 35 - SAVAGE FILM – FRANCE 2 CINÉMA - VOO et Be tv - RTBF (Télévision belge)
2016年/ベルギー=フランス/106分/カラー/La Fille Inconnue(原題)
提供:ビターズ・エンド、KADOKAWA、WOWOW
配給:ビターズ・エンド