海外の視点から見た日本映画。
小津安二郎、黒澤明を生んだ日本の映画。その後も今村昌平や大島渚に引き継がれ、北野武や塚本晋也そして1990年代からは、河瀬直美、黒沢清、是枝裕和へと脈々と世界の映画界に日本映画の存在を示してきた。
今回、伝統があり、日本に住む多くの外国人に向けた英字新聞「Japan Times」においてMARK SCHILLING氏が2016年日本の映画のベスト10が発表した。
今回、彼が取り上げたランキングでは、うまく是枝、黒沢の世代から新しい世代として深田晃司や新海誠などの監督陣が混じり合った事を挙げている。
他にも、沖田修一、西川美和、森 義隆などの作品が並び、また『君の名は。』に続いてアニメ作品片渕須直監督の『この世界の片隅に』も10位にランクインしている。
選ばれたのはこの10本。
1位 『淵に立つ』 深田晃司 監督
2位 『クリーピー 偽りの隣人』黒沢清 監督
3位 『聖の青春』 森 義隆 監督
4位 『永い言い訳』 西川美和 監督
5位 『リップヴァンウィンクルの花嫁』 岩井俊二 監督
6位 『スクープ!』 大根仁 監督
7位『モヒカン故郷に帰る』 沖田修一 監督
8位 『海よりもまだ深く』是枝裕和 監督
9位 『君の名は。』新海誠 監督
10位 『この世界の片隅に』 片渕須直監督