映画『はなればなれに』が、2017年1月21日(土)より新宿シネマカリテにてレイトショー公開されることが決定した。

ふたりの男とひとりの女。三人の恋と犯罪をめぐるロマンティックな悲喜劇。

本作は、ジャン=リュック・ゴダールがアメリカの犯罪小説をもとに製作した、型破りの3人組による恋と犯罪の狂想曲。
ある日、偶然出会った小悪党の男ふたりと、アンナ・カリーナ演じる無垢な女。
1960年代のパリの風景のなかくりひろげられる3人の物語は、パリ郊外にある女の叔母の家から大金を盗む計画を立てるが、予期せぬハプニングから殺人事件へと発展するというストーリー。

1960年代のパリの風景のなかくりひろげられる3人の物語は、サスペンスフルでありながらどこかユーモラス。
原作はドロレス・ヒチェンズの犯罪小説だが、ゴダールの大胆な翻案により、まるでハリウッド製B級犯罪映画のようなタッチを織り込みサスペンスフルでありながらどこかユーモラス。
そして、男女の三角関係がロマンティックに映し出されている。

画像: ©1964 Gaumont ‒ Orsay Films http://mermaidfilms.co.jp/hanarebanareni/index.html

©1964 Gaumont ‒ Orsay Films
http://mermaidfilms.co.jp/hanarebanareni/index.html

今も語り継がれる、ジャン=リュック・ゴダールの初期の傑作にアンナ・カリーナが輝く!
ミッシェル・ルグランの音楽にのせ今年亡くなった名撮影監督ラウル・クタールの名場面!

33歳のゴダールと23歳のアンナ・カリーナが1963年11月に設立した独立プロ、アヌーシュカ・フィルムの製作第一弾。
モノクロの映像のなか、女優アンナ・カリーナの輝くような魅力がたっぷりと描かれた本作は、3人がカフェでマディソン・ダンスを踊るシーンと、実際のルーブル美術館でゲリラ撮影された3人の全力疾走シーンは、映画ファンの間で現在も語り継がれる名シーンとなっている。

音楽を手掛けるのは、アカデミー歌曲賞を受賞した『華麗なる賭け』や『おもいでの夏』、『愛と哀しみのボレロ』(フランシス・レイとの共作)『シェルブールの雨傘』などフランスを代表する作曲家ミシェル・ルグラン。

また映画監督のタランティーノは本作の大ファンで、自らの製作会社の名前に仏題「Bande à part」と付けたのは有名なエピソードが残っている。
『ドリーマーズ』(2003)『ウィークエンドはパリで』(2013)でも今作に対しオマージュが捧げられた。初期ゴダール作品のなかでも特に人気の高い1作である。

画像: 【予告】はなればなれに youtu.be

【予告】はなればなれに

youtu.be

『はなればなれに』
1964年/原題 Bande à part/フランス/96分/モノクロ/デジタル
監督・脚本:ジャン=リュック・ゴダール
原作:ドロレス・ヒチェンズ『愚か者たちの黄金』 
撮影:ラウル・クタール 
音楽:ミシェル・ルグラン
出演:アンナ・カリーナ、クロード・ブラッスール、サミ・フレ、ルイザ・コルペイン

©1964 Gaumont ‒ Orsay Films
配給:コピアポア・フィルム

1月21日(土)より新宿シネマカリテにてレイトショー公開!

This article is a sponsored article by
''.