リアルな北朝鮮の庶民の日常に迫った映画が公開！検閲を受ける前にフィルムを外部に持ち出す危険を冒して完成--『太陽の下で―真実の北朝鮮―』

世界各国で高い評価を浴びたロシアのヴィタリー・マンスキー監督の映画『太陽の下で―真実の北朝鮮―』が2017年1月21日より日本でシネマート新宿ほか全国順次公開される。

映画『太陽の下で―真実の北朝鮮―』は北朝鮮の庶民の日常生活に迫ったドキュメンタリー映画で、北朝鮮政府が庶民に強いている偽りの生活とは掛け離れた現状を映し出した作品。

ヴィタリー・マンスキー監督は撮影が非常に困難であったことを明かし、北朝鮮から撮影として提供されたのは住まいも、職業も、会話に至るまで全てが事前に政府によって用意されたシナリオであったといい、空港に着くなり撮影クルー全員のパスポートを没収され、監視を常に受ける中で自由の全くない、まるで戦時体制のような状況下で撮影が進んだ苦労話を語っている。

自分たちの恥部があらわにされた北朝鮮は、すぐさまロシアに上映禁止を要求した。これを受けてロシア政府は、ヴィタリー・マンスキー監督への非難声明と上映禁止を発表。にもかかわらず、韓国、アメリカ、ドイツ、イタリア、カナダをはじめ20都市以上で上映や公開がなされ、「第４０回香港国際映画祭 審査員賞受賞」「サンフランシスコ国際映画祭 最優秀ドキュメンタリー賞 ノミネート」など数多くの快挙を成し遂げた。

ロシアで本作が上映された際は、政府の圧力により公的な映画館での上映が公開日の3日前に取り消されるなど、結局民間の映画館のみでしか公開されなかったことに歯がゆさを感じたというヴィタリー・マンスキー監督だが、それでも本作はドキュメンタリー映画としてロシア最高収益を記録する結果を生んだ。
世界が注目した話題の映画が来年ついに日本でも公開される。

2017年1月21日（土）よりシネマート新宿他全国ロードショー！

北朝鮮の庶民の日常とは？話題映画の日本公開に先駆け監督が秘話語る

レコードチャイナ

sp.recordchina.co.jp

‘Under the Sun’ Review: A Terrifying Glimpse Inside North Korea’s Dictatorship

Vitaly Manskiy's documentary provides a one-of-a-kind look at the country's construction of propaganda.

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