2017年2月11日に渋谷Bunkamuraル・シネマほかにて公開となるベルリン国際映画祭金熊賞受賞作『海は燃えている~イタリア最南端の小さな島~』がこの度発表された第89回アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞候補15作品(ショートリスト)に本作が選出されました。
本作は、イタリア最南端のランペドゥーサ島を舞台に、島の少年の日常と、島へ押し寄せる難民たちの悲劇を静かに映し出すドキュメンタリー。
前作『ローマ環状線、めぐりゆく人生たち』でドキュメンタリー作品初のヴェネチア国際映画祭金獅子賞(最高賞)を受賞。本作『海は燃えている~イタリア最南端の小さな島~』でもベルリン国際映画祭初のドキュメンタリー作品で最高賞である金獅子賞を獲得、と快挙を連発。映画界に新風を送り込む名匠ジャンフランコ・ロージが、美しく詩情溢れる映像で世界を席巻する“静かな衝撃作”です。ベルリン国際映画祭の審査員長であったメリル・ストリープは「この映画が世界中で公開されるためならどんなことでもする!」と応援しています。
アカデミー賞史上初のダブルノミネートの可能性も--
すでに、本作はアカデミー賞外国語映画賞イタリア代表になっており、アカデミー賞史上初となるドキュメンタリー賞、外国語映画賞でのダブルノミネートへの期待が高まっています。
その他の14作品も海外予告でご紹介しちゃいます!
この中から、最終ノミネートに残るのは5本となるわけです。
今年は、音楽やアートがらみの作品はなく、過去の事件や政治や軍事にまつわる作品が取り上げられています。あと黒人のからむドキュメンタリーが多くこの段階で残っています。
予告だけでは、わからないかもしれませんが最終候補5本を予想してみては如何でしょう?
“Cameraperson,”(米)監督:カースティン・ジョンソン
“Command and Control,” (米)監督:ロバート・ケナー
“The Eagle Huntress,” (米)監督:Otto Bell
“Gleason,” (米)監督:Clay Tweel
“Hooligan Sparrow,”(米・中) 監督:Nanfu Wang(王男栿)
“I Am Not Your Negro,” (米・仏・ベルギー・スイス)監督:ラウル・ペック
“Life, Animated,”(米) 監督:Roger Ross Williams
“O.J.: Made in America,”(米) 監督:Ezra Edelman
“Tower,”(米) 監督:Keith Maitland
“Weiner,” (米) 監督:Josh Kriegman、Elyse Steinberg
“Zero Days”(米) 監督:アレックス・ギブニー
以下の3作は日本でも視聴可能と思われるNet Flixの配信作品です!
「アイボリー・ゲーム」*“The Ivory Game”(オーストリア・米)
監督:Keif Davidson、Richard Ladkani
「13th -憲法修正第13条-」*“13th”(米)監督:エヴァ・デュヴァルネ
「38人の沈黙する目撃者」*“The Witness”(米)監督:ジェームズ・ソロモン