ゴジラの名曲の作曲家の伊福部 昭さんが作曲に参加した昭和23年に公開の松竹映画「社長と女店員」のオープニングです。

映画は、柳家金語楼と月丘夢路の主演のコメディ映画です。
「ゴジラ(昭和29年)」より6年前のこの映画ですがご覧ください。
この音楽なら原曲と言ってもいいですね〜。

ところで、作曲家の伊福部 昭氏は、映画音楽での頂点を極めた人ですが、クラッシックの作曲家としての活躍も当然素晴らしいキャリアを持っています。
そして、東京音楽学校(現東京藝術大学)の作曲科講師として教鞭をとっていた時の学生が、黛敏郎と芥川也寸志で二人でともにその後、伊福部同様に、クラッシックから映画音楽まで幅広く活躍していくのは、ご存時だと思います。

また、ゴジラの映画の誕生秘話にはこんなエピソードがありました。

1948年(昭和23年)、映画の仕事で京都に滞在していた際に、撮影所そばの小料理屋の二階で月形龍之介(東映映画『俺は用心棒』で知り合いになったという)とこたつで酒を飲んでいると、途中から入ってきた男がいた。「またもらい酒か」などと言われながらもニコニコしながら酒をおごってもらい、名前も名乗らぬままおごり酒に酔いつつ飄逸、洒脱な話題で延々大飲した。その際の俳優や映画会社への愚痴から、伊福部は「不遇な映画人」という印象を受けたという。伊福部はその男と気が合い、その後も数年間、お互いの名前も分からないままたびたび会っては酒をおごらされていた。この男こそ特技監督の円谷英二で、当時、円谷は公職追放中の身であった。のちに映画『ゴジラ』の製作発表の現場でバッタリ再会し、2人とも大変驚き、またお互いに初めて相手の名前を知ったという。

画像: 『ゴジラ(1954)』の原曲? youtu.be

『ゴジラ(1954)』の原曲?

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