アメリカのIndieWireの読者と言えば、どちらかといえばマニアックでインディペンデント映画を含むアメリカのシネフィルが読む媒体です。
そこの読者に、これまた世界の名作映画だけを選んでDVDなどパッケージしていることで有名なクライテリオン作品の中から好きな作品を選んでもらった10本の映画です。
(クライテリオンが発売している作品のみなのですが、ここのリストは世界の名作1000本以上がラインアップされています)
先日BBCの発表した世界のランキングで1位だった『マルホランド・ドライブ』や世界どこのランキングでも上位間違いない、黒澤明監督『七人の侍』やスタンリー・キューブリック監督『博士の異常な愛情』そして---
“Muholland Drive,” David Lynch (2001)
『マルホランド・ドライブ』 監督:デヴィッド・リンチ監督
『マルホランド・ドライブ』は、デヴィッド・リンチ監督による2001年の映画のアメリカ・フランス合作映画である。第54回カンヌ国際映画祭で監督賞を受賞した。
“The Seven Samurai,” Akira Kurosawa (1954)
『七人の侍』 監督:黒澤明
『七人の侍』(しちにんのさむらい)は、1954年(昭和29年)4月26日に公開された日本映画である。東宝製作・配給。監督は黒澤明、主演は三船敏郎と志村喬。白黒、スタンダード、207分。
世界の映画人・映画作品に多大な影響を与えた。
“Pan’s Labyrinth,” Guillermo del Toro (2006)
「パンズ・ラビリンス」監督:ギレルモ・デル・トロ
2006年のメキシコ・スペイン・アメリカ合作映画。内戦後のスペインに生きる薄幸の少女を描くダーク・ファンタジーである。アカデミー賞ではアカデミー撮影賞、アカデミー美術賞、アカデミーメイクアップ賞を受賞。
“The Night of the Hunter,” Charles Laughton (1955)
『狩人の夜』監督:チャールズ・ロートン
『狩人の夜』は1955年製作のアメリカ映画。チャールズ・ロートン監督によるフィルム・ノワール。スリリングな物語展開、モノクロの幻想的で美しい映像と共に、狂気の伝道師を演じたロバート・ミッチャムの怪物的演技が高く評価されている。
“12 Angry Men,” Sidney Lumet (1957)
『十二人の怒れる男』監督:シドニー・ルメット
『十二人の怒れる男』は、1957年製作のシドニー・ルメット監督によるアメリカ映画。密室劇の金字塔として高く評価されている。原作はレジナルド・ローズ。
“Do the Right Thing,” Spike Lee (1989)
『ドゥ・ザ・ライト・シング』監督:スパイク・リー
『ドゥ・ザ・ライト・シング』は、1989年にスパイク・リーが監督・製作・脚本・主演をして公開されたアメリカ映画である。ブルックリンを舞台に人種差別と対立を扱っている。
“House,” Nobuhiko Obayashi (1977)
監督:大林宣彦
『HOUSE ハウス』は、CF監督として活動していた大林宣彦の初劇場用映画監督作品。元祖"Jホラー(ジャパニーズホラー)"とも、元祖"アイドル×ホラー"とも評される1977年公開の日本映画。
この数年ますます、海外評価が高まっている大林作品の中でも一番人気の作品となっている。
“In the Mood for Love,” Wong Kar-wai (2000)
『花様年華』 監督:ウォン・カーウァイ
1960年代の香港を舞台に、既婚者同士の切ない恋を描いたウォン・カーウァイ監督のロマンス映画。2000年制作の香港映画。
“Persona,” Ingmar Bergman (1966)
『仮面/ペルソナ』監督:イングマール・ベルイマン
「神の沈黙」、「愛と憎悪」、「生と死」などを主要なモチーフに、映画史に残る数多くの名作を発表したイングマール・ベルイマン監督の作品の中でも、最も、カルトな作品とも言われている作品。
“Dr. Strangelove,” Stanley Kubrick (1964)
『博士の異常な愛情』監督:スタンリー・キューブリック
スタンリー・キューブリック監督、ピーター・セラーズ主演で、1963年制作・1964年に公開されたアメリカ・イギリス合作の映画。キューバ危機によって緊張状態が極限に達した冷戦の世界情勢を背景に、偶発的な原因で核戦争が勃発し、人類滅亡の危機に至るさまをシニカルに描くブラックコメディ。