日本を代表する映画監督である山田洋次監督の『家族はつらいよ』をリメイクする中国コメディー映画の『麻煩家族』が今月14日より北京でクランクインし、合わせて同作の記者会見が行われた。
記者会見には監督、脚本兼主演を務めている黄磊(ホァン・レイ)をはじめ、もう1人の主演を務める李立群(リー・リーチュン)や孫莉(スン・リー)、張偉欣(チャン・ウェイシン)といった豪華キャスト陣が記者会見に出席した。
日本でも大反響を呼んだ名作『家族はつらいよ』は上海国際映画祭での上映の際、チケットが入手困難に陥いる人気ぶりと注目度を獲得しており、今回リメイクされる『麻煩家族』も山田洋次監督がプロデュースに加わっているということも含め、中国での公開前から本作における注目度は高い。
CGや特殊効果をふんだんに盛り込んだ映画が主流となりヒットを重ねている中国映画市場において、人間の心情を見事に表現したシンプルで心温まる作風の多い山田洋次監督の映画は中国でも高い評価と多くのファンを抱えており、どのような中国版『家族はつらいよ』リメイク作が生まれるのか?引き続き関心が集まりそうだ。