本作は、『ダラス・バイヤーズ・クラブ』『わたしに会うまでの1600キロ』の監督ジャン=マルク・ヴァレの待望の最新作。「僕は幸せを掴もうともがいている人に惹かれる。この映画は人生を再び始めるための、勇気いる旅路が美しかったんだ」と語り、何事にも無感覚になっている主人公の心の迷いに寄り添いながら、美しい映像と共にエモーショナルに描き切った。
そして、『ナイトクローラー』で狂気的な演技で人々を魅了させたジェイク・ギレンホールが、妻を亡くし、自分を見失った空虚な男の脆さを、繊細な演技で見事に表現。また、ナオミ・ワッツが、ジェイク演じるディヴィスの心を溶かしていくシングルマザーを演じている
この度、ジェイク・ギレンホール主演、ジャン=マルク・ヴァレ監督最新作『雨の日は会えない、晴れた日は君を想う』(原題:Demoliton)の前売り特典のポストカード(11/12から販売開始)のビジュアルが解禁となりました!
本作の原題である『Demoliton』=“破壊”をイメージし、ジェイク・ギレンホールの写真がヒビ割れたような加工が施されたスタイリッシュなビジュアル。
本作でジェイク・ギレンホールが演じた主人公のディヴィスは、妻を亡くしたのに涙の一滴すら流せず、自らの感情とうまく向き合えない哀しみと虚しさを抱えながら、身の回りのあらゆるものを破壊する男という役どころ。
ジェイク自身は次のように語っています。「このキャラクターはある意味僕に近いと思う。彼が経験したようなことを、僕は体験していないから、確信は持てないけどね。でもここ何年も自分とは遠いキャラクターを演じてきて、今回の役は比較的似ていると感じている。僕はいつも役の中に自分らしさを探すように意識しているんだ。人間は、美しく、愛情深く、残忍で、思慮深く、無思慮で、無神経で、繊細な側面をすべて持ち合わせていると僕は信じている。すべてを受け入れて、そしてその役に必要な顔を適用すればいいと思っているんだ。」
突然の事故による妻の死。悲しくなかった。
おきざりにしてきた感情を取り戻すために、ドレッサー、パソコン、冷蔵庫、身の回りのあらゆるものを恐し始めたデイヴィス。
そして自分の人生までも…すべてをぶち壊してゼロにしたその先には―。
“破壊”を経て辿り着いた、人生で本当に大切なものとは―?
喪失と哀しみ、そして再生を描いた物語
■ストーリー ディヴィス(ジェイク・ギレンホール)は、出世コースに乗り、富も地位も手に入れたウォールストリートのエリート銀行員。高層タワーの上層階で、空虚な数字と向き合う、味気ない日々。
そんな会社へ向かういつもの朝、突然の交通事故で美しい妻を失った―。
しかし一滴の涙も出ず、哀しみにさえ無感覚になっている自分に気づいたディヴィス。
彼女のことを本当に愛していたのか? 僕の心はどこにいってしまったんだー?
「心の修理も車の修理も同じことだ。まず隅々まで点検して、組み立て直すんだ。」義父からの言葉が引き金となり、ディヴィスは、身の回りのあらゆるものを破壊しはじめる。会社のトイレ、パソコン、妻のドレッサー、そして自らの結婚生活の象徴である「家」さえも―。あらゆるものを破壊していく中で、ディヴィスは妻が遺していた幾つもの“メモ”を見付けるのだが・・・
監督:ジャン=マルク・ヴァレ(『ダラス・バイヤーズクラブ』『わたしに会うまでの1600キロ』) 原題:Demoliton
出演:ジェイク・ギレンホール ナオミ・ワッツ クリス・クーパー他
上映時間:101分
提供:ファントム・フィルム/カルチュア・パブリッシャーズ
配給・宣伝 ファントム・フィルム