現在、公開中の福間健二監督『秋の理由』。
60代を迎えてもなお、「まだ途中だ。なにひとつ終わっていない」とあがく二人の男(伊藤洋三郎、佐野和宏)の友情を軸に、その妻(寺島しのぶ)と、二人の前に突然現れてその三角関係に波紋を投げかける若い女(趣里)が登場していく大人の詩的な物語で、新宿K's cinemaで絶賛公開中だ。
今回、寺島しのぶさんに本作で初めてご一緒した福間監督のお話から、若松孝二監督をはじめ多くの日本映画の巨匠監督にまつわるお話し、そして映画とは?女優とは?などを、日本を代表する名女優に独占インタビュー!今、映画への熱き思いを語って頂きました--
『秋の理由』寺島しのぶさんの出演シーン
寺島しのぶさん 独占インタビュー
映画に関わる方には、必見のインタビューになっております!ご覧ください!
『秋の理由』予告
●あらすじ
宮本守(伊藤洋三郎)は、本の編集者で、小さな出版社「黙示書房」を経営しているが、経営は苦しく、事務所をたたむことになる。
宮本の友人・村岡正夫(佐野和宏)は作家だが、代表作『秋の理由』以降、もう何年も小説を発表していない。精神的な不調から声が出なくなり、筆談器を使っている。
宮本は村岡の才能を信じ、彼の新作を出したいと思っている。そして実は、村岡の妻・美咲(寺島しのぶ)が好きなのである。ある日、宮本と村岡の前に『秋の理由』を何回も読んだというミク(趣里)が現れる。ミクは『秋の理由』のヒロインに似ていて、まるで村岡の言葉から生まれたかのような存在である。ミクと過ごす時間の中で、宮本は美咲への思いをはっきりと自覚するが、美咲はそれを受け入れてくれない。けれど、美咲と村岡の関係は険悪になる。
村岡は、正気と狂気の間を揺れ動き、難民的な男女の群れの中に自分がいる夢をよく見る。
村岡は自分のそばに宮本がいることを苦痛に感じ、宮本にそれを言ってしまう。
すると、宮本は怒りを爆発させる。村岡に、自分に、そしてこの世界のあり方に。
●出演:伊藤洋三郎・佐野和宏・趣里・寺島しのぶほか
●監督:福間健二
●脚本:福間健二・高田亮
●プロデューサー:福間恵子・小林良二
●撮影:鈴木一博
●録音・音響:小川武
●編集:秦岳志
●音楽:清岡秀哉
●宣伝・配給:渋谷プロダクション
●製作:「秋の理由」製作委員会
(tough mama 渋谷プロダクション)
2016年/DCP/5.1ch/日本/16:9/88分
(c)「秋の理由」製作委員会