昨年1月に正式に制作が発表されて以来、話題の尽きなかったウォン・カーウァイ(王家衛)監督がプロデュースする最新作『擺渡人』の記者発表会が、2016年10月23日北京で行われ、メインキャストの俳優トニー・レオン(梁朝偉)や金城武、女優のアンジェラベイビー(楊穎)らが出席した。
近年続いていたシリアスな作品への出演から久しぶりのコメディー復帰を果たすトニー・レオンにとって、ウォン・カーウァイ監督とタッグを組むのは今回で9回目。
また、これまでに『恋する惑星』や『レッドクリフ』などで共演を繰り返してきた金城武とも再共演するということで映画ファンにとって魅力が満載の映画を予感させている。
ウォン・カーウァイ監督と ジェフ・ラウ(劉鎮偉)監督が共に設立した澤東製作有限公司の25周年を記念して制作された本作は、原作・脚本を担当したチャン・ジャージャー(張嘉佳)監督がメガホンを取り、香港のコメディースターのチャウ・シンチー(周星馳)スタイルでウォン・カーウァイの映画を撮ったという意欲作で、どのような作品になっているのかファンには非常に楽しみな内容に仕上がりそうだ。
本作は中国で12月23日から公開予定となっている。