中国の代表作がやっと決定して、アジア圏で揃うアカデミー賞外国語映画部門候補作
第89回アカデミー賞外国語映画部門の応募作品がこのほど発表され、中国からは香港の巨匠ウォン・カーウァイ(王家衛)監督がアートディレクターを務めたことでも話題の映画『大唐玄奘』がエントリーされた。
映画『大唐玄奘』は、これから製作される人気コミック「シティーハンター」の実写映画版で主人公の冴羽リョウ役を演じるニュースが先日発表されたばかりの人気俳優ホアン・シャオミン(黄暁明)が主演を務めた作品で、「三蔵法師」の名前で日本においては広く知られている玄奘三蔵が、天竺へと旅立ち、その後長安に戻るまでのストーリーを描いた話題作だ。
第89回アカデミー賞外国語映画部門の応募85本のリストには、『大唐玄奘』以外にアジアからは日本の山田洋次監督の作品『母と暮せば』や台湾の陳潔瑤(Laha Mebow)監督の『只要我長大』、その他、香港の人気俳優アーロン・クォック(郭富城)主演のミステリー映画『踏血尋梅』などがエントリーされている。