シネフィルでも大評判だった長澤 均著作本との連動イベント原宿で開催!
【ポルノ・ムービー・エステティカ】

前回、著作紹介してシネフィルでも大反響だった『ポルノ・ムービーの映像美学~エディソンからアンドリュー・ブレイクまで 視線と扇情の文化史』(長澤 均著)の刊行に連動して展覧会が解されることがわかった。

企画された本展は、ポスターやスチールなどさまざまな写真、映像資料とともに過去100年間のエロティック・フィルムの歴史を辿り、さらにこれまで語られることの少なかった欧米のポルノ映画史をトークショーなどの併催とともに立体的に展示・紹介!
あまり見ることができない大変、貴重な展覧会になりそうなので、このような映画や文化史に興味のある方には必見の展覧会となります。

画像: 『Sensual Exposure』(93)アンドリュー・ブレイク監督

『Sensual Exposure』(93)アンドリュー・ブレイク監督

画像: 『Therese et Isabelle』(67)ラドリー・メツガー監督

『Therese et Isabelle』(67)ラドリー・メツガー監督

本展のために長澤自らセレクションした1900年代初頭から1990年代までのポルノ映画を独自編集した40分に及ぶポルノ映画史ダイジェスト映像が、連日、放映されます。

都築響一と長澤 均による対談(19日)。中原昌也と長澤 均による対談(22日)もあり、それ以外の日も夕方、長澤が会場にて40分のダイジェスト映像における映画技法の進化、映画史的な意味、映像美学について解説します(観覧料のみ)。

また、会場では大スクリーンにポルノ映画史ダイジェスト映像を上映しつつ、4台のモニタにてカセット・ビデオを選んで挿入するカタチで4本の稀少な映画をフル・ムービーで観ることができます。『ポルノ・ムービーの映像美学』を読みながらも本編が見れないことにもどかしさを覚えた方には絶好のチャンスと言えます(日本語字幕あり、なしのものがあります)。

セクシュアルでありながら面白く、キッチュで、さらには映像美学に満ちた名作・奇作の数々。ポルノは男性のためだけのものではなく、女性のためのものでもある。そんな視点をもった本展を是非、ご観覧ください。

画像: 『Dr.Caligari』(89)リンス・ドリーム監督

『Dr.Caligari』(89)リンス・ドリーム監督

画像: 『Teaserama』(55)アーヴィング・クロウ監督

『Teaserama』(55)アーヴィング・クロウ監督

画像: 『LATEX』(95)マイケル・ニン監督

『LATEX』(95)マイケル・ニン監督

画像: 『Deep Throat』(72)公開時の雑誌広告

『Deep Throat』(72)公開時の雑誌広告

展覧会名: ポルノ・ムービー・エステティカ /ポルノムービーの映像美学
会期: 2016年9月18日 (日)― 23日 (金)
開館時間 : 12:00 - 20:00 (開催期間中無休)/18,19,22日はイベント開催の為、展示は17時まで
会場 : VACANT/2F(東京都渋谷区神宮前 3-20-13)
入場料 : ¥1,000 (ノベルティステッカー付)
主催 : VACANT
監修:長澤 均
制作:VACANT, papier colle

※本展には、一部性的な表現が含まれております。
入場に際し予めご了承いただきますようお願い致します。

18日(日)  河村康輔 | Kosuke KAWAMURA 「ポルノ・コラージュ・ワークショップ」
18:00開場18:30スタート  入場料 ¥2,500+1drink (展示観覧料込)

アー ティスト河村康輔をゲストに迎え、長澤 均の膨大な印刷物のコレクションからセレクトされたポルノイメージを使用して行われるコラージュワークショップ。参加者全員には当日河村が制作したコラー ジュのレプリカをプレゼント。希望者には参加者自ら制作したコラージュからiPhoneケースを作成可能(追加料金有り)。
 

19日(月・祝) 特別対談:長澤 均 x 都築響一 
「エロ・カルチャーの達人ふたりによる世界のポルノ事情異聞奇聞。」
18:00開場18:30スタート  入場料 ¥1,500+1drink (展示観覧料込)

昭和のエロ・カルチャーに造詣が深く、編集・写真などさまざまな表現方法でメディアに発信してきた都築響一氏が、長澤氏の新著『ポルノ・ムービーの映像美学』 を読み、自身のメール・マガジンに掲載するためにインタヴューし、ポルノ・ムービー遍歴で盛り上がったことから対談 が実現。
アンドリュー・ブレイク監督 が登場したときをリアルタイムで体験したふたりが、ともに和洋のポルノ/エロティック・ムービーを行き来し、海外でのポルノ体験等も含めて、知られざるポ ルノ・ムービーの世界を経巡る。

22日(木・祝) 特別対談:長澤 均 x 中原昌也
 「人生は映画に追いつけない!それでも僕らは必死にエロティック映画を追いかけている。」
18:00開場18:30スタート  入場料 ¥1,500+1drink (展示観覧料込)

ハリ ウッド古典からカルト/ジャンク映画まであらゆる映画を見続けてきた作家・ミュージシャンの中原昌也氏は、長澤氏と飲めばふたりで延々と 映画の話ばかりという旧知の仲。『シンデレラ2000』など誰にも顧みられなかったB級ソフトコア映画となると熱く語れるふたりが、ポルノ・ムービー 100年の歴史を辿りな がら、ヨーロッパの作品やB級エロティック映画作品の話題を織り込み、本に書かれた部分を超えて縦横無尽にエロティック映画史を語り尽くす。

お問い合わせ:VACANT 03-6459-2962

画像: 22日(木・祝) 特別対談:長澤 均 x 中原昌也 「人生は映画に追いつけない!それでも僕らは必死にエロティック映画を追いかけている。」 18:00開場18:30スタート  入場料 ¥1,500+1drink (展示観覧料込)

長澤 均 ながさわ・ひとし

グラフィック・デザイナー/ファッション史家。
美術展や本の装丁、CDジャケットなどのデザインのかたわらファッション史・カルチャー史に関する論考を執筆している。

著作に
『流行服 洒落者たちの栄光と没落の700年』(ワールドフォトプレス)、
『昭和30年代 モダン観光旅行 ~絵はがきにみる風景・交通・スピードの文化』(講談社)、
『BIBA スウィンギン・ロンドン1965-1974』(ブルース・インターアクションズ)、
『パスト・フューチュラマ ~20世紀モダーン・エイジの欲望とかたち』(フィルムアート社)、
『倒錯の都市ベルリン ~ワイマール文化からナチズムの霊的熱狂へ』(大陸書房)など。

ポルノ・ムービーの映像美学
エディソンからアンドリュー・ブレイクまで 視線と扇情の文化史

長澤 均(著)
サエキ・けんぞう、中原昌也、ヴィヴィアン佐藤、各氏推薦(帯文)
定価(本体3,000円+税)
発売日 2016年6月29日
サイズA5 ソフトカバー
単行本: 432ページ
出版社: 彩流社 (2016/6/29)
ISBN:978-4-7791-2226-2


詳細は下記より

シネフィルでの紹介記事

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