温泉とリゾート感が一緒に楽しめる湯布院映画祭のもうひとつの醍醐味とは---
さて湯布院映画祭レポートの第2回なんですが、前回は、ちっとも映画祭のレポートではなく湯布院の紹介でしたので、今回は、いったい映画祭がどんな雰囲気なのかをレポートします。
この街は、前回ご紹介しましたが、湯布院映画祭というものの映画館はないんです。
元々の湯布院町であった場所ですが、2005年10月1日に郡内の挾間町、庄内町と合併し、由布市(ゆふし)となりましたが、それでも人口35,000人ほど---
そこで、メイン会場として活用される由布市湯布院公民館。ここ⇩
写真で中央に湯布院映画祭の幕が見えますね。この左に写るのがこの湯布院公民館です。
もっと近づいてみると、"いいコピー"です!!!
ここに張り出されていた、映画祭のタイムスケジュール。
今回の映画祭では、初日は恒例の野外での映画上映が駅前で開催され、李 闘士男監督『お父さんのバックドロップ』で幕を開けました。
会期中には映画編集で有名な洲崎千恵子を特集した企画やその洲崎さんの編集した『百円の恋』主演の安藤サクラさん、『種まく旅人~夢のつぎ木~』の佐々部清監督や『マンガ肉と僕』監督・出演・プロデュースの杉野希妃監督、『ウルトラミラクルラブストーリー』の横浜聡子監督、『花芯』安藤尋監督、主演の村川絵梨さん、熊本で撮られた『うつくしいひと』の行定勲監督など連日多くの映画人が訪れました。
映画の後には、ほとんどの回で上映映画の監督や出演陣などが登壇するシンポジウムが開催され、直接その映画に関わるお話が聞けると同時に、作者たちに質問を投げかけられます。
シンポジウムといっても、見た映画がより身近に感じられ、作者の意図も直接聞けるこの距離感がこの映画祭の醍醐味です。
そして、そして上のスケジュールを見てください。22時の回。
懇親会、パーティ、パーティ、パーティ、そして感謝の夕べ---と連日連夜。
そうなんです、この映画祭の特徴の一つとして、毎晩開催されるのが、上映後の映画人とも懇談できるパーティなんです。
これが、またいいんですよ~
毎日、会場を変えて開かれており、パーティと書かれている日は誰でも会費を払えば参加できるんです。(ちなみに、今年は4,500円でした)
で、シネフィルも何回か顔を出したので、ちょっと雰囲気はというと
ここにも秘密あり!
湯布院映画祭が41回も続く--
バーベキューなどもあり、屋外で開かれたパーティはなんとも自然と一体でいい感じ---
そして、当日上映した監督や出演者の方々も、挨拶---
監督や出演者は、映画愛好家のファンに囲まれ大変です。
毎日がこんな感じなんですよ〜楽しそうでしょ。
フェスのような感じで、なおかつ製作者にも会えちゃうという、素晴らしい企画なんですよ。
今年は、海外からも取材の方々なども見えており、
早速、シネフィルでは湯布院映画祭の印象を逆にインタビューしちゃいました。
取材を受けていただいたのは、海外の映画などのエンタメメディアとして代表的な”THE Hollywood REPORTER”の日本担当記者のGAVIN BLAIRさんです。(動画です)
この、超有名なサイトの方です。
連日、こんな夜会が0時近くまで開かれる。
映画と、映画人とファンが夜更けまで一緒に語り合い---
なんかこれだけで、
映画愛のあふれる映画祭なんだなと納得です。
映画➕温泉➕リゾート感➕フェス感➕グルメの豪華組み合わせが堪能できちゃう---
ここにも、41回も続く秘密を、少しだけ知ることができました。
湯布院映画祭レポート連載3回からは、今回の映画祭で出会った方々をご紹介しますので、お楽しみを---
(つづく)